●今季古馬欧州中距離路線の最初のG1レースが5月27日(日曜日)にアイルランドのカラー競馬場で行われました。
G1タタサルスゴールドカップに集結したのは6頭。
昨年のエミレーツ・ワールド・シリーズチャンピオンのファンタスティックライト。
昨年度BCターフ優勝馬のカラニシ。ガネー賞の勝ち馬ゴールデンスネーク。
前走のドゥバイシーマクラシックで苦杯を嘗めたファンタスティックライト陣営はペースメーカーを出走させて万全の準備。
ファンタスティックライトは単勝2.25倍の1番人気に応えた結果となりました。
残り2Fでゴールデンスネーク(P.エデリー騎手)と壮絶な叩き合いを演じクビ差の辛勝だったが、強さを見せました。
ペースメーカーのギヴザスリップは大役を果たした模様です。
期待されていたカラニシは末脚が伸びず3着止まり。
この優勝を起点としてファンタスティックライトの欧州キャンペーンは本番を迎えます。
チーム・ゴドルフィンのレース監督サイモン・クリスフォード氏のコメント・・・
『彼は素晴らしい!目標のG1キングジョージの前にロイヤルアスコット開催のG1プリンスオブウェールズSに出走させる予定です。
今季の彼には欧州のトップクラスのレース(10Fか12F)に絞って走らせる予定ですだって彼はトップクラスですから。』
また、彼はペースメーカーとして走ってくれたリチャード・ヒルズ騎手(ギヴザスリップの鞍上)にもねぎらいの言葉を掛けました。
『リチャードは良い仕事をしてくれたよ。ギヴザスリップ自体素晴らしい馬にもかかわらず、このレースに限ってはファンタスティックライトの為にレースを進めてくれた。』
勝利騎手L.デットーリのコメント・・・・
『ファンタスティックライトは好調だね。負けたのはシーマクラシックでちょっとだけだし・・・、あの時は日本馬にやられちゃったっけ。』
2着に入ったゴールデンスネークを管理するJ.ダンロップ師。
『ゴールデンスネークの走りには大変満足しています。改めてトップクラスの能力を証明してくれました。
事前に雨が降ってくれたことも良かったね。大本番のG1キングジョージの時も降って欲しいものだね。』
師はまた、ゴールデンスネークのオーナーがナショナルスタッドということで、国のために走らせる!ともコメントしました。
一方、良いところ無しのカラニシの鞍上K.ファロン騎手のコメント・・・
『この一走で状態は良くなると思いますよ。』
カラニシの次走はG1プリンスオブウェールズSである。
|
着順 | 着差 | 馬名 | 調教師 | 馬齢 | 騎手 | オッズ |
PM |
1 |
2:13.40 | Fantastic Light (USA) |
Saeed Bin Suroor |
5 |
L Dettori |
5/4F |
128 |
2 |
nk |
Golden Snake (USA) |
J L Dunlop |
5 |
Pat Eddery |
7/1 |
127 |
3 |
3 |
Kalanisi |
Sir Michael Stoute |
5 |
K Fallon |
7/4 |
123 |
4 |
1 |
Give The Slip (GB) |
Saeed Bin Suroor |
4 |
R Hills |
25/1 |
121 |
5 |
7 |
Bach |
A P O´Brien |
4 |
M J Kinane |
20/1 |
109 |
6 |
13 |
Muakaad (GB) |
D K Weld |
4 |
P J Smullen |
7/1 |
87 |