●10月28日(日曜日)に東京競馬場でG1天皇賞・秋が行われます。
25日の木曜日に枠番が発表されました。
当初はフルゲート18頭に対して登録は17頭であった。
そのうち、○外と言われる外国産馬の登録は4頭。
その4頭全てがG1勝ち馬であった。
が、規則の為、エイシンプレストンとクロフネが出走できなくなり、他のレースへ方向を変えた。
エイシンプレストンは前走のG2毎日王冠を制し、やっと本格化してきていた。
血統的にも走法的にも2000〜2400mのレースが1番適していると思う。
それなのに、規則の壁にはね返された。
クロフネは本年度のG1NHKマイルCの優勝馬である。
ダービーにも出走したし、秋は神戸新聞杯で叩きここを目指していた。
しかし、今後の予定は大きく変わる事になる。
JRAは一体何を考えて、競馬を施行しているのだろうか?
売り物のレース自体の質の向上を目指すのは開催者の義務である。
え〜〜??ギャンブルなんだから配当さえ付けばどうでもいいじゃないの!?なんて言う人はパチスロでもしてて下さい。
故意にレースのレベルを落とすような事をしていては、ファンは遠のいていきますよ。
ましてや、フルゲートに達していないわけだからね・・・。(結局13頭立てになった)
生産者側の猛烈な反対によって”○外は2頭以内”となっているようだが、目先の”生産者賞”や”○外が勝ってしまうと日本の馬が売れなくなってしまう”などという考えは止めて欲しいものだ。
強い馬を作る努力を忘れてはいけない。
JRAさん、あんた開催者なんだからしっかりしろよな〜〜〜〜〜!
・・・・・・・・・・・・・・・閑話休題・・・・・・・・・・・・・・・
と言う事で、枠番発表〜〜〜〜〜!
第124回 天皇賞・秋 賞金総額2億4千万円以上 | |||||
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2001/10/28 東京競馬場 芝2000m 3yo以上牡牝 13頭立て | |||||
枠番 | 馬番 | 馬名 | 馬齢 | 騎手 | 寸評 |
1 | 1 | ロサード | 5 | 横山典 | 小回りの(小倉や京都)1800mなら勝負できるが、府中となるとね!と思っていたら前走の毎日王冠では2着に入った。(◎-◎)横典の腕でしょうね。 で、2000m(府中の)はいくらなんでも長すぎるでしょ、と言う事で切り。 |
2 | 2 | メイショウドトウ | 5 | 安田 | 24戦して連対したのが18戦。昨年の4月から10戦連続連対中。成績を見ても分かるが、晩成では無いのだろうけれど、第一線の実力を維持し続けている。宝塚記念では執念でTMオペラオーを敗りG1初優勝。 2000mのい距離もこの馬向き。唯一心配なのはレース間隔が開いている事くらい。ま、大丈夫でしょう。 |
3 | 3 | トーホウドリーム | 4 | 江田照 | どうして出てこれる!?どうせならプレストンやクロフネを出せ!!(笑) G2大阪杯ではエアシャカールを敗っている。 |
4 | 4 | ステイゴールド | 7 | 武豊 | 『最強のイマイチ馬』として絶大な人気を誇る。唯一鞍上よりも存在感のある馬。7yoにして突然噴火した同馬は先ず、ドゥバイで世界をアッと言わせた。が、宝塚記念では定位置に。秋緒戦はG2京都大賞典。ここで、思わず斜行してしまい1着入線するも失格!サンデー産駒によく見られがちなこの傾向は全精力を使い切った時に見られる。ので今回は買えない。が、大好きな馬なので応援はするぜ! 因みにサニーブライアン、サイレンススズカと同世代です。 |
4 | 5 | サイレントハンター | 8 | 吉田豊 | 今回は大逃げを宣言!レースペースはハイペース必至だ。と言う事は差し馬有利となる!?同世代のバブルガムフェローは産駒をデビューさせてるというのに・・・頑張るなぁ〜〜〜。 |
5 | 6 | テイエムオペラオー | 5 | 和田竜 | 天皇賞4連勝を狙う。平坦コースの時計勝負になると弱い面がある。 また、全盛期は過ぎているので過信は禁物だ。 しかし、今の東京なら浮上してくるだろう。 優勝すればG1レース8勝目となりルドルフの記録を破る事になる。 |
5 | 7 | メイショウオウドウ | 6 | 飯田 | ハマれば鋭い脚を使う。マイラーなのか中距離馬なのかはっきりしない。 2000mは長すぎるかな。 |
6 | 8 | イブキガバメント | 5 | 河内 | 新潟、阪神と連勝し勢いに乗る。新潟で見せた脚は凄かった。 母はロジータ、父はコマンダーインチーフ。恐らくダート戦にでれば無敵だと思う。 |
6 | 9 | サイレントセイバー | 6 | 田中勝 | 重賞となると荷が重い。スローペースなら良い脚が使える。 |
7 | 10 | アグネスデジタル | 4 | 四位 | ダート交流重賞を2連勝。中央の重賞ではイマイチ足りない。 昨年のG1マイルCSの勝ち馬だが、この際忘れてしまった方がよい。 JCダートを目指すべきであった。 |
7 | 11 | ダイワテキサス | 8 | 柴田善 | このレースで51戦目。老いてなお勢いは衰えず。 |
8 | 12 | ジョウテンブレーヴ | 4 | 蛯名正 | 中山記念とマイラーズCの印象が強すぎる! 毎日王冠でもこの馬から買って水泡に帰した。 坂のある、直線の短いコースなら好走できると言う事だろうね。 |
8 | 13 | トレジャー | 3 | 岡部 | 母シンコウラブリイ。藤澤厩舎+岡部騎手(1戦だけ北村)という超お坊ちゃん。大事に大事に育てられてきた。前走、セントライト記念では2着。 父がブライアンズタイムなので菊花賞に進むと思われたがここに来た。 勝算のない馬を藤澤師が出すわけはないと思うのだが・・・。 唯一の3yo馬。 |
●結果と考察
重馬場が良かったのか?
サイレントハンターの出遅れが良い結果を生んだのか?
TMオペラオーにとっては最高の形でレースは運んだ。
メイショウドトウ、ステイゴールド、TMオペラオーの3強が先頭に並び互いに牽制し合う展開。
この歴戦の雄達にとって折り合いを欠くなどと言う言葉はない。
直線で最内に入れた、と言うか入らざるを得なかったステイゴールドは可哀想だったが、ドトウ、TMは絶好の位置での追比べに入る。
先に追い出したドトウを待ってから鞭を入れたTMは完璧なレースを終えるはずであった。
TMにとって今回程完璧な横綱競馬は無かったに違いない。
しかし・・・そうはいかなかった。
大外を強襲したアグネスデジタルがいたからである。
レースペースが落ち着いていた事、重馬場が向いていた事、ノープレッシャーであったこと。
あらゆる好作用によっての勝利である。
平成のギャロップダイナはここに降臨した!
アグネスデジタル・・・びっくり箱の様な馬である。
結果的に、上位馬3頭は全てがG1馬。そのうち2頭は外国産馬。
除外された!?他の2頭もG1で外国産馬であった。
やっぱり、外国産馬は強い!このままではダメだ。来年からは外国産馬の出走枠をなくそう・・・なんて事考えるなよ!!
強いからこそ出走させるべきだし、我々はそういうレースを見たい。>外国産馬だから強いと言う事ではない。
初の外国産優勝馬の誕生を生んだ124回天皇賞秋は素晴らしいレースでした。