シンガポール国際開催

クランジ競馬場コース図

5月11日におこなわれるシンガポール国際開催(クランジ競馬場)に日本馬が2頭選出されました。
これは、日本の農林省が日本<=>シンガポール間の検疫にOKを出したためで地元シンガポールは安堵した模様。
日本馬が参加するしないは、観光資源で保っているシンガポールにとっては非常に大きい。
昨年の香港や今年のドゥバイ開催などをみても日本人の関係者及び観光者の数は群を抜いている。
わざとらしいほど、日本に対して腰が低い態度は見ていてあんまし良いものではないが、日本馬が海外で走るのは楽しみである。
さて、メインのG1シンガポール航空国際C(2000m)に選出されたのはエアシャカール(IC=114) 。
サブメインのG3クリスフライヤー・スプリント(1200m)に招待されたのはエアトゥーレ(108)。
両馬共に森厩舎の馬達。
その他の有力馬-遠征して欲しかった馬達-は香港のG1クイーンエリザベス2世CからG1安田記念に向かうため、ここにはエントリーしてなかった。
しかし、海外の猛者達は凄い!
フランスの女傑テルアテル(118)は3月にドゥバイでG1ドゥバイデューティーフリーに優勝した馬だが、4月の香港遠征にも参加し、ここにも駒を進める予定だ。
ジムアンドトニック(117)も同様だ。
また、G1ドゥバイWCに果敢に挑戦した米国馬ウエスタンプライド(115)も選出された。
北米からは4頭招待されており、フォービドゥンアップル(120)は昨年のG1香港マイルで斜行して制裁を受けた馬だし、ウイズアンティーシパイション(120)はJCでトンコロ食らった馬だ。
アイリッシュプライズ(118)と言う馬も北米ではG1に勝っているらしい。
ドイツからはパオリーニ(117)。英国馬ホークアイ(117)、香港の2頭インダストリアルパイオニア(110)とオリンピックエクスプレス(111)、UAE代表のグランデラ(119)、オーストラリア選出のユニバーサルプリンス(110)らはG1クイーンエリザベス2世Cからの連戦となる。

サブメインのクリスフライヤー・スプリントに招待された馬で最も注目すべきはコラーワン(125)。
同馬はG1ドゥバイゴールデンシャヒーンを連覇したばかりの強者。
5月12日に東京競馬場で行われる京王杯SCにも選出されているので、こちらに出走するとなると東京は回避となる。(楽しみにしてたのに残念)
同じくUAE選出のスリーポインツ(116)も京王杯SCに選出されている。
北米からはコラーワンの他2頭が招待されている。アバッブパーフェクション(118)とアリージグ(110)。
フランスからはデンジャーオーバー(115)とジッピング(116)の2頭。
香港からはファイヤーボルト(114)とオールスリルズトゥー(113)。オーストラリアからはトレド(111)とノースボーイ(110)。
あと、日本からのエアトゥーレ(108)。
両レース共に、国際レースとしての格を維持できるだけの馬を招待できたことになる。
これは、本年度からワールドシリーズに組み込まれたことが大きい。
※( )内の数値はインターナショナルクラシフィケーション。
北米や欧州で走っていない馬は数値は低い。
アジア地区代表馬達にはそんなモノを吹き飛ばすようなレースを見せて貰いたい!

2002/4/10  

●日本から選出されていたエアシャカールはシンガポール遠征の取り止めが決定。
ついでに天皇賞・春も回避する。同馬のターゲットはG1宝塚記念の様であるが、まことに難儀な馬である。
同厩舎のエアトゥーレは予定通り遠征するらしいです。

2002/4/24  

●当初予定されていた出走馬の回避が相次ぎましたの大幅に出走馬が変更されています。
先ず、G1シンガポール航空国際Cの方ですが、エアシャカール、ジムアンドトニック、フォービドゥンアップル、ウイズアンティーシペイションら有力馬が回避しました。
が、クイーンエリザベス2世Cから転戦してくるグランデラ、ユニバーサルプリンス、インディジェナス、オリンピックエクスプレスらは予定通りここに出走します。
出走していれば多分1番人気になったであろうエアシャカールの回避は痛い!
日本からの観光客が激減すると言うこともあるが、アジアの競馬大国日本の競馬関係者にアピールする機会が減ったのは痛い。
実は、5/11.12号の週刊競馬ブックを見て初めて知ったのだが、シンガポールでは日本人調教師及び騎手を招聘しているらしい。
現在シンガポールには19人の調教師がいるが、そのうち11人は外国人。騎手も地元が20人。外国人が11人となっている。
もちろん生産を伴わない競馬なので、馬は外国から買ってくるわけだ。
シンガポール・ターフ・クラブとしては、国際競馬を盛んにすると共に、自国の競馬産業をも盛んにしたいわけなのである。
日本には多くの調教師がいるが、馬房を持っていないペーパー調教師も何人かいる。JRAでは馬棒の数は固定されていて、定年引退の調教師が出ない限りその様な人達には馬房は与えられない。
そこでシンガポールである!シンガポールには19人しか調教師はいない。
ターフクラブはもっと調教師に来てもらいたいため、外国調教師には補助金を出してくれる。委託料も日本に比べればタダ同然だ。
門戸は差別無く開いているので、日本の地方競馬の調教師だろうが中央だろうがOKである。
しかも、世界に直結(当たり前だが)しているので、シンガポールで調教師をしてJCや香港C等に出走することも可能なのである。
若き(なくても良いが)調教師・騎手諸君どうだろうか!
・・・・・・・・・・・・・・・
少し話がそれてしまったが、今年のG1シンガポール航空国際Cの出走馬は下の通り
シルヴァノ(独代表)
パオリーニ(独代表)
グランデラ(UAE代表)
アトランティスプリンス(UAE代表)
ユニバーサルプリンス(豪代表)
ホークアイ(英代表)
ウエスタンプライド(米代表)
インディジェナス(香港代表)
オリンピックエクスプレス(香港代表)
テルアテル(仏代表)

