Japanese champion El Condor Pasa dies of colic
●日本のスターだったエルコンドルパサー(7yo)が7月16日午前9時10分に息を引き取りました。
非常に残念でなりません。
同馬は7月13日に腸捻転の症状を発症し、14日に手術が行われました。
手術は成功したのですが、その甲斐もなくあの世に旅立ってしまいました。
馬主の渡辺氏によって生産されたエルコンドルパサーは日・仏でチャンピオンになった馬でした。
同馬は1998年のG1JCに優勝し、その他にG1NHKマイルCに勝ちました。
そして、最優秀3yo馬に選出されました。
渡辺氏はフランス遠征にチャレンジし、4yo時にはG1サンクルー大賞、G2フォア賞に優勝。
惜しくもG1凱旋門賞はモンジューの2着に終わりましたが、強い競馬をしてくれました。
日本での成績は7戦6勝。2着1回。(G2毎日王冠でのサイレンススズカの2着)
エルコンドルパサーはフランスの2200m〜2800m部門のトップにランキングされ、日本でも年度代表馬に選出されました。
また、ケンタッキー生まれの馬では海外で最も賞金を稼いだ馬でもありました。
エルコンドルパサーの父はミスタープロスペクター産駒のキングマンボ。
母はサドラーズウェルズ産駒のサドラーズギャル。
近親配合の同馬の種牡馬としての可能性は、非常に興味深いものがありました。
たった3世代の産駒を残しての逝去は惜しまれるところです。
尚、繋養していた社台ファームでは先日エンドスィープも死亡しており、二重の悲しみとなりました。
G1サンクルー大賞を楽勝する、在りし日のエルコンドルパサーとエビショー G1サンクルー大賞後のショット・・・1番右側がオーナーの渡辺氏 惜しくも2着に敗れたが、賞賛の嵐だったG1凱旋門賞・・・向こう側がエルコンドルパサー
2002/7/18