●トロットか?ダイタクか?それが問題だ!!

昨年のスプリンターズSで最低人気で楽勝し、スワンSでも8番人気で楽勝!
マイルチャンピオンSは距離が長すぎたため4着に敗れた。しかし、強い競馬を見せてくれました。
一体、ダイタクヤマトに何が起こったのか???
7yoの彼は35戦して10勝。この10勝というのは、今回のメンバー中でも2番目の勝ち数である。(12勝のビーマイナカヤマがいる)
しかし、彼には16回の着外という記録もある。典型的な晩成馬である!
今年緒戦の阪急杯をブラックホークに半馬身をつけて楽勝した時点で、高松宮記念の本命になるだろう事は予想できた。
叩き上げの職人気質。マル父。誰もが父親のダイタクヘリオスを思い浮かべる。
ダイタクヘリオスはマイルチャンピオンSを2回制している名馬であるが、1番人気では勝ったことがなかった。
今回のレース、ダイタクヤマトが1番人気になるようだと、危ないかもしれない^^;

対するトロットスターは3yoでデビュー、2線目の新馬戦を勝ち上がり、500万下のダート1200mに優勝!
クラシックの望みを託して、京都4歳特別に出走するが、敢え無く惨敗。
ここで、陣営はマイル・スプリント路線に切り替えた。
中日スポーツ賞で2着して、秋まで休養、その後は古馬の一線級と合い対してきた。
4yo時は芝・ダート問わず、1200〜1600mのレースに出走し、暮れのCBC賞でブラックホークを破り初重賞勝利を飾った。
今季緒戦はシルクロードS、クビ差差しきって優勝しました。
おそらく、人気になるだろうが、差し馬・追い込み馬には非常に不利な中京の1200m。

先行・逃げを信条とするダイタクヤマトの信頼は厚い。
ヒモの選択をどうするかが問題だ。
強力な逃げ馬が居れば、追い込み馬にもチャンスはあるのだが、いかなものか?

2000/3/22  

ダイタクヤマト・・・伸びず!

第31回高松宮記念は1番人気のトロットスターが怒濤の追い込みを決めて優勝しました。
2番人気のダイタクヤマトはいつものような行きっぷりもなく、直線で前が塞がるとそのまま馬群に沈んだ。
この日の中京競馬場は前日からの雨で内側の馬場が悪化しており、外目を回って追い込んだトロットスターとブラックホークに有利だったことは疑いようがない。
レースを終始先行し、3着に粘ったテネシーガールは相当強いのではないかと思うが、どうでしょう!?
ブラックホークは結局、定位置の2着。
この馬は、性格的にG1は勝てないようである。
ビコーペガサスに似た哀愁を感じさせて欲しいものである(笑)
鞍上が派手だから・・・無理かな!(核爆)

さて、マイル・スプリント路線は京王杯SC・安田記念と進んでいくわけであるが、このレースのメンバーでは太刀打ちはできないであろう。
スプリント馬はひとまず休憩、秋のスプリンターズSを目指すことになる。
諸外国と同様に、スプリントとマイルは別のカテゴリーとしての位置を確保しているようである。

2001/3/26