の10頭。
同日に行われるG3シンガポール国際クリスフライヤー・スプリントには2年連続でドゥバイゴールデンシャヒーンに優勝したコラーワンが出走する。
日本で行われるG2京王杯SCにも登録があったが回避する。
世界スプリント制覇を目指す同馬にとっては試金石的な芝のレースとなる。
日本からはエアトゥーレが出走しますが、同馬は水曜日の午前中に現地に到着した模様です。
出走馬は下の通り
コラーワン
チャーミングシティー
ノースボーイズ
ティトフォータート
ファイヤーボルト
エアトゥーレ
パレスライン
ブリズブレス
ボチェリ
サドルアップ
タピルド
ホーブルグ
トリリオンウィン
スパーブエフェクト
ヨリック

明日、金曜日には枠番をご報告できると思います。

2002/5/9  

●枠番が発表されました!
少し紛らわしいかもしれませんが、シンガポール・ターフ・クラブからそのまま持ってきましたので馬番・枠番は下記の通りです。(^^ゞ
馬名のリンク先は父、母、戦績等のページですが、記録なしのページが多いです。(手を抜いているのかな)
因みにターフクラブの公式ページはこちら・・・Click
スプリントに出走するエアトゥーレは13頭立ての10番枠。コース形態がさっぱり分かりませんが、やはり内枠の方が有利なのではないでしょうか?
最有力馬コラーワンは7枠。鞍上はG.スティーヴンス!1頭だけ力が違いますので、芝に適応できればぶっちぎりで勝つと思われます。
シンガポール航空クリスフライヤー・スプリント(G3)
2002/5/11 クランジ競馬場 芝1200m 3yo以上
馬番 馬名 騎手 調教師 枠番 IC 斤量
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
BLIZZ BLESS
CALLER ONE
CHARMING CITY
DANGER OVER
FIREBOLT
SUPERB EFFECT
TIT FOR TAAT
TOLEDO(AUS)
TRILLION WIN
YORICK
エアトゥーレ
NORTH BOY
BALL SIDER
J GEROUDIS
G STEVENS
D DUNN
T THULLIEZ
W MARWING
J SAIMEE
M DU PLESSIS
S ARNOLD
O CHAVEZ
WH LAO
武 豊
G CHILDS
VET SCR
P SHAW
J CHAPMAN
D HAYES
P BARY
IW ALLAN
C LECK
I HERBERT
R CAMERON
MP THWAITES
C LECK
H MORI
A MCEVOY
P SHAW
5
7
9
12
8
6
4
11
1
3
10
2
13
[109]
[124]
[117]
[115]
[114]
[111]
[108]
[111]
[112]
[105]
[108]
[109]
[105]
57.0
57.0
57.0
57.0
57.0
57.0
57.0
57.0
57.0
57.0
55.5
55.5
55.5
●ワールドシリーズ第3戦の国際Cは14頭立て。残念ながら日本からの出走はありませんが、香港・豪州・UAE・仏から有力馬がやってきました。
注目するのは、テルアテル(仏代表)。彼女は3月23日のG1ドゥバイデューティーフリーでノヴェールなどを破って優勝している。
昨年のG1香港Cではアグネスデジタルの3着。強い!
あとは、UAEからのグランデラとアトランティスプリンス。香港勢も侮れない。
尚、武騎手がアトランティスプリンスに騎乗して出走するようです。頑張ってもらいたいですね!
シンガポール航空国際C(G1)・・・ワールドシリーズ第3戦
2002/5/11 クランジ競馬場 芝2000m 3yo以上
馬番 馬名 騎手 調教師 枠番 IC 斤量
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
BOCELLI
INDIGENOUS
PAOLINI
SADDLE UP
UNIVERSAL PRINCE
ATLANTIS PRINCE
GRANDERA
HAWKEYE
OLYMPIC EXPRESS (GB)
WESTERN PRIDE
HOEBERG
TAPILDO
TERRE A TERRE
PALACE LINE
L CASSIDY
O DOLEUZE
A SUBORICS
J SAIMEE
J SHEEHAN
武 豊
L DETTORI
G STEVENS
W MARWING
F SANCHEZ
K SHEA
L INNES
C SOUMILLON
J GEROUDIS
P BUSUTTIN
IW ALLAN
A WOHLER
L LAXON
EB MURRAY
S SUROOR
S SUROOR
M JARVIS
IW ALLAN
J CHAPMAN
L LAXON
L LAXON
E LIBAUD
P SHAW
10
3
14
12
2
4
7
11
13
1
5
6
8
9
[112]
[117]
[117]
[114]
[116]
[110]
[119]
[117]
[111]
[115]
[114]
[111]
[118]
[116]
57.0
57.0
57.0
57.0
57.0
56.5
56.5
56.5
56.5
56.5
55.5
55.5
55.5
54.5

2002/5/10