●結果と反省●
当に”大劇走”であった。
一体誰が予想できたであろうか!?
いえ、勝ち馬ではありません。・・・2着馬のブレイクタイムの事である。
こんな馬出てることさえ知らなかった〜〜〜!って言う人、大多数確実!!(笑)
ホントに”ブレイクな”馬だ!(激笑)
鞍上は”関東の豊”こと吉田騎手。馬は18頭中15番人気で単勝は120.5倍。
しかし、吉田騎手は愛馬の能力を信じ切って直線を追いまくった。
しか〜〜し、優勝したのは愛馬の能力を鞍上も調教師も疑っていたブラックホーク。
愛情では優勝級だったのにね!^^;残念〜〜。
それにしても、今思えばブレイクタイムはヤマニンゼファーのパターンと非常に似ている。
ダートでお茶を濁しているうちに実力を付けてきたあたりはそっくりだ。
父は東京のマイル戦に強いデインヒル。また、この父系はハイペースにも強い。
今年の安田記念は人気馬達は全然見せ場もなく敗れ去った。
直線で全然伸びない有力馬達。一体全体どうなってたの!?
距離適正が無かったトロットスターなどは論外だとしても、掲示板に載ってしかるべき馬達が尽く惨敗してしまった。
負け馬達の言い訳を聞いてみよう。
その1・・・1番人気のフェアリーキングプリーン(9着)。
『スタートも上手くいったし、位置取りも良かった。残り400mでゴーサインを出したが全然反応がなかった。
どうして走らなかったのか分からない・・・疲れが残っていたのかもしれない。来年再チャレンジします。』
アラン調教師&マーウィング騎手のコメント。
その2・・・お馴染み藤澤厩舎のスティンガー(15着)。
『この馬はよく分からない部分がある。落ち着きもあったし、返し馬も良かった。何のトラブルもなく流れにのって走れた。
直線に向いて手応えあったのにまったく伸びなかった。敗因が全く分からない。』
岡部騎手の苦肉のコメント。
『折り合いもついていたし、どうしたのかな!?おとなしすぎたのかな!?』
これは藤澤師のコメント。
入れ込んでもダメ、落ち着いててもダメ!(*_*)走って見なけりゃ分からんってことだね。
はっきり言えることは、2走目は消し!ってことだ。鉄砲以外では買えない。
その3・・・期待していたジョウテンブレーヴ(13着)の鞍上・・・勝負師アンカツのコメント。
『道中、ガツンという手応えが全然無かった。勝負どころで前に行きたかったが、反応が悪すぎ。
うるさい馬だと聞いていたけど、全然そんなそぶりもなかった・・・。』
G1で萎縮してしまったのでしょうか!?わかりましぇ〜〜〜ん。
その4・・・豪州からの刺客テスタロッサ(16着)の鞍上オリヴァー騎手のコメント。
『豪州ではこんな速いペースはあり得ない。やはり1400mが限界なのかな。』
ハイペースで前半でスタミナを奪われてしまった馬が大多数だったようである。
古馬のマイル戦はやはり厳しいのだ。
●今週は春のマイル王を決定する安田記念が東京競馬場で行われます。
昨年の覇者フェアリーキングプローンが再び挑戦してきました。
口蹄疫の問題で色々と悶着がありましたが無事に参加できて良かったです。
しかし、めぼしいメンバーが彼しか居ない。
マイルG1の勝ち馬が牝馬のスティンガー(2yo時代)とヤマカツスズラン(2yo時)とエイシンプレストン(これも2yo時)とアグネスデジタルとフェアリーキングプローンの5頭。
しかし、前者の3頭は2yo時のものなので全く度外視しなければならない。
後者のアグネスデジタルのマイルCSの優勝は多分にマグレの感が強く、最近の成績からみても当てにできない。
結局、信頼に足るのはフェアリーキングプローンだけだ。
今季のG1高松宮記念の勝ち馬トロットスターは昨年G2富士Sで2着はあるが、今や純然たるスプリンターであり1600mは長すぎる。
東京の直線で競り勝つには2000mを走りきるスタミナと底力が必要で、その点スティンガーは合格。
しかし、昨年の例もあり、入れ込む恐れが大きいので馬券をつぎ込む勇気はない。(笑)
エイシンプレストンは既に1600mのスピードには付いていけないだろう。
彼は中距離〜2400m位が適していると思う。
マチカネキンノホシは中途半端な先行馬であり、同厩舎の先輩であるタイキブリザードにそっくりだ。
おまけに父も同じシアトルスルーである。
1800mとか2100mとか2500mのレースなら買えるが、1600mでは買えない・・・しかしだ!
今回は天才K.デザーモが鞍上だ。何が起こるか分からない!!・・・ヒモの1つにしましょう。
前走の都大路Sをレコード勝ちしたビハインドザマスクは一瞬の脚は使えるが、東京の長い直線では無力である。
アメリカンボスはスローからの上がり勝負になったらお手上げだ!^^;
しかし、時計の掛かる馬場でハイペースのつぶし合いになれば浮上する。
期待できるのはマイラーズCをレコード勝ちしたジョウテンブレーヴ。
適距離の1600〜2000mのレースなら力を見せてくれると思う。鞍上は勝負師アンカツだ!
