発表!!1999年度エクリプス賞・JRA賞


例年、2月に発表されるアメリカ競馬の表彰(エクリプス賞)は本年から約1ヶ月早まることになりました。
1月17日発表のエクリプス賞とその前に発表されたJRA賞の詳細についてレポートします。

*エクリプス賞は The National Turf Writers AssociationDaily Racing Formの記者の投票によって選出されます。
エクリプス賞(Eclipse AWARDS)
Horse of the year and three-old colt or gelding
(年度代表馬&最優秀4歳牡・セン馬)
Charismatic ブリーダーズCターフの勝ち馬ダイラミと争ったが、クラシック2冠という実績、
BCクラシックを勝ったキャットシーフとの戦績が優位な事により1999年度のアメリカ年度代表馬に選出された。
Two-year-old colt or gelding
(最優秀3歳牡・セン馬)
Anees 4戦2勝。BCジュベナイルの勝ち馬。キャプテンスティーヴを押さえて見事に受賞!
Two-year-old filly
(最優秀3歳牝馬)
Chilukki BCジュベナイル・フィリーズには勝てなかったが、無敵の強さを発揮した。
Three-year-old filly
(最優秀4歳牝馬)
Silverbulletday 同年代の牝馬に負け無し!ベルモントSにも挑戦した。
Older colt, horse or gelding
(最優秀古牡・セン馬)
Victory Gallop 後半戦故障のため引退、今年はこの部門のレベルが低かったのだ。
Older filly or mare
(最優秀古牝馬)
Beautiful Pleasure 7戦4勝。BCディスタフ勝ち馬。今秋G13連勝を達成した。
バンシーブリーズを押さえ受賞。今シーズンも現役続行。
Sprinter
(最優秀スプリンター)
Artax 長らく破られなかったドクターフェイガーのレコードを更新するなど
無類のスピード馬。
Male turf horse
(最優秀芝牡馬)
Daylami BCターフの他キングジョージS,愛チャンピオンS,などに勝利し、
エミレーツWSの初代チャンピオンホースに輝いた。
芦毛の怪物!
Female turf horse
(最優秀芝牝馬)
Soaring Softly 8戦7勝。今シーズンから新設されたBCフィリー&メアターフの勝ち馬。
引退後はストームキャットとの交配が予定されている。
Steeplechaser
(最優秀障害馬)
Lonesome Glory 1992, 1993, 1995 and 1997に引き続き5度目の受賞!(^_^;)
Owner
(最優秀オーナー)
Frank Stronach 11頭のステークス勝ち馬を送り出し。2年連続の受賞。
全米オーナーランキングでも1位。(総収得賞金622万1147ドル)
Trainer
(最優秀調教師)
Bob Baffert Chilukki Silverbulletdayの活躍に依るところが大きい。
G1レース20勝。3年連続の受賞。
Jockey
(最優秀騎手)
Jorge Chavez ArtaxBeautiful PleasureによるBC2勝。
Apprentice
(最優秀見習い騎手)
Ariel Smith ニューヨークやカルフォルニアを拠点に、ステークス勝ちを含む88勝をあげた。
連対率は2割5分を記録し、獲得賞金291万9648ドルは見習い騎手トップ!
Breeder
(最優秀生産者)
William S. Farish and Partners CharismaticLemon Drop Kidで米3冠を制覇。
92年以来2度目の受賞。尚、氏はレーンズエンドファームのオーナーでもある。
Photgraphy
(最優秀写真賞)
Micheal J.Marten
Special Eclipse AWARD
(特別賞)
Laffit Pincay Jr.


JRA賞
毎年物議を醸し出す事の多いJRA賞ですが・・・。競馬について何も知らないようなアホな記者達にも投票権を与えるような愚かな事をしたツケなんでしょね!(^^ゞ
また、JRA所属馬にしか資格が無い。というのもおかしな結果を生むことになります。
少なくとも、JRA競走に出走した馬には資格を与えて欲しいものです。
年度代表馬 エルコンドルパサー 国内で1戦もしていない馬をJRA賞で表彰するというのはどういうもんだろうか!?
確かに、彼は強いと思うが、おかしいと思う。
私としてはスペシャルウィークにあげたいと思う。
最優秀3歳牡馬 エイシンプレストン 3戦2勝、朝日杯3歳Sの勝ち馬。ダービーに出られないのが可哀想だ!
最優秀3歳牝馬 ヤマカツスズラン 4戦3勝、阪神3歳牝馬Sの鮮やかな逃げ切りは印象的だった。
骨折が判明したため、クラシックには出られない。
最優秀4歳牡馬 テイエムオペラオー 10戦4勝、皐月賞以来勝っていないのは気になるが、タフに1年を通じて活躍したことは評価できる。
最優秀4歳牝馬 ウメノファイバー 5戦2勝、オークスは勝ったが、2勝しかしていない馬を表彰してしまうことは驚きだ!スティンガーの方が適任だと思うけど・・・。
最優秀5歳以上牝馬 メジロドーベル 3戦1勝、4年連続G1奪取は立派の一言だが・・・3戦しかしていない。(-_-)
最優秀父内国産馬
最優秀短距離馬
エアジハード 5戦2勝、春・秋のマイルG1を連破し、日本のマイル王に!
しかし、最優秀短距離馬って言うのは少しおかしいと思う。
マイル部門を設けるべきでしょう!やっぱり・・・。
最優秀障害馬 ゴッドスピード 6戦3勝、中山大障害G1を勝ったことにより選出。
終わりよければ全て良しの感は否めない。
特別賞 グラスワンダー
スペシャルウィーク
いつも思うのだが・・・何でしょう?この特別賞ってのは・・・。(^^ゞ
年度代表馬に外れた馬なのだから無冠でいいはずなんだよね〜〜!
こういうことをすると、年度代表馬の価値は大幅に下がりますよ!