●今世紀最期の有馬記念・・・
TMオペラオーが強いことは誰しもが知っている。
対戦相手とは既に勝負付けが終わっている。
勝てばJRAから余分に2億円もらえるらしい。
勝てば獲得賞金が16億円を突破し、世界最高を更新するらしい。

しかしだ・・・バブルの頃の銀座の土地と同じで、そんな額は数字上のことで何の価値もありゃしない。
来年も現役を続行し、20億円突破も夢ではないであろう。
あ〜〜、悲しいかな・・・ライバル不在。
20世紀最高のサラブレッドかもしれないTMオペラオーだが・・・世界に撃ってでない限りは印象は薄い!

そんなに飛び抜けているTMオペラオーだが、このレースに勝つことは確実ではないのだ。
明らかに選手権距離向きの脚質。2500mという中途半端な距離では取りこぼしがあってもおかしくない。
馬の力よりは騎手の腕が問われるレースである有馬記念では、何が起こるかは分からない。
中山の悪馬場を制する今世紀最期のグランプリホースは一体どの馬か!?
●私の1押しは・・・
的場騎乗のナリタトップロードだ!
TMオペラオーに勝つ可能性があるとすればこの馬しかいないと思う。
今年は直接対決で全て負けているが、騎手の腕次第では番狂わせを起こすことができるのではないか。
若い渡辺騎手にはなかった的場騎手独特のケレン味溢れる騎乗であっと言わせて欲しいものだ。
残りの馬には力が無さ過ぎる・・・・寂しいけど。

馬券的に3着の複勝或いはワイドに魅力はあるけれど・・・今回は馬券を離れてレースを見てみたい。
●残念ながら・・・
今回の有馬記念に対しては心躍るところが全然ないのだ。
プロ野球の消化試合と同じようなものかな。
配当がダブルチャンスで倍になるとかしないものかねぇ〜〜〜〜〜!!(核爆)
秋のG1を3連勝した馬には2億円の賞金が出るのなら、ホースプレーヤーにも3連勝の賞金を出すとか・・・。(無理な話だが)

2000/12/22   

●さて・・・
巷ではメイショウドトウが2番手のように見られているようだが・・・。
果たしてそうであろうか?
天皇賞(秋)の出走権を取るために強行出走したオールカマーからJCまでの4走。
どんなに頑張っても追いつけないTMオペラオー。
馬自身も相当イヤになっていると思える。(笑)
前々走の天皇賞では的場騎手が騎乗しており、今回ナリタ陣営にとっては有利だ!
秋4走した馬は有馬記念では連に絡まないと言われている。
・・・が、昨年のスペシャルウィークがそのジンクスも破ってくれた。
外国産馬が天皇賞にでれると言うことは、馬同士の力を見比べるのに格好の材料となる。
昨年のように有馬記念だけを目標に乗り込まれていたグラスワンダーの様な馬は少なくなるわけだ。
昨年の有馬記念で最良のレースをしたツルマルツヨシに期待する向きもあるようだが、
このような馬には惨敗を期待する。
競馬の正常な流れを維持する上でも、シーズンを盛り上げてきた馬に頑張ってもらいたい。

大体、有馬記念の主旨はなんだ?
人気投票?
バカにするな!と言いたい。
ろくすっぽ走ってない馬が出走するようなレースはG2にでも格下げすべきである。
それか、G1、G2レースをポイント制にして上位16頭に出走権を与えると言うのがよろしい。
賞金額も2億円くらいにして、日本チャンピオン決定戦にすればいいのだ!
年末の紅白歌合戦と同じで、ただの視聴率(馬券売り上げ)ねらいのレースにしか思えないのは私だけであろうか。
20世紀中に競馬Aクラス国入りできなかった我が国。
21世紀には飛躍を期待する!

2000/12/23   

●何事もなかったように・・・
有馬記念が終わり、本年度のすべての中央競馬のイベントは終わりました。
2着のメイショウドトウ、何故にTMオペラオーに道を譲ったのか!?
伸びきれないズブい末脚、闘争本能の無い勝負根性。
安田騎手も『これで勝てた!』と思ったに違いない。
しかし・・・御大のTMオペラオーが馬群をぶち破ってハナ差の楽勝(!?)。
これは、このメンバーでは100年掛かってもTMには勝てませんな〜〜〜。
単勝1.7倍にして、かなりのスリルと固い配当を馬券師に贈るあたり、TMサンタクロースは見事でした!
我が輩の希望であったナリタトップロードは直線の中程でスタミナ切れ。
『ワシはもう走りたくないぞ〜〜〜!』って声が聞こえたぞ。
的場騎手の乗り方は完璧!あそこから普通に伸びていればダイワテキサスと一緒に上がって行き、半馬身ぐらいで優勝できたはず!!(;_;)
やっぱり坂と道悪はダメなんだなぁ〜〜〜。
そういえば昨年の有馬記念もナリタを本命で馬券を買って見事に散ったっけ・・・。
懲りないな、ホントに・・・。
結果、TMオペラオーは年間G1レース5勝というJRA記録を樹立。
獲得賞金は17億円を超え、今年だけで11億円強を稼いだことになる。
勿論、世界中でこれだけの賞金を稼いだ馬はいない。
2位のシガー(アメリカ)が10億円強であるからダントツである。
○外に解放された天皇賞・秋とJCの勝利は非常に価値があると思う。
記録だけでなく、印象度・充実度も日本競馬史上1番立派なサラブレッドであると言えなくもない。
出走できうる最高のレースにすべて出走し(ここが大事)、すべて勝っているのだから文句無しである。
シンザンやシンボリルドルフ級であると言っても過言ではないであろう。

さて、普通これだけの成績を上げてしまうと、さっさと引退して種牡馬入りするものだが・・・。
本当に来年も走るのだろうか?
皐月賞、天皇賞(春・秋)、宝塚記念、JC、有馬記念・・・古馬クラシックレースを完全制覇!
以前にも書いたけど、マイル路線に挑戦する気はないのかな?!
安田記念やフェブラリーSをもし勝つことができれば、タケシバオーやマルゼンスキーから怪物の称号を与えられるのは必至なのに・・・。
ま、来年はマルチな才能を発揮してもらいたいもんですなぁ〜〜〜!がっははははっは〜〜!

2000/12/24