●レース後・・・うわさ話●


MILLENNIUM GETS THE VOTE

競馬人から見た場合・・・もしも、愛チャンピオンSでドゥバイミレニアムとモンジューが対決が実現すれば・・・ドゥバイミレニアムに分があるだろうと見られているようです。
どっちにしても・・・今シーズン中に2頭の対決を見たいと大多数の人々が思っているのは事実です。

クレアー・ボールディング氏(BBC競馬通信員)の場合・・・

私はモンジューが勝つと思います。なぜならドゥバイミレニアムを捕まえるためのペースメーカーを出走させるだろうからね。
私はドゥバイWCの時のF.デットーリ騎手とサイモン・クリスフォード氏の発言を憶えています。
ドゥバイミレニアムが喧嘩好きな馬なので競り合ってきたらやり合うだろう・・・そのことが心配である。
というようなことを言っていたと思います。
ドゥバイミレニアムはその頃に比べて大人になっているが、パドックは別として精神的な欠点がモンジューよりも多いように思います!
モンジューの走りは全てを打ち負かすだろう。そしてドゥバイミレニアムはかろうじて1+1/4マイルを走りきることができるでしょう。

ケビン・ダーレイ(騎手・キングジョージSでビートオールに乗り4着)の場合・・・

あの2頭に乗れるのなら何でもするだろうね!
2頭とも途方もなく素晴らしい馬だし、2頭が対決することは競馬界にとって素晴らしいことだと思うよ。
私はパワーのある方が勝つと思うけどね。
私にはどちらを選ぶかなんてことはできないよ。未だに、土曜日のモンジューが追い抜いていった時のあまりにもの速さを信じることができないんだ。
マジでキャンターだったんだよ!・・・あんな風にキングジョージSを勝つ馬がいると思うかい!

ナイジェル・グレイ氏(BHBハンディキャッパー)の場合・・・

芝においてはモンジューの方に分があると思います。
ドゥバイミレニアムがそれに匹敵する走りをしたのはドゥバイWCの時だけでしょう。
ドゥバイミレニアムがドゥバイWCで見せたような楽勝劇やモンジューが今シーズンに走った3レースの勝ちっぷりを見て、正確なレイティングを出すのは非常に難しいことです。
2頭が対決したときこそ初めて比較ができるのですから。
私は2頭の対決を是非見たいとは思っているけど。レーシングポスト紙を13,4年前に止めてから何だかんだ言うのは止めたんだ。
今の雇い主も望んでないだろうしね!

マーク・ジョンストン師(リーディング調教師)の場合・・・

う〜〜ん、何処でやるのか?距離は何マイルを選ぶのか?・・・そこに2頭の勝負は掛かっているでしょうね!
1+1/4マイルまでならドゥバイミレニアムの距離だろうし、1マイル半ならモンジューの距離だろうし!
誰にも分かりゃしないさ!・・・私はただ2頭の対決が見たいだけなんだ!
2頭は非常に拮抗しているけれど、私なら1+1/4マイルならドゥバイミレニアムで行くし、1マイル半以上ならモンジューで行くだろうね。

アンガス・ローラン氏(BBC賭博委員)の場合・・・

自信をもってモンジューだといえますね!
モンジューには感動させられっぱなしですから・・・なるほどドゥバイミレニアムも非常にワクワクさせてくれる馬ですけど・・・
しかし、1+1/4マイル以上になれば自信を持ってモンジューを推します!
あの2頭は全くもって機械のような馬だね!

ジョン・マクリリック氏(チャンネル4賭博委員)の場合・・・

私はドゥバイミレニアムを推すね!
10Fのレースならドゥバイミレニアムが勝つと思う。10Fという距離はモンジューには向いていないと思います。
モンジューは10Fのレースに勝つことができるが、12Fホースであり、ドゥバイミレニアムは9Fあるいは9.5Fホースであり、10Fというのは非常に彼の得意距離に近いと思います。
レース距離が完全にキーポイントになりますね!
ドゥバイミレニアムは豊かなスピードでモンジューを押さえ、モンジューはミレニアムを捕まえることはできないでしょう。
ドゥバイミレニアムが唯一負けたのが12Fのダービーだということを思い出してくださいね!

ジム・マグラス氏(タイムフォーム紙重役・チャンネル4司会者)の場合・・・

どちらが勝つなんて事は言いたくないですね!・・・素晴らしいレースになるでしょうけれど。
はっきり言うけど、どちらが勝つかということに煩わされるのは嫌なんだ!
2頭が走ることは非常に素晴らしいことだと思います。お互いに対照的な馬だしね。是非見たいとも思ってます。
馬場・作戦・他の出走馬達が非常に重要な鍵を握ることになるでしょう。

ジェラール・モッセ騎手(フランスリーディング騎手)の場合・・・

両者とも偉大な競走馬だと思うけれど、少しだけモンジューが有利だと思いますね。
どちらかに乗れるのなら喜んで乗りますけど・・・。

デレック・トンプソン氏(チャンネル4競馬通信員)の場合・・・

1+1/4マイルで良馬場なら、私はドゥバイミレニアムを支持しますね。
ただし、多頭数にならなければだけれども・・・。

ジュリアン・ウィルソン氏(元BBC競馬通信員)の場合・・・

馬場が良固ならドゥバイミレニアムが勝つでしょう。
モンジューは固い馬場だと合わないが、ドゥバイミレニアムの方は合うでしょう。
もし、馬場が良柔なら両者に差はないと思います。凄い対決になるだろうし、両者の差は半馬身以上は開かないと私は思っています。
そのためにも、お互い故障を起こさないように願っています。
※OTEFの独り言※
モンジューとドゥバイミレニアムの対決・・・片やスピード豊かなステイヤー、片や破天荒な中距離馬・・・
これは最近の日本で言えばエルコンドルパサーとサイレンススズカの対決に置き換えることができそうです。
エルコンドルパサーの騎手であるエビショーも言っていたが・・・心残りがあるとすればと聞かれて・・・
「2000mでもう1回サイレンススズカとやってみたかった。追いついたよ!絶対に!」と。
我々も是非見たかったが、サイレンススズカは戦死し、エルコンドルパサーは戦場を国外に求め、引退してしまった。
あの年の毎日王冠がもう1回見られるとしたら・・・我々は狂喜乱舞してしまうでしょう。
しかし、欧州の人々はこのように興奮すべき対決を見るチャンスを持っているのだ!
非常に羨ましいかぎりである。
しかしながら、モンジューのオーナーであるM.テーバー氏は積極的に両者の対決を実現しようとしているが・・・・
ドゥバイミレニアムのオーナーサイドはあまり興味が無いようである。
これがアメリカならば、マッチレースなどが行われるのだろうけど・・・競馬が市民のものでない国(英国)の競馬者は辛いね!
さて、これから先をじっくりと見守ることにしよう。