(下から読んでくださいm(。、)m )

●オークスは大本命のTMオーシャンが本田騎手のチョンボで負けてしまった。
K.デザーモ騎手が千載一遇の大騎乗を成し遂げ、見事レディパステルがオークスのティアラを戴冠しました。
デビュー時からオークスを目標にしたとしか思えないローテーションを組み、準備万端本番に望んだ陣営側に大拍手!
それに引き替え、桜花賞を勝ちもはや誰もが認める名牝となっていたTMオーシャン陣営はどういうわけか、回りを気にしすぎたようだ。
やれ、長距離輸送が!やれ、距離が伸びるのが!などと気にしすぎた。
レースが終わった後で、『距離の心配はなかった。もう少し早く仕掛けた方が良かったかな!』などと全く馬を信じてい無かったようなコメントをした本田騎手だが・・・。
『騎手が下手だから負けたとでも書いといてくれ!』と捨てぜりふ。
じっくりと反省をし東京の2400mのG1を勝つ方法などを勉強してもらいたいものだ。
色々言ったが・・・本田騎手には頑張って欲しいのだ。
ま、この時期の2400mの牝馬のG1にはあまり意味はないので気にしないでもよいのだが。(笑)
春の牝馬に2400m級のG1を強いる国は日本と英国とアイルランドくらいしかない。
英国とアイルランドは日本とは約半月から1ヶ月遅れて開催される。
多分に運に支配されるこの時期の牝馬の2400mのG1。2000mにしませんか?^^;
横道にそれてしまった・・・。
陣営側は秋には今までと一味違う競馬をさせて秋華賞に向かうという事らしいが、そんな事よりはマイル路線に乗り込んで盛り上げて欲しいものである。
牝馬同士で戦っても結果は見えている。
彼女なら牡馬共をぶちのめしてくれるだろう。

さて、ダービーだが・・・おそらくクロフネが問題なく勝つだろうと思う。
彼の脚運びは素晴らしい。1完歩が大きく、力強い。
馬場が良馬場ならば大差で勝つだろう。鞍上は武騎手。何の問題も無し。
K.デザーモ騎手がボーンキングに乗る。義臣が2回ほど下手に乗っているので巻き返しはあるだろう。
ただしテン乗りなので勝つまでは行かないと思う。
有力馬はダンツフレームとジャングルポケット。皐月賞2着、3着コンビだ。
他の馬とは力が違うので普通に走れば入着する。
ペースをつくるのはルゼルだ!

2001/5/25  

●ゴールデンウィークの前に、非常に残念な報告がありました。
なんと、アグネスタキオンが浅屈腱炎を発症して全治6ヶ月ということが判明しました。
皐月賞の最中になったのか、それ以前から兆候はあったのか、その後の調教中になったのか・・・。
原因ははっきりしないが非常に残念な結果となりました。
管理する長浜師は『夢であって欲しい・・・。』とコメントしていたが、調教師としてあまりにもだらしないのではないかと思う。
もう1頭の実力馬アグネスゴールドを骨折でリタイヤさせているし。
厳しい事を言うようだが、競馬界を背負って立つような馬を管理している調教師はもっと頭を使わなきゃ駄目だ。
『中山の荒れ馬場が影響したのかな!?』などと後から思うのだったら最初から使わなくても良かったのだ。
3冠レースにこだわりすぎてはいけない。
馬が成長しきってからでも遅くはないのだ。特にサンデーの仔は気性で走ってしまうところがあるので錯覚してしまうのだろう。
その為、肉体に多大な負担が掛かっているという事を理解しなければならない。
これだけ多くのサンデー産駒がリタイヤしている事実をふまえて、研究を進めて欲しい。
本当にもったいない事をしたものだ・・・。
アグネス両頭は復帰を目指すそうだが、1番良いのはこのまま引退させてやる事であろう。
ところで、先週末に行われたプリンシパルSでは良血ミスキャストが優勝。
そして・・・骨折判明でリタイヤ。
京都新聞杯はトニービン産駒のテンザンセイザが好タイムで勝ち上がった。
日曜日のNHKマイルCは”白い機関車”クロフネが怒濤の追い込みで半馬身差で優勝。
タイムも優秀で、この馬は距離が伸びた方が良さそうなのでダービーは期待できる。
もう1頭の外国馬ルゼルと共にダービーに挑戦だ!

