●クラシック第1弾!・・・桜花賞が今週末の4月8日に阪神競馬場で行われます。
本年度は1頭だけ群を抜いている馬がおり、本命はテイエムオーシャンで決まりと見られています。
5戦4勝。G1阪神3歳牝馬Sに優勝。唯一の負けは牡馬の一線級であるジャングルポケットとタガノテイオーに敗れた札幌3歳Sのみ。
牝馬同士のレースではあまりの力の違いすぎにより、めいっぱい追われたことはない。
それなのに、前走のチューリップ賞ではポイントフラッグを4馬身も突きはなしてしまった。
強い!強すぎる!・・・牡馬クラシックに出走しても勝ち負けになるかもしれない。
血統的には97年の桜花賞馬キョウエイマーチに酷似している。
父は同じダンシングブレーヴ。母系は両馬ともネヴァーベンド系である。
テイエムオーシャンは平坦芝にやたら強いリヴリア。一方キョウエイマーチはダートの鬼ブレイヴェストローマン。
キョウエイマーチが不良馬場の桜花賞に勝ったのはうなずけるのだ。
テイエムオーシャンが重・不良馬場の重賞レースをこなせるかどうかは未知であるが、他のメンバーの中に重の鬼はいないので安心できる。
桜花賞が良馬場で行われるならば、100%優勝するだろう。
問題は2番手3番手だ!
実績から見ればダイワルージュが一歩抜けている。父サンデーサイレンス。母スカーレットブーケ。母父ノーザンテースト。
非常にトレンディーな血統である。
しかし、母のスカーレットブーケや叔母のスカーレットメールがそうであったように・・・この一族にはトライアルには強いが本番にはめっぽう弱いという実績もある。
G1阪神3歳牝馬Sではテイエムオーシャンに2馬身の遅れを取ったし、前走のアネモネSではクビ差でやっと勝った。
まあ、約4ヶ月の休養明けだからということもあるのだが・・・。
注目すべきは今までに3回破っているリワードアンセルとの関係だ!
両馬は新潟3歳Sで相まみえ、この時は1馬身差でダイワが勝った。
G1阪神3歳牝馬Sでは2分の1馬身差でダイワが2着だった。(1着はテイエムオーシャン)。
そして、前走のアネモネSではクビ差である。
私の個人的な見方であるが・・・ダイワルージュは早熟なのではないでしょうか!
既に終わりかけているのではないかと思う。
対して、リワードアンセルの父はラストタイクーンでこの父の産駒には早熟馬が多いのだが、母父がシンボリルドルフなので3歳一杯は成長すると読んでいます。
桜花賞では、両者の関係が逆転する可能性は高いです。
よほどのことがない限り、テイエム・ダイワ・リワードの3頭で決まるであろうが、期待したい馬としては・・・
ハッピーパス・・・シンコウラヴリイの妹。鞍上の岡部騎手はもし勝てばクラシック全制覇となる。
フローラルグリーン・・・ナリタトップロードの妹。
ムーンライトタンゴ・・・ダンスインザダークの娘で、前走の阪神1600mで1分34秒4で走り優勝している。
今年の出走馬の中には、2yo時から鉄砲で出走してしまうような困った馬はいない(笑)ので予想はしやすい。
予想がしやすいからと言って当たるとは限らんから困りものだけども・・・。(^^ゞ
2001/4/5
●前日の土曜日の時点で、テイエムオーシャンのオッズは1.2倍。
私の個人的予想では100円返しになるのでは!?と思っていたのだが、思わぬ高配当だ!(笑)
こんなご時世なだけに、たった1分30秒で利率20%は美味しい!(核爆)
単勝の2番人気のダイワルージュが約10倍だから一本かぶりには違いないのだが、20%もつくのは凄い。
この季節の牝馬は非常に気まぐれ、フケの気配など予想不可能な要因があるだけに確実とは言えないが、全ての馬にその確率はあるわけだから条件は同じだ!
私の狙い馬リワードアンセルは40倍近いオッズがついている。
ハイペースなレースが予想され、逃げ・先行馬に不利という巷の見方の影響だと思われるが、前日の阪神のレースを見ていると、案外時計が掛かっており、前残りの展開も多かった。
心配された雨も降らないことから、馬場状態は土曜日とほとんど変わらないと思えます。
最後方からの追い込み馬は不利ではないかと思います。
先頭から4〜5番手につけていないと残れないというのがわたしの予想。
テンザンデザートが逃げ、リワードアンセルが2番手。
その後ろにテイエムオーシャンとダイワルージュが構えるといった展開になるとおもう。
4角までは互いに牽制し合う展開でかなりのプレッシャーが掛かる。テンザンデザートには1600mは長すぎるので直線の入り口でバテるだろう。
そしてダイワルージュは恐らく、伸びを欠くだろう。
直線でテイエムオーシャンが抜け出し、後続との差を開くだろう。
頑張っていたリワードアンセルであるが、さすがにラストの1Fで脚が止まる。
外からムーンライトタンゴとハッピーパスが伸びてきて、リワードアンセルとの叩き合いだ!!
ということで、今回はムーンライト・ハッピー・リワードの3頭BOXワイド馬券で勝負だ!! なんやねん、それ!(笑)
2001/4/7
●結果と考察
テイエムオーシャンが鞭で追われることのない楽勝で1冠を制した。
やはり、牝馬同士では力が違いすぎるようである。
鞍上の本田騎手は22年目にして初めてのクラシック制覇となりました。
前半、少し掛かり気味だったテイエムオーシャンを引っ張って抑えていた本田騎手であるが、次のオークスを考えればそのまま行かせた方が良かったかもしれない。
バテたとしても、このメンバーなら勝っていただろうし、次の為の材料となったはずだ!
抑えられたことでオーシャンが走ることに嫌気がさしていなければ良いのだが。
この馬には牝馬3冠などという小さいことではなく、NHKマイルCを含めた牡馬との混合G1の制覇を託してみたい。
ま、あのオーナーじゃ期待しても薄いだろうけれど・・・。(--;)
さて、肝心の馬券であるが・・・予想通りムーンライトタンゴは連に絡んでくれたのだけれど、問題の3着馬が。
ダイワルージュはある程度先行してくれると思っていたのに、ゲート入りで興奮してしまい少し出遅れた。
その分、スタミナを温存できたのでギリギリ3着に残ってしまった。
4着にハッピーパスが来ていただけに、残念な結果になった。
リワードアンセルはどうしたんでしょ??(*_*)
2001/4/8