フェアリーキングプローン、日本入国を拒否される!?
●とかなんとか言っているうちに・・・フェアリーキングプリーン安田記念参戦可能になった!
香港のチャンピオン馬であるフェアリーキングプローンが日本に出撃する。
6月3日(日曜日)に行われるG1安田記念(東京競馬場・芝1600m)に出走するためである。
香港競馬会が発表した事によれば・・・
JRAから、日本農水省が口蹄疫の非清浄国からの馬の輸入の全面禁止を制限付きで緩和したとの報告を受けた。
これにより、フェアリーキングプローンの安田記念出走への道が開けたことになる。
『東京からの発表に我々は喜んでいます。JRAの我々に対する人力には再び感謝しなければいけないようですね。あとはフェアリーキングプローンの成功を祈るだけです!』
と香港競馬会理事のウィンフライド氏はコメントしました。
2001/5/14
●続報・・・2
JRAよ!あんたは腰ぎんちゃくか!?
日刊スポーツによれば・・・
農水省が口蹄疫の非清浄国からの馬の輸出入自粛を緩和した事で、6月3日東京競馬場で行われる安田記念の外国出走馬が条件付きで可能になった。
・・・ということらしい。
条件というのは、競走馬の輸出国側が馬が制限地域内に入らなかったという証明書と出入国の際に馬体や馬具などの消毒をすること。
ここで問題なのは、口蹄疫の非清浄国がどこなのか!?ということである。
もし、UAEの事を含むのならば、例のドゥバイWC開催に参加した日本馬達は日本に帰国できないという事になる。
しかし、前にも見たようにJRA側はUAEではなく香港自体が非清浄国に当たると主張している。
香港での”制限地域内”がどこに相当するのか?
競馬場全体が含まれるのか?それとも厩舎やバックヤードの一部なのか?
具体的なものは全く見えていません。(我々には)
おそらく、JRAや農水省が示唆している事は、香港は原則的に非清浄国なので日本への馬の輸入はできない。
が、香港競馬界の圧力(本当は圧力ではないが(笑))もあったし、ドゥバイWC開催の時の日本馬の扱い方があやふやだった点。そして、その言い訳にならない説明。
フェアリーキングプローンが不参加となると、これから先の国際競馬において日本の立場が非常に厳しくなる点。
安田記念自体のレース価値が低くなる点。
いったん、言った事を謝罪することをしたくないので、特例を設けてごまかしてしまおう!
という目論見が見え見えである。
実際は、この特別措置がUAEの馬を対象にしているのか、香港馬を対象にしているのか、豪州馬を対象にしているのかは解らない。
日刊スポーツによれば、これでフェアリーキングプローンが参加できるかのように記事を結んでいるが、非常にあやふやである。
以前JRAが主張した事が本当ならば、フェアリーキングプローンの参戦は現実的になってきた。
2001/5/11
●続報・・・1
JRAはやはり2枚舌を使っていた!
安田記念の外国招待馬が決定したが、その中にはフェアリーキングプローンやチャイナヴィジットが一応選出されている。
選出して招待しておきながら、農水省の自粛要請の為に『申し訳ないですが遠慮してくれませんか。』
などと言っている。
一体JRAは何なのだ!?お役人根性丸出しじゃね〜〜の!
国際競馬の一員として、今やアジアサーキットのキー的存在の日本競馬であるが、主催者がこのような無責任かつ体たらくでは先が思いやられる。
また、口蹄疫の発症の危険性がある国からの輸入はダメ!ということだが、農水省の言い分ではUAEや香港が含まれる。
しかし、当初、JRAが言い訳していた時は、UAEは含まず、香港の問題であるとなっていたはずである。
同じくUAEでレースに出走したトゥザヴィクトリーやステイゴールドが何の問題もなく帰国している事実の前では、言い訳も白けて聞こえる。
はっきりとした理由を述べるべきである。
トゥザヴィクトリー等が帰国した時期は大丈夫だったが、その後の口蹄疫の拡がりによってこうなりました。
という理由(になっていないが(笑))でも良いから発言すべきである。
ただ、自粛であって禁止ではない所がミソである。
もし、UAEや香港陣営が自粛をしなかった場合はどうなるのでしょう!?
