2001年のおとこ運

第六話

 第六話 シングルマザー!?
どうしよう・・
店の前には産婦人科、
あたるは検査薬では妊娠はしてないと判定されたものの、
まだ疑惑は晴れていない為、産婦人科に行こうかと迷う。
そして、たまたま健ちゃんの彼女が産婦人科から出てきたのを目撃する。

今、妊娠していたら・・・
ごめんね、お母さん。私、親不孝してしまうかもしれない。

一方、
さくらの妊娠疑惑。
伊倉に打ち明けたが話をはぐらかされ、心が傷つき不安になる。
洋子が妊娠検査薬を所持していたのを発見したカヲルも、
洋子に、シングルマザーになる為にカヲルを利用した事、
カヲルはいらないと、自分のPCの中のデータを見せられながら、
はっきり言われてしまった。

そしてあたるは、喫茶店の中で、薬を飲む健ちゃんの彼女を見た。
よく見るとその薬は、抗生物質。妊娠している人が抗生物質など飲まない。
実は彼女は病気であった。
身寄りもなく、治療費も、手術費も払えない彼女に、
健ちゃんはお金を朝晩稼いできていたのだ。
あたると別れた時も、こたつを売るようになってしまったのも、
これが原因だった。
彼女の病気は・・・子宮ガン。 手術の日は決まっていた。
自分の為にも彼女の為にも健ちゃんの為にも、
あたるは昼夜働き、4万5千円+10万=14万5千円を、
同情ではなく、手切れ金だと言い、健ちゃんに渡した。

手術は無事終わり、健ちゃんが店にやってくる。
一緒にくじらを飛ばそうと約束したが出来なかったから、
代わりにあなたに一緒に飛ばしてくれと店長・天羽に2つのくじらを渡す。
照れながらも大きな2つのくじらを持ち、あたるが居る所へ向かう店長・天羽だったが・・
そこで見たものは!!

橋の上―――――
カヲルを励ますあたるが、
「カッコ悪くても、すっごくいいやつ・カヲルがスキだよ」と言った瞬間!
「キスしよっか」とカヲル。
へ?
・・・・・・・・。
カヲルはあたるにキスを!!! した!!!

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