●牡、鹿毛、昭和21年〜45年
皐月賞、菊花賞優勝を含む31戦21勝の戦績が示すとおり、確かにトサミドリは強烈に人々の記憶に残る馬だった。しかし、同馬がその戦績以上に貢献したのは、競走生活を終えてからのことだった。供用初年度から東西3歳代表馬を出したのを初めてとし、以降も天皇賞、ダービー、有馬記念、菊花賞の優勝馬を排出し続け、内国産種牡馬としての地位を確立した。
トサミドリが日本の競馬界に残した功績は、計り知れないものがあり、現在でもその血は子孫たちに脈々と受け継がれている。
血統 父:プリメロ
母:フリッパンシー
生産地・生産者 青森県 盛田牧場
馬主 斉藤 健二郎 氏
調教師 望月 与一郎 師
騎手 浅野 武志、田中 康三、小溝 秋吉 騎手
厩務員 伊藤 茂利 厩務員
競走成績 31戦21勝
主な勝ち鞍 皐月賞、菊花賞
総獲得賞金 5,494,060円
繋養地 北海道 静内稗田牧場
主な産駒 キタノオー(朝日杯3歳S、菊花賞、天皇賞・春)、トサモアー(阪神3歳S)、キタノヒカリ(朝日杯3歳S)、メイジミドリ(阪神3歳S)、トサオー(天皇賞・春)、コマツヒカリ(日本ダービー)、ガーネット(天皇賞・秋、有馬記念)、マツカゼオー(朝日杯3歳S)、キタノオーザ(菊花賞)、ホマレボシ(安田記念、有馬記念)、ヒロキミ(菊花賞)オータジマハルボートサキングフェニックスライトリア(中山大障害)
選考年度 昭和59年