この問題は競馬の問題に収まらず、国家間の貿易問題に発展しそうな勢いなのである。
心ある競馬ファンの皆様は抗議の意味も含めて馬券を買うのを止めましょう!
ToToを買おう!(笑)
2001/5/1
●香港の強力マイラー・フェアリーキングプローンの安田記念参戦に暗雲が立ち込めています。
JRAから香港競馬会に通達された内容によれば、フェアリーキングプローンの日本入国が許されないだろうということである。
理由は3月のドゥバイ開催の折りに口蹄疫の影響を受けたからというもの。
このルールが変えられない限りは、昨年の安田記念の覇者は日本の地を踏めないことになる。
しかし、待てよ!<-ヘ->
同じくドゥバイ開催に参加していたトゥザヴィクトリーやステイゴールドなどはずいぶん前に帰国しているぞ!(◎-◎)
案の定、香港側は激怒している。なぜなら、ドゥバイで走った日本馬達が何の規制も無しに日本に帰国して事を知っているからである。
『ドゥバイで走った日本馬達は何の問題もなく帰国しているではないか!!
このような扱いは日本の保護貿易である!と言う人もいるかもしれない。
私は言いませんが、何人かの人は言うでしょうね!』
と、幹部の1人は言う。
香港政府は日本側にこの件に関して内容を明らかにするように既に要求している。
『もしドゥバイで走った日本馬も同じような制限を受けていたなら、私達も納得したでしょうが・・・。』
香港競馬オフィシャルは、ドゥバイでの厩舎環境は非常に洗練されていて口蹄疫が感染する機会は無かったはずである!と主張している。
しかし、JRAはそれは誤解である。と主張している。
フェアリーキングプローンが日本に入国できないのはドゥバイで走ったからではなく、香港自体に口蹄疫感染の可能性があるからである!とJRA側は言う。
ケンカを売っているのか!?マジで!
『私達は非常に残念だけれども、香港側には自粛(self-restraint)するように通達致しました。これは、JRAの判断ではなく、日本政府の見解なのです。』
とJRAのスポークスマンは宣った。
見事な責任転嫁ですね〜〜!さすが、馬の面を被った役人!!(核爆)
”禁止”でなく”自粛”ってのが日本らしいですな・・・<-ヘ->
どうして、JRAは日本政府に対して香港を擁護する発言をしないの?
5月のシンガポール国際開催側はそんな規制は設けてないぞ!
口蹄疫に対しての見解の相違があるのかな?
それとも例の椎茸とかネギの輸入制限の話とかとリンクしているのかな?
農林水産省が3月末にJRAに説明した内容は・・・『口蹄疫の危険のある地域』からの馬を国内に入れないでくれというものであったらしい。
JRAのスポークスマンは続ける
『私達は断じてフェアリーキングプローンの入国を拒否しようとしたわけではありません。質の高いレースを開催するために、外国の馬を招待したいといつも思っているのですから。』
一方、4月22日に香港で行われたクイーンエリザベス2世C開催には1頭の日本馬も参加しませんでした。
当初は、森厩舎から2頭のエントリーがあったのだが、取りやめになっている。
私は除外されたものと思っていたのだが、勘違いしていたようだ。
これも日本政府からの”自粛要求”が原因であるようである。
香港側はどう出るのであろうか?
見物である!
と同時に、JRAの態度次第では日本馬バッシングが巻き起こるかもしれない。
大体、他の国では大丈夫だと判断されている事を否認し、他国では絶対に許されないダイオキシンの問題などをそのままにしているこの日本国政府には、とやかく言う権利は無いと思うが、どうだろうか?