●牝、青鹿毛、昭和58年〜
鮮やかな勝利を見せつけたかと思うと、今度は惨敗してみたり、4歳の春先まではまだ脆さを隠しきれない”気まぐれ娘”だった。
しかし、いつの間にかそんな精神的弱さも解消され、鞍上に河内洋を迎えて臨んだ桜花賞トライアルからは連勝街道を走っていった。
桜花賞、オークス、エリザベス女王杯と4歳牝馬のG1レースにすべて優勝、さらにそれらのトライアルもすべて優勝し、まさに”完全”な強さを誇示し続けた。
そして、気がつけば史上初の”牝馬3冠”、史上初の”牝馬3億円馬”、史上初の重賞6連勝。そして牝馬としてはトウメイと並んでタイ記録の重賞勝ち鞍7と、数々の偉業を成し遂げた。
将来、思いでとしてメジロラモーヌの名とその”記録”を振り返るとき、人々は改めてその偉大さに気づくはずである。
血統 父:モガミ
母:メジロヒリュウ
生産地・生産者 北海道 伊達 メジロ牧場
馬主 有限会社メジロ牧場
調教師 奥平 真治 師
騎手 河内 洋、柏崎 正次、小島 太 騎手
厩務員 小島 浩三 厩務員
競走成績 12戦9勝
主な勝ち鞍 桜花賞、優駿牝馬(オークス)、エリザベス女王杯
総獲得賞金 311,920,100円
繋養地 北海道 伊達 メジロ牧場
主な産駒 特になし
選考年度 昭和62年