5月14日、仏ロンシャン競馬場にてフランスクラシックが幕を開けました。
この日は、フランス版2000、1000ギニーとリュパン賞が行われました。
仏ダービー(6月4日)の最重要トライアル戦リュパン賞は3番人気シーロが圧倒的1番人気のクツブの追撃を
制して優勝。
尚、オーナーは昨年のモンジューでお馴染みのM.テーバー氏であり、この馬で英ダービーに挑戦するという。
シーロの父はウッドマン・・・・もし英ダービーに勝つようなことがあれば逆立ちして町内一周してあげましょう。(^^ゞ
●Poule d'Essai des Poulains (French 2000Guineas)
英国から3頭、アイルランドから1頭のチャレンジャーを迎えた仏2000ギニーは、7頭立てで行われました。
レースは2番手から残り300mで先頭に立った英国馬バチールが快勝しました。
2着には追い込んだ地元の人気馬ベリーヌザサンが入り、3着に、後方から伸びた英国のヴァレンチノが入りました。
4戦全勝で1番人気に押されたモナシーマウンテン(愛)は道悪に苦しみ、5着に敗れました。
勝ち馬バチールはデビューから2連勝でG2リッチモンドSを制覇。3歳G1のモルニー賞とサラマンドル賞はともに3着。
シーズンオフをドゥバイで過ごし、3月25日に行われたドゥバイダービーではチャイナヴィジットの2着に善戦していました。
チーム・ゴドルフィンにとっては95年のヴェットーリに続く2度目の仏2000ギニー制覇となりました。
尚、鞍上はL.デットーリでした。
仏2000ギニー(G1) 5月14日 仏ロンシャン競馬場 芝:1600m
1着賞金:100万フラン 馬場状態:重(souple)1 Bachir 1:39.4 2 Berine's Son 1 1/2 3 Valentino 1 1/2 4 Ekraar 1 5 Monashee Mountain 6 Mon Pote Le Gitan 7 Slipstream King
バチール・Bