2001年のおとこ運

第三話

 第三話 孤独か?自由か?
突然の臨時店長からあたるへのキスに激怒するカヲル。
そして、店の中での驚きの組み合わせ登場に一騒動、
それぞれの恋がそれぞれに後退した。

笑ってれば、
笑ってる間は、
嫌なことも忘れられる
気合を入れて相手を本気にさせ捨てちゃう作戦を思い立つ。

あたるは、
会社で洋子に無視をされ落ち込んでいるカヲルに、
無視をしたのは洋子の手だ、
あぁいうタイプは、気取ってる半面寂しいのだと言い、
コロッと一発惚れさせる方法を伝授した。
そして、練習として自分を後ろからギュッとするように言った。
カヲルはゆっくりとあたるの背中から
ギュッってした。
・・・・・。
幼馴染の二人。ドキドキ感なんて全然感じなかった。
ホントに?


次の日、カヲルは会社の屋上へ行く廊下で
蛍光灯を変える仕事をしていた。
ふとドアが開いているのに気づき屋上に出てみると、
そこには泣いている洋子が居た。
ふと泣き出したくなる時があるなどと、
寂しさをこぼす洋子の背中を、
カヲルはそっとあたるから伝授した方法で
抱いた&「大丈夫だよ。俺がいるから。寂しくなったら俺がいるから」。

偶然その光景を見ていたあたる。
なーーんか、寂しい。

自分の部屋に帰る。
っが!
中にはすき焼きを楽しんでいた妹と伊倉が居た。
私だけ一人ぼっち。
なーーーんか、寂しい。

仕方なくあたるは、カヲルの家へ行く。
カヲルが帰宅。
っが!!
なんと洋子も一緒だった。
「家に帰る」とウソの遠慮をした。
本当に一人ぼっち・・・。

孤独?自由?どっちも?

行く所がなくなってしまったあたるは、
偶然店の前を通りがかる。
臨時店長に散々嫌味を言われた後、
店番まで任されてしまった。
店には暖房は無く、臨時店長はなかなか帰って来ない。
寒さに耐え切れず、待ちくたびれたあたるは、
店のお酒を飲んで飲んで飲みまくってしまった。
酔っ払って酔っ払って一人で大爆笑(笑)

そして、店長が帰ってきた頃には、
スッカリ眠ってしまっていたのである。
そしてそして・・
こーゆー時に限って・・
なんと!砂山健(逃げた彼氏)から携帯に着信が入った!
眠っているあたる。
店長は迷った末、電話に出た。
っが!すぐに切れた!

一方、カヲルと洋子。
カヲルは拒んでいたが、洋子の甘い誘いにとうとうのってしまった。
そう。
Hしてしまったのだ。
しかし・・・
何故か洋子は手帳を見つめる。
排卵日に印をつけ、ニヤリと笑うのだった。

そしてそして!
目を覚ましたあたるの横にいたのは、
裸のままの店長だった。
あたるも裸!

人生、何があるのかわからない!!
一寸先は闇?!?!

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