アーリントンミリオン

●知らないうちにと言っては失礼かもしれないが、何の注目もなかったアーリントンミリオンが終わりました。^^;
アメリカ馬の1-2-3フィニッシュで終わった今回のレース。
スローの展開の前残り。ペースは欧州ペース、展開はアメリカらしいものですね。
後ろから行った武君の馬は勝負になりませんでした。
まあ、全馬1団となったなんとなく締まった展開はさすがはグレードレースだなとは思いましたが、メンバーが情けなさ過ぎ。
欧州からの有力馬ではパオリーニくらいかな。
この馬は昨年活躍した馬だが、もう年だ。(笑)
優勝したビートホローはシンダールと同い年でG1英ダービーでは6馬身差の3着に入っている。
そしてG1愛ダービーに行っては勝ち目無しなのでフランスのG1パリ大賞に出走し見事優勝。
その後。1年間休養し、アメリカに転厩。
さすがに、アメリカの芝馬のレベルは低いので(笑)G1レースでも大威張り!
今年5月4日にチャーチルダウンズ競馬場で行われたG1ターフクラシック(9F)ではウィズアンティーシペイションを破って復活の雄叫びをあげ、6月8日のベルモント競馬場で行われたG1マンハッタンH(10F)でもフォービドゥンアップルに2馬身差で快勝している。
前走のデルマー競馬場で行われたG1エディーリードH(9F)では、今回2着に入ったサラファンに負けていた。
これでG1レース3勝目。秋のG1BCで好成績を上げれば最優秀芝馬のタイトルを取ることができるだろう。
3着のフォービドゥンアップルや5着のファルコンフライトがマイラーでありながら、最後までよく追い込んだり付いていけたのはやはり、レースのレベルが10Fのものではなかったということであろう。
3yo馬以上というレースでありながら、古馬しか出走しないというのはやはり観ていて面白くない。
欧州の強力なメンバーが、キングジョージに回ったことや、夏場の休養にはいっていた事などもあるがもう少しレベル維持を考えた方がいいだろう。
日本の宝塚記念の様な、何の意味もない国際G1レースにはなって欲しくない。
とにかく、毎年この様なレベルなら日本から遠征しても軽く勝てるのではないだろうか。
もう少し賞金アップすれば行く馬主も増えるであろう。
さて、今年のBCはアーリントン競馬場で行われるが、予行演習になった馬がいれば幸いである。
尚、このレースはワールドシリーズの第5戦に組み込まれているため、ビートホローに12ポイントが与えられました。
Arlington Million XX (Grade 1)
2002/8/17 アーリントン競馬場 芝10F 3yo以上 馬場:固 9頭立て
着順 着差 馬名 枠番 調教師 馬齢 斤量 騎手 人気

1

2分2秒94

Beat Hollow (GB)

(7)

R J Frankel

5

 9-0

J D Bailey

7/10F

2

hd

Sarafan

(1)

N Drysdale

5

 9-0

C Nakatani

41/10

3

nse

Forbidden Apple

(2)

Christophe Clement

7

 9-0

J Santos

46/10

4

hd

Ulundi (GB)

(6)

P R Webber

7

 9-0

R Hughes

30/1

5

nse

Falcon Flight (FR)

(8)

D Burke Iii

6

 9-0

R Douglas

171/10

6

nk

Paolini (GER)

(4)

A Wohler

5

 9-0

A Suborics

79/10

7

2 3/4

Cheshire (GB)

(3)

J E Hammond

5

 9-0

Y Take

45/1

8

3/4

Freefourinternet

(9)

B J Meehan

4

 9-0 b

Pat Eddery

59/1

9

7

Mystery Giver

(5)

C Block

4

 9-0

K Desormeaux

29/1

 
<ビートホロー> 牡・5yo 1997年3月22日生まれ 鹿毛
父:サドラーズウェウズ
母:ヴェミスバイト(ダンシングブレーヴ)
通算成績:8戦6勝
主な勝ち鞍:G1アーリントンミリオン、G1ターフクラシック、G1エディーリードH、G1パリ大賞、
G1英ダービー3着。
オーナー:Juddmonte Farms
生産者:Juddmonte Farms
調教師: R J Frankel

2002/8/26 UP