第36回 スプリンターズS
●年を取ると時が過ぎるのは早い!
夏かなーと思ったら既に秋である。今年の秋はちょと違う。新潟での初のG1レース開催となってしまった。
9月29日に新潟競馬場で第36回スプリンターズSが行われます。
しかしだ、何故に小回りの1200mでG1をやるのだろう?
直線の1000mという素晴らしいコースがあるにも関わらず・・・なぜだ!
それは多分、JRAのお偉方がアホだからだろうと思う。(失礼)
スプリンターズSが1200mで行われてきたから(G1レースはです)1200mでないとダメだ!といういかにも頭の固い判断。
紛れのない、実力通りに決着する。しかもスリリングな直線1000mでやってほしかったと私は思う。
非常に残念だ。
しかも、新潟開催の最終週に当たるため、馬場の内外では状態が大きく違っている。
土曜日の(28日)のレースでも外側の方が末脚が伸びていたし、雨による馬場の悪化も心配される。
インコースの先行馬は多分末脚が殺されて伸びないであろう。
反対に外側の差し馬にとっては非常に有利だ。
あと、荒れ馬場に対応できない非力な馬もダメですね。
私が、今回非常に楽しみにしていた3yo馬のサーガノヴェル(牝・古賀厩舎)などはダートで全然お話にならなかったようにスピードはあるが非力である。
よって、今回は消しである。
また、春のスプリント王ショウナンカンプ(4yo・大久保厩舎)にとっても非常に辛い馬場となってしまった。
力のいる馬場で、しかも逃げだから前半かなり疲れるだろうし、直線では最内にはいると馬場が悪いので思うようには伸びないだろうとおもう。
よって、今回は消しである。
人気になるであろう4yo馬ビリーヴ(牝・松元厩舎)。この馬はサーガノヴェルと同馬主である。
サンデーサイレンス産駒の期待のスプリント馬なのだが・・・やはり軽い馬場を得意としているので今回は厳しいかもしれない。
私としてはこの馬と心中したいくらいの心境であるが、今回は切りだ!(笑)
となると・・・重馬場に強くて、時計勝負にならない方が有利な馬をピックしなければならない。
6yo馬のアドマイヤコジーン(牡・橋田厩舎)は悪馬場に強いし、安田記念で見せたようにど根性がある。
昨年度のスプリント王6yo馬トロットスター(牡・中野厩舎)も今回は出番到来である!
1200mのスペシャリストでしかも時計がでない方が有利である。
そして、最後に忘れちゃいけないディヴァインライト(牡・7yo・伊藤厩舎)である!(水爆)
キングヘイローが優勝した高松宮記念で2着に突っ込んだ時のタイムは1分8秒6。
馬場がこのままならば十分ねらえる穴馬だろう。
気まぐれな秋空によって、面白い展開となりそうなG1スプリンターズSです。
たのしみだなー^^
因みに、良馬場の時の私の予想は・・・サーガノヴェル、ビリーヴ、ショウナンカンプ、アドマイヤコジーンの順です。
2002/9/28 UP
●結果と反省
ぐは!って感じの結果になりました。
馬場は一応良発表だったけど、少々柔らかい馬場だったようです。
ショウナンカンプが最後イマイチ伸びきれなかったのもそのせいでしょう。
しかし、ビリーヴ・・・この娘は強い!
内側の少々荒れた馬場も全然平気だった。一回抜かれてからの抜き返しは見事だったし素晴らしいレースでした。
大種牡馬サンデーサイレンス未踏の地であったスプリントG1を遂に制覇した功績は大きい。
2着馬アドマイヤコジーンも実力通りの走りを見せてくれました。
もう少し馬場が悪ければこの馬が勝っていたでしょう。
上位3頭と残りの馬の差が大きく出てしまいましたが、何と言ってもサーガノヴェルの凡走はいただけない。
鞍上の吉田騎手のミスだ。この馬は何としても先頭で気持ちよくレースをさせるべきだった。
先行差しなどという器用なレースはできない。
昨年のスプリント王トロットスターはもう終わってるみたいですね。
馬自身に走る気がないように見えました。引退して種付け頑張ってください。
さて、優勝したビリーヴの次走はG1香港スプリントになる様です。
直線のレースなのでどうなるか全然わからないけど、期待しましょう。
アドマイヤコジーンの次走はG1マイルチャンピオンS。一叩きされているので、いい状態でレースに臨めそうです。
ショウナンカンプはG1香港スプリントを次走に予定している様だが、香港の馬場には苦しみそうである。
しかし、マル父馬がどの位通用するかみてみたい。
最後に、ディヴァインライト・・・突っ込んでくるの遅いよ==!!(笑)
<ビリーヴ> 4yo・牝 1998年4月26日生まれ 鹿毛
父:サンデーサイレンス
母:グレートクリスティーヌ(ダンチヒ)
通算成績:20戦8勝
オーナー:前田幸治
生産者:上水牧場
調教師:松元茂
2002/9/30 UP