The 51st King George VI And Queen Elizabeth Diamond Stakes

楽に突き放すガリレオ(左)

GREAT GALILEO

●第51回キングジョージ6世&クイーンエリザベスSはまるで昨年のレースを見ている様でした。
黒の勝負服に引き続き2着になったのがゴドルフィンブルーの勝負服。
ファンタスティックライトは3yoチャンピオンのガリレオに全く歯が立ちませんでした。
昨年、同じオーナーのモンジューに全く子供扱いされたと同様に。
今年はレーシングポスト紙の予想では本命だったんだけどな〜〜〜。
ガリレオは無敗で英・愛ダービー、そしてこのレースを制しましたが、これはニジンスキー以来2頭目の快挙なのです。
勝ちタイムの2分27秒71というのは昨年度より1.79秒も速い素晴らしいものでしたが。
何故か素直に認めたくないガリレオの実力。
対戦相手が弱すぎたのか、ガリレオが強すぎるのか、それは解りません。
どういうわけか、騎乗停止処分を受けていたはずのM.キネーン騎手が乗ってたし。
取りあえず、欧州で今一番ホットな馬には違いないのだが、馬主グループの思い通りに事が進んで行くのは、あんましおもろない。
M.テーバーやJ.マグナイア氏の様な億万長者の馬が活躍するとなると、更に気に食わん。
モハメド殿下が可哀想に思えてしまいます。>彼も億万長者だが
大体、ファンタスティックライトじゃ力不足も甚だしいよ!
だって、ステイゴールドに負けてしまう様な馬だもん。
伊ダービー馬のモルシェディーも仏ダービー馬のアナバーブルーも全然話にならん。しっかりしろ!っちゅ〜〜の。
・・・・・・・・・・・
欧州は8月からフランス・英国・独逸・アイルランドと勝負の掛かったG1レースが続きます。
A.オブライエン師の天下はまだまだ続くのでしょうか!?(゚ε゜;)

優勝したガリレオとファンタスティックライトとの着差は2馬身と言う事になっているが、見た感じだとガリレオはまだマジに走ってないので大楽勝に近いです。
勝利ジョッキーのM.キネーンは『私は今までこんな凄い馬には乗った事が無い!』などと吠えているが、モンジューの時も言ってなかったかい?
また、勝利調教師のA.オブライエン師はイヤミなのか社交辞令なのか
『ガリレオにとって初めての厳しいレースになったと思う。彼は多くを学んだと思うよ。』
などとコメント。
様子次第ではG1愛チャンピオンSに進ませる事もあるらしい。
勝利オーナーのM.テーバー氏は大喜びで、『興奮させてくれるね!この馬には全てが備わっているよ。血統と決め手。彼はレースでそれを証明したんだ。ホントに全てが備わっている馬だよ。』
ま、高く売りたいオーナーとしては口が軽くなるのは解るが、毎年同じ事を言うな!っちゅ〜〜の。

一方、敗れた側のモハメド殿下は潔い。
『言い訳はしない!』とコメント。
『ファンタスティックライトはドゥバイミレニアムではない!しかし、彼はグッドホースなんだよ。
今日のレースでよく分かりました。ファンタスティックライトがガリレオの内側に並んだ時、これはイケる!と思ったんだけどね。』
モハメド殿下はガリレオ陣営に祝辞を贈り、ガリレオの様な素晴らしい馬を生み出した事に賛辞を贈りました。
ファンタスティックライトのスタミナ不足、斤量のハンデが影響した事にも少し触れました。(言い訳してるじゃん(笑))
最後に脚が止まってしまったのはスタミナ&走る気の無さだと思うが・・・。
そして、愛チャンピオンSでのガリレオとの再戦を表明しました。
『我々は負ける事を怖れません。常にレースに臨むだけなのです!このような素晴らしい馬達が一緒に走る事。それをファンに見てもらう事。それが一番大切な事なのです。』
とモハメド殿下は付け加えました。(このサバサバ感から伺い知れる事は、既に殿下の中では来年の事でいっぱいなのだろうと言う事。)
そりゃそうだろ!ファンタスティックライトは今更失うモノは一切無い。
どう見ても二線級の彼は種牡馬としても高くは売れないだろう。それは殿下が一番解っていると思う。
負ける事で多くを失うのはガリレオ陣営なのだ。
果たして、本当に愛チャンピオンSに出走してくるかどうか?・・・ガリレオ陣営の策略は巡る。



King George VI And Queen Elizabeth Diamond Stakes (Group 1)
 3yo以上 アスコット競馬場 芝12F
 12頭立て 馬場:良固
着順 着差

馬名

枠番 調教師 馬齢 斤量 騎手 オッズ

1

2分27秒71

Galileo (IRE)

(7)

A P O´Brien

3

 8-9

M J Kinane

1/2F

2

2

Fantastic Light (USA)

(3)

Saeed Bin Suroor

5

 9-7

L Dettori

7/2

3

1

Hightori (FR)

(8)

P Demercastel

4

 9-7

G Mosse

22/1

4

shd

Storming Home

(10)

B W Hills

3

 8-9

M Hills

25/1

5

3

Millenary

(2)

J L Dunlop

4

 9-7

K Fallon

25/1

6

8

Golden Snake (USA)

(5)

J L Dunlop

5

 9-7

Pat Eddery

25/1

7

1 1/2

Anabaa Blue

(9)

C Lerner

3

 8-9

C Soumillon

18/1

8

shd

Morshdi

(1)

M A Jarvis

3

 8-9

P Robinson

25/1

9

2

Mutamam

(12)

A C Stewart

6

 9-7

R Hills

20/1

10

2 1/2

Chimes At Midnight (USA)

(4)

Luke Comer

4

 9-7

W Smith

200/1

11

2 1/2

Give The Slip

(6)

Saeed Bin Suroor

4

 9-7

D O´Donohoe

66/1

12

7

Ice Dancer (IRE)

(11)

A P O´Brien

3

 8-9

P J Scallan

200/1

 
1着馬
オーナー: Mrs John Magnier & Mr M Tabor
生産者: D Tsui And Orpendale
調教師: A P O'Brien
2着馬: オーナー: Godolphin
3着馬: オーナー: Gary A Tanaka