●牡、鹿毛、昭和63年〜
空前の人気を集めたオグリキャップが引退した翌年、日本ダービーで新たなヒーローが誕生した。
トウカイテイオー、彼は皐月賞を含めデビュー以来負けを知らないまま日本ダービーに挑み、当然のように圧勝した。「次は3冠だ」この時人々は彼と彼の父”史上最強”とうたわれたシンボリルドルフの活躍をだぶらせていた。しかし、その後の彼の競走生活は父ほどには順調ではなかった。
勝利をもたらす類い希な瞬発力は、皮肉にも度重なる故障の原因ともなったのだ。
けれども、ジャパンカップでオーストラリアのダービー馬との接戦を制し、1年振りにターフに立った有馬記念では常識を覆す勝利を飾った。
結局その復活劇でG14勝目をあげ、競走生活に終止符をうった。父から受け継いだ誇り。
自ら築きあげた伝説。何時の時代も、競馬には彼のようなスターホースが必要だ。
血統 父:シンボリルドルフ
母:トウカイナチュラル
生産地・生産者 北海道 新冠 長浜牧場
馬主 内村 正則 氏
調教師 松元 省一 師
騎手 安田 隆行、岡部 幸雄、田原 成貴 騎手
厩務員 東 郁夫 厩務員
競走成績 12戦9勝
主な勝ち鞍 皐月賞、東京優駿、ジャパンC、有馬記念
総獲得賞金 635,633,500円
繋養地 北海道 早来 社台スタリオンステーション
主な産駒 特になし
選考年度 平成7年