不思議の海のナディア




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 エヴァンゲリオンでチョ〜有名なガイナックス初(?)  のTVシリーズです。
 どこかの本で、「ガイナックスにTVシリーズができるのか?」 と書かれていましたが、案の定、週1放映に耐え切れず、 後半はお休み頻発でイライラしたものです(苦笑)
おまけに絵の質の低下、色指定のお粗末さまで露呈して、 ストーリーがよかっただけに悔やまれる作品です。

 ナディアはTVシリーズと劇場版がありますが、 劇場版はいただけません!! TVの流用しすぎで、 ストーリー自体もかなり貧弱。
 金返せ! コールをしたいくらい腹立たしかったのを覚えてます。
 LD買っちゃったけどさ(苦笑)
原作というか原案は、 SF作家として有名なジュール・ベルヌの「海底2万海里」です。
 読んでみたいとは思っているのですが、実のところ、 思っているだけ(苦笑)
 19世紀後半、 謎の宝石「ブルーウォーター」を持つサーカスのスター・ナディアと、 発明好きの科学少年・ジャンの2人が、 未だ人類が持ち得ない潜水艦にひょんな事から乗ることになり、 人類征服を企む組織「ネオ・アトランティス」との争いに巻き込まれていく。

 ストーリーは多分にキリスト教のエッセンスを含んでいます。
 庵野監督の趣味なんでしょうかね?
また、宇宙戦艦ヤマトのエッセンスも多分に含んでます。
 これは完璧に庵野監督の趣味だそうで、 庵野監督はヤマト好きで知られているそうです。
 宇宙戦艦ヤマト(パート1)とナディアを見比べると、 結構楽しめるかも知れません。

 潜水艦アニメと言ってもいいかもしれません。
 papa-fは、ナディアの中ではノーチラス関連の話の方が好きです。
 無人島(レッドノア上)での話、旧タルテソス王国への道中の話は、 私的には冗長に感じましたね。
 画質が悪化してるのもこの辺だし(苦笑) 普通の軍艦と違って、 潜水艦の運用に関してはわからない事が多いのですが、 その運用に関しての入門作品的に感じられますね。
 ノーチラスを軍艦と言うとネモ船長に怒られますが…(苦笑)

 話は変わって、ナディアは菜食主義者です。   肉は嫌いです。
 なぜかと言うと、彼女は動物の声が聞こえてしまうからです。
 まあ、ブルーウォーターのせいでしょうけど、 それを他者に押し付けるのはいかがなもんでしょうね?
彼女は作品中で「かわいそうだから」と言っています。
 でも、弱肉強食の世界で生きてる動物にとっては、 それは当たり前のことなのです。
 人間は雑食なんだから、植物を食えと言われても、 サルや犬だって雑食です。
 サルに至っては、別種のサルも食っちゃいます。
 そんな雑食性の動物に植物だけを食えなんて強制はできないですよね。
 人間には知性があるから、なんて言うのは、 人間のエゴに過ぎないと私は思ってます。
 知性の有無で生き物を差別してるだけです。
 でも、その知性にしたって「人間の知性」に過ぎないのです。
 犬には犬の、猿には猿の知性があるはずです。
 大体、最近の研究では植物にも感情がある事がわかって来ています。
 そんな事を考えていたら、食べる物がなくなっちゃいます。
 某緑豆の方や、過激な動物愛護団体の方々は何を食べるんでしょうね?  本当に「かわいそう」なのは、食べもしないのに殺してしまったり、 食べ残しをすることじゃないでしょうか。
 宗教では「殺生を禁ず」なんてありますけど、 あれはきっと「無用な殺生を禁ず」なんでしょう。
 有用ならば殺生もやむを得ず、だと思います。
 人は神様じゃないんだから、生まれながらに「業」を背負っているのだから、 それを承知で生きていきましょう!  自分が生きるために、その命を奪った生き物に対して、 感謝と尊敬の念を持ちましょう。
 私はナディアに、そう言ってあげたい。
 ちなみに、私の食いすぎも「かわいそう」 の内に入りそうな気がします(汗々)
 なんか作品の感想じゃないような気もするけど、 この作品を見てるとそういう考えも浮かんでくると言う事で、 ご容赦を。

 最後に、またまた好きなキャラをあげときましょう。
 サンソン、この無茶苦茶な怪力加減がすばらしい!!  男気のあるいい男です(笑)
 好きなメカだと、やっぱりグラタン(カトリーヌ)ですね。
 レッドノアのバベルの火、発射突入ボルトをグラタンで「栓」をして、 バベルの火を破壊したシーンは涙物ですよ。
 サンソンの「ありがとよ、グラタン」のセリフが泣かせます。


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