本命が消えて、戦国ダービーの様相を呈してきた本年度だが、馬券的には面白くなってきました。
これで、ダービーの当日に大雨でも降れば全然解らなくなります。

その前のオークスは本命のテイエムオーシャンがドンと構えていて非常に解りやすい。
NHKマイルCで牝馬のサマーキャンドルが3着に残ったように今年の牝馬はレベルが高い。
オークスが距離的に不向きなら安田記念に向かうのも手だ!!

2001/5/8  

●皐月賞は皆さんの予想通り・期待通りにアグネスタキオンが楽勝してしまったのは周知!(笑)
今更ながら、国内産の馬には敵はいません!
今週の末には、京都で天皇賞が行われますが、東京競馬場では3yo馬達がダービーへの出走権を賭けて青葉賞を戦います。
昨年までは、G3であったこのレースは今年からはG2に格上げされました。
それは何故かといいますと・・・本年度からダービーに外国産馬が出走できるからであります。
ダービーへの優先出走権(よく分からないシステムだが)は上位3着までに与えられますが、外国産馬は優勝しなければダメです。
そのため、このレースに絞って出走してくる外国産馬を見越して、G3→G2という格上げをしたのだろうと思います。
昨年までよりはレベルの高いレースになるだろうというものです。
しかし・・・何で外国産馬は優勝しなければダメなのでしょうか?
内国産は3着までに入ればよい。ということは、外国産馬が上位3頭を占めた場合、このトライアル戦においてダービーに出走できる馬は1頭のみということになります。
何のためのトライアル戦なのか!?
また、獲得賞金の関係から着順に関係なく出走できる馬もいるでしょうが、外国産馬にはその様な配慮はない!
いい加減に差別するのはやめましょう!
ダービーのようなレースは、フルゲートにならなくても良いから、本当に強い馬だけで行って欲しいものです!
参加することに意義がある!何て言う考えはやめましょう!
自分の馬が無様に負けていく姿をそんなに見たいのですかね〜〜!?・・・馬主さん!
”勝てるかもしれない!”と思って出走したんだけど、ダメだった!
”勝てるわけないけれど出してしまおう!”と思って出走させたらやっぱダメだった!
この2つ、どちらがオーナーとしてふさわしいかはおわかりですよね!?

4月22日に東京競馬場で行われたオークスのトライアル戦・・・フローラS(G2)。
5番人気のダンスインザダークの娘・オイワケヒカリ(柴崎厩舎)が優勝し、オークスに進む!
2着には”天才”K.デザーモ騎手鞍上のレディパステル(田中厩舎)。3着にはローズバド(橋口厩舎)が入った。
桜花賞馬テイエムオーシャンに対抗できるのだろうか!?

2001/4/23  

●桜花賞は何もなかったかのようにテイエムオーシャンが制した。
直線で鞭も入れずに圧勝。
2番手には外から突っ込んできたムーンライトタンゴが入線し、ダイワルージュは3着であった。4着はハッピーパス。
またもや、関西馬が優勝してしまった。
自分でレースを作ることができるテイエムオーシャンは他からは抜きんでていて、能力値の違いをまざまざと見せてくれました。
先行して、そのまま突きはなして勝ってしまうというのは本当に強い馬にしかできない芸当である。
しかし、このことは、全ての馬の標的になるということに他ならない。
下手に抑えて、レースの流れを他の馬達に合わせてしまうと、足下をすくわれる可能性もある。
サイレンススズカやドゥバイミレニアムやエルコンドルパサーのように自分のペースでバンバン行けばオークスも獲れるであろう。
対して、ムーンライトやダイワが相対的なレースしかできないことを考えれば、なるべくスローな展開に持っていっての上がりのレースに持ち込むことが肝心だ。
全ては鞍上本田騎手の手綱さばきに掛かっている。

