第5回インターナショナル・ジョッキーズ・チャンピオンシップ・レース開催
●今年で5回目を迎えた同シリーズは12月11日に香港のハッピーヴァレー競馬場で行われました。
世界中から12人のスーパージョッキーが王座を競ったわけですが、総合優勝したのは地元香港代表のD.ホワイト騎手でした。
3つのレースでの獲得ポイントで競われたわけですが、同騎手の獲得ポイントは19。
第1レース-4着、第2レース-3着、第3レース-優勝という尻上がりの成績でした。
総合2位にはドイツ代表のA.シュボリクス騎手が14ポイントで入りました。(10着、優勝、5着)
昨年は、くじ運が悪くて(乗り馬が悪すぎた)さっぱりお話にならなかった日本代表の武騎手だったが、今年は違った!
第1レースでいきなり優勝し12ポイント奪取。幸先は良かった。が、残り2レースでノーポイントに終わり総合3位だった。
1998年の優勝騎手O.ペリエ騎手は随所に素晴らしい騎乗を魅せたが総合4位。1999、2001年の優勝騎手L.デットーリ騎手は2ポイントしか獲れず痛恨の9位(笑)。
第1レース
第2レース
第3レース
順位 騎手
着順
ポイント
着順
ポイント
着順
ポイント
総合ポイント
1
D Whyte
4
3
3
4
1
12
19
2
A Suborics
10
0
1
12
5
2
14
3
武 豊
1
12
8
0
7
0
12
4
O Peslier
3
4
2
6
8
0
10
5
M W Leung
2
6
-
-
4
3
9
6
M Kinane
6
0
7
0
2
6
6
7
M Demuro
8
0
10
0
3
4
4
8
D Oliver
11
0
4
3
6
0
3
9
L Dettori
9
0
5
2
10
0
2
10
E Prado
5
2
9
0
11
0
2
11
K Fallon
12
0
6
0
9
0
0
12
S Dye
7
0
11
0
12
0
0
【備考】
昨年も書いたけど選手権にしてしまうにはレース数が少なすぎですわ。たったの3レース。しかも、レース距離が1650m2個と1800m1個。
レース数を増やして、距離もバリエーション増やせば盛り上がると思うけどな〜。英国のシャガーCみたいな感じですな。
日本のワールドスーパージョッキーシリーズは2日間に分かれているのでちょっと違うけど。
日本の場合はもっとレース数を増やすことは可能だから最低で3レースずつの2日間にすればおもろいかもしれない。
それにしても、第1レースの武騎手は上手く乗った。直線中ほどでぐい〜〜んと伸びての快勝。
勝ち馬クラサウインは3番人気だったがエライ強く見えた。1番人気のジャストインタイム鞍上のK.ファロン騎手は最下位の12着だった。
第2レースは逃げたO.ペリエ騎手鞍上の3番人気スパーエリートがまんまと逃げ切れるか!
と思われたが直線で馬群をぶち破って出てきたA.シュボリクス騎手鞍上のバウンティフル(2番人気)が鬼脚を発揮してゴール前で差し切って優勝した。
尚、1番人気のアレザレ鞍上のK.ファロン騎手は6着だった。第1レース優勝している武騎手は人気薄のダイアモンドアンドゴールドで8着。
第3レースはO.ペリエ騎手鞍上の3番人気エクスペディエントが大逃げ!3角までリードを保ったが、道中2番手で折り合いを付けていた1番人気D.ホワイト騎手鞍上のデインヒルウォリアーが直線で抜け出して先頭に。
このまま決まるかと思ったとき、今まで眠っていたM.キネーン騎手鞍上のボボダック(5番人気)が内を突いて強襲。
2頭の叩き合いは壮絶だったが、結局D.ホワイト騎手がハナ差制して総合優勝を決めた。
2番人気のシーヴァスラッド鞍上の武騎手は末脚届かず7着。大逃げしたO.ペリエ騎手は8着だった。
2002/12/14 UP