The Audemars Piguet QE II Cup (G1)

●色々と問題もあり、やっと本年度の選手権シリーズ第1戦を迎えることになりました。
しかし、SARSの影響でチーム・ゴドルフィンや欧州からの遠征馬は無し。まあ、実際恐いですよね。何人も死んでるし・・。
そんな中、ディフェンディングチャンピオンであるエイシンプレストンが出走する。
同馬はシャティンの馬場には抜群の適応を見せていて、過去3走し2勝を上げている。(G1香港マイル、G1QE2世C)
今回ここで勝てばG1レース3勝のハットトリックを達成し、おそらく香港の殿堂馬に選ばれるであろう。
この後、シンガポールに遠征し、日本馬初のワールドチャンピオンを狙う!と陣営は意気込んでいたが・・・。
SARSの影響で、シンガポール競馬会がG1シンガポール航空国際Cの開催中止を発表。
前途多難なエイシンプレストンであるが、国内芝最強馬は私も認めるところであるのでドンドンチャレンジして欲しい。
さて、4月27日日曜日にシャティン競馬場芝2000mで競われる本レースの枠番が決定したので報告します。

馬番

馬名

調教国

枠番

1

エイシンプレストン

JPN

1

2

PAOLINI

GER

13

3

PRECISION

HK

12

4

EVENTUAIL

SAF

5

5

HOUSEMASTER

HK

2

6

HELENE VITALITY

HK

3

7

COME SEE YOU

HK

6

8

RED PEPPER

HK

11

9

SELF FLIT

HK

10

10

RIVER DANCER

HK

8

11

GIFT

HK

4

12

VISORHILL

HK

9

13

ELEGANT FASHION

HK

7

 

エイシンプレストンは最内の1番枠を引きました。昨年優勝したときは5番枠からのスタートですぐに下げてレースを進めているので問題は無いでしょう。
第1コーナーまでの距離が短いので、ゴチャゴチャする場面を乗り切れば大丈夫だ。
本日24日の本場馬調教では1200mを追われ、ラストの2Fを21秒5で駆け上がってきた。絶好調である。
『香港ではG1に2勝してるし、この馬はスターやね。今回も是非とも勝ってハットトリックといきたいもんやで。
前走では、斤量が軽いという理由でダートのレースに出したんやけど、全然ダメやった。
で、今回は芝のレースや。枠番は全然気にしとらんのや。あくまでも乗り役に掛かっとる。祐一次第やな。』

と北橋師は語った。【注:怪しい関西弁はOTEFの意訳です^^;】
 昨年のG1香港C優勝馬のプレシジョンは12番枠を引いた。
『この枠番はG1香港Cに優勝したときと同じだ。動きも同じくらい良いしね。』
と自信ありげなD.オートン師であるが、あの時は本当にラッキーだけの勝利だったからな〜。
 ドイツ馬のパオリーニと南アフリカ馬のイヴェンチュアイルの2頭はダートコースで追い切った。
パオリーニは大外の13番枠を引いてしまった。昨年のG1香港Cで2着に入ったときは1番枠だった。
『ちょっと残念だね。数字も悪いしね・・・。(13番は不吉ではある)できれば内側に入って欲しかった。』
とS.ヴェラー調教助手は語った。(彼の兄はA.ヴェラー師である)
イヴェンチュアイルはまあまあの5番枠。陣営は安堵の表情だった。
 さて、このレース人気になると思われるエレガントファッションは7枠。
同馬は牝馬であるが、前走では香港ダービーに優勝している。コンディションは前走時同様良さそうである。

 尚、出てくれば強力なメンバーとなったであろうオリンピックエキスプレスはこのレース回避した模様。

2003/4/24 UP