2001/4/8  

●クロフネよ、あんたは凄い!
3月24日に行われた毎日杯は1番人気のクロフネが5馬身の差を付けて圧勝してしまった。
昨年のラジオ短波3歳Sで3着に敗れて以来のレース。
スピードワールドを思い起こさせるような立派な芦毛の馬体。
アグネスタキオンとの対戦となった前走では直線で脚が止まりジャングルポケットにまで先着を許してしまっていた。
案外成長力が無いのかもしれないと私は思っていたのだが、それは大きな間違いであった!
阪神の2000mの芝を1分58秒6で走破。
阪神芝2000mのレコードは1分58秒3(ミッキーダンス)であるから、とても凄いことなのだ!
クロフネは外国産馬なので、皐月賞には出られない。しかし、ダービーには出られるかもしれない。
アグネスタキオンV.Sクロフネの対決を是非見てみたいものである。
一方、桜花賞であるが、最終登録馬は全25頭。
そのうち、サンデーサイレンス系の産駒は11頭!!!
桜花賞に出走できるのは18頭であるから、下手をすると(笑)半分以上がサンデー系ということもあるかもしれない。
本当に恐ろしい種牡馬である。

2001/3/26 

●大事件発生!!
3月18日のスプリングSに優勝したアグネスゴールド(長浜厩舎)が右トウ骨(前脚上部)遠位端骨折が判明しました。
今春のクラシック出走は絶望。同馬は21日に再検査後手術を受けるが、本年度中の復帰は不可能であろう。
スプリングSで同馬に騎乗した河内騎手のコメント。
『レース中のどこでやったかは分からない。追い出した時にもっと伸びると思ったが、意外にもたもたしていたので気にはなっていた。
その分、アグネスタキオンで頑張りたい!』
奇しくも兄のフサイチゼノンと同じ道をたどってしまうゴールドだが、兄は復活できずじまい的なので頑張って欲しい!

2001/3/20  

●皐月賞の最終トライアル戦である若葉SとスプリングSが終了しました。
今週末に毎日杯が控えていますが、だいたいの有力馬が揃ったようです。
皐月賞トライアルは弥生賞・若葉S・スプリングCの3レース。
全てのレースに優勝したのはサンデーサイレンスの息子達!!
この3レースで8頭の馬が優先出走権を得たのだが・・・関西馬が7頭、関東馬が1頭(シンコウカリド)のみ。
共同通信杯に優勝して賞金的には出走に何の問題もないジャングルポケットも関西馬。

※優先出走権取得馬※
弥生賞 ・・・ 1着 アグネスタキオン、2着 ボーンキング、3着 ミスキャスト (全てサンデーサイレンス産駒)
若葉S ・・・ 1着 ダイイチダンヒル、2着 ビッグゴールド (ダイイチはサンデーサイレンス産駒)
スプリングS ・・・ 1着 アグネスゴールド、2着 シンコウカリド、3着 ミレニアムバイオ (アグネスとバイオはサンデーサイレンス産駒)


今週末の毎日杯を待たねばならないが・・・皐月賞はアグネスタキオンVSアグネスゴールドだと思う。
両馬とも無敗であり、同厩舎であり、同騎手、同馬主である。
ジャングルポケットはダービー向きであって、中山の短い直線では力を発揮できないかもしれない。
史上最強のクラシック世代と言われている本年度の3yo馬達。素晴らしいレースを期待しています!!