テスタロッサはトライアルの京王杯SCでは後方から追い上げて5着。
今回はもう少し前でレースを進めると思うので、粘って入着する率は高い。
ブラックホークは可もなく不可もなくという感じで、ナイスバイプレヤーかな。
普通に走れば着に絡むでしょう。・・・人気だと配当的に面白くないので買わないけれど・・・。
結局の所・・・
軸はフェアリーキングプローン。
そこから、ジョウテンブレーヴ、テスタロッサ、アメリカンボス、スティンガー、マチカネキンノホシ、人気が無ければブラックホークにも流す。
スティンガーとマチカネには大金は突っ込まないです。あまりにも危険ですから・・・。(激笑)
第51回 安田記念(G1) 東京競馬場 芝:1600m 3yo以上 枠 馬番 馬名 性齢 斤量 騎手 調教師 ポイント 1 1 トロットスター 牡 5 58.0kg 蛯名正義 中野栄治 G1高松宮記念勝ち馬だが、1600mは長い! 1 2 (市) ヤマカツスズラン 牝 4 56.0kg 池添謙一 池添兼雄 このメンバーで逃げ切るのはまず無理。抑えたのではこの馬の良い所は生かせない。(◎-◎) 2 3 スティンガー 牝 5 56.0kg 岡部幸雄 藤沢和雄 優勝する実力は十分あるが、入れ込むと話にならない。ゲート入りしてみないと分からんね!^^; 2 4 (外) ギャラクシーウイン 牡 4 58.0kg 中舘英二 佐藤全弘 この馬がペースを作ると思う。ハイペースで逃げれば面白いだろう。 3 5 (外) マチカネキンノホシ 牡 5 58.0kg K.デザーモ 藤沢和雄 天才K.デザーモの腕を堪能しよう! 3 6 [外] フェアリーキングプローン セン6 58.0kg W.マーウィング I.アラン 昨年の覇者。万全の体制で望むが、騎手が昨年のフラッド騎手ではないのが残念。 4 7 (外) エイシンプレストン 牡 4 58.0kg 福永祐一 北橋修二 この馬の適距離は中距離以上だと思う。マイルでは忙しすぎるのでは!? 4 8 (抽) ジョウテンブレーヴ 牡 4 58.0kg 安藤勝己 相沢郁 約2ヶ月ぶりの出走。それだけが心配。 5 9 タイキブライドル 牡 6 58.0kg 郷原洋司 伊藤正徳 善戦はしているが、掲示板止まりだろう。 5 10 ブレイクタイム 牡 4 58.0kg 吉田豊 山本正司 ダート戦で叩いてここに臨む。父はフェアリーキングプローンと同じデインヒル。 6 11 ビハインドザマスク 牝 5 56.0kg 松永幹夫 北橋修二 直線の短いコースなら良いが、東京だと不利でしょう。 6 12 (外) アグネスデジタル 牡 4 58.0kg 四位洋文 白井寿昭 この馬のピークは過ぎている。ダート戦に出た方が良いだろう。 7 13 (外) アメリカンボス 牡 6 58.0kg 江田照男 田子冬樹 時計が掛かる馬場で厳しい流れになれば浮上する! 7 14 (外) シンコウエドワード 牡 6 58.0kg 柴田善臣 河野通文 NHKマイルC2着が唯一の勲章。やっぱ早熟なのかな。 7 15 [外] テスタロッサ 牡 5 58.0kg D.オリヴァー D.ローソン 前走でコースの下見は終わった。今回は優勝を狙う! 8 16 (外) ダイワカーリアン 牡 8 58.0kg 北村宏司 二ノ宮敬宇 調子が落ち気味。しばらく浮上は難しいだろう。 8 17 (外) ブラックホーク 牡 7 58.0kg 横山典弘 国枝栄 善戦マン!3着までには来ると思う。 8 18 メイショウオウドウ 牡 6 58.0kg 飯田祐史 飯田明弘 マイルCSで3着に突っ込み、前走のマイラーズCでは2着。
ビックリしたが要は直線の短い小回りのコースが得意なだけだ。
ロサードによく似ている。
安田記念過去5年成績 | タイム | 馬名 | 騎手 | ||||||||||||||||||||
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2000年 3回東京 6日 11R | 1:33.9 | フェアリーキングプローン | R.フラッド | ||||||||||||||||||||
1999年 3回東京 8日 11R | 1:33.3 | エアジハード | 蛯名正義 | ||||||||||||||||||||
1998年 3回東京 8日 11R | 1:37.5 | タイキシャトル | 岡部幸雄 | ||||||||||||||||||||
1997年 3回東京 8日 11R | 1:33.8 | タイキブリザード | 岡部幸雄 | ||||||||||||||||||||
1996年 4回東京 8日 11R | 1:33.1 | トロットサンダー | 横山典弘 | ||||||||||||||||||||
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