2001/3/19

●3月10、11日に東西で行われた桜花賞のトライアルレースについて。
10日に中山競馬場で行われたアネモネSであるが、実績通りの結果になった。
ダイワルージュ(父:サンデーサイレンス)、リワードアンセル(父:ラストタイクーン)、シェリルウーマン(父:メジロライアン)の3頭は他馬とは力が違っており、4着馬のネームバリューとの差が5馬身というのが正味の力の差であろうと思う。
優勝したダイワルージュはG1阪神3歳牝馬Sでテイエムオーシャンの2着した他は全て優勝。
通算成績は4戦3勝となった。
リワードアンセルは福島の新馬戦をレコード勝ち以降G3新潟3歳Sでダイワルージュの2着。
G1阪神3歳Sでは3着、そして今回のアネモネSにおいてもダイワルージュの2着となった。
この2頭の勝負付けは終わったと言っても良さそうだ!
3着のシェリルウーマンは昨年の12月に新馬を勝って今季は1月のジュニアC、クロッカスSと牡馬との混合レースで2着、3着となっていた。
実績は上位の2頭に劣るが、デビューが遅かったことを考慮すればまだまだ伸びる存在だと思う。
11日に阪神競馬場で行われたG2フィリーズレビュー。
伏兵ローズバドが直線大外強襲!!あっという間に抜け出して優勝しました。
テンザンデザートが作り出したハイペースの流れの中、道中最後方で脚を溜めていたことが大きな勝因だと思う。
2着には1番人気のハッピーパス。ほぼ完璧な位置取りから直線に入ってテンザンデザートをとらえたが、ローズバドに上手くやられてしまった。
ローズバドは未勝利戦を勝ち上がるのに4戦も要しており、前走の500万下では10着に惨敗していた。
勝利騎手の小牧太騎手が言うように、脚を溜めての直線勝負に3着以内を賭けたことが好転したようだ。
馬がリラックスして走れたことが大きかったのだろう・・・。
このローズバドはロゼカラーの娘で父はサンデーサイレンス。
人気になったハッピーパスはシンコウラブリイの妹。父はサンデーサイレンス。
テンザンデザートの父はグリーンデザートでいかにも短距離向きの血統。

これで桜花賞へのトライアルレースは1段落したことになるが、テイエムオーシャンを脅かすライバルは出なかった。
テイエムV.Sサンデーサイレンス軍団の2着狙い(笑)ということであろう。

2001/3/13  

●さ〜〜て、2001年の3yoクラシック競走が近づいて参りました。
東西でトライアルレースが行われ、有力馬達が名乗りを上げています。
中でも群を抜いているのが、牡馬ではアグネスタキオン。牝馬ではテイエムオーシャン。

昨年度の2yo牡馬チャンピオンはG1朝日杯3歳Sの勝ち馬であるメジロベイリーが体調不良で春のクラシックを白紙撤回。
メジロの馬は何だかんだと問題が起こるものだ!
念願のダービー制覇はまたしても夢と消えた。
その結果、本当は1番強かったのでは!?と思われていたアグネスタキオンの独り舞台になりそうな雰囲気です。
3月4日に中山競馬場で行われたG2弥生賞。
不良馬場で行われた同レースで圧倒的な1番人気に押されたアグネスタキオンは問答無用の5馬身差圧勝!
道中、多少馬場の悪さでのめっていたが、そんな事は関係無いの介(笑)。
2着に敗れたのが、同じく中山競馬場の芝2000mで行われたG3京成杯の勝ち馬ボーンキングだから価値は高い!
タキオンはこれでデビューから3連勝。全て芝2000mを使われており、陣営の期待の高さがうかがわれる。
タキオンは昨年の日本ダービー馬アグネスフライトの全弟。既に兄はおろか、ナリタブライアンやシンボリルドルフを超えていると言われている新世紀の怪物である。
ボーンキングも96年の日本ダービー馬フサイチコンコルドの弟であり悪い馬ではない。
タキオンのライバルとなり得るのはG3共同通信杯の勝ち馬ジャングルポケットか同厩舎でG3きさらぎ賞の勝ち馬のアグネスゴールドであろうと言われているが、果たしてどうなるのであろう?
弥生賞は8頭立てで行われたのだが、そのうち5頭はサンデーサイレンス産駒。
そして彼らが上位5位までを独占した!なんとも恐ろしい種牡馬である。

また、3月3日に阪神競馬場で行われたG3チューリップ賞は1番人気のテイエムオーシャンが持ったままの4馬身差で楽勝!
同世代牝馬に敵が不在であることを改めて証明した。
同馬は2yo牝馬チャンピオンであり、桜花賞に向けての今年緒戦であった。
2着にはポイントフラッグ、3着にビッグエリザベスが入着。
この3頭は桜花賞優先出走権を取得した。
尚、チューリップ賞が重賞になってから1番人気が勝ったのは初めての事だった。
キョウエイマーチを彷彿させる豪快な走りは感動ものであった。

2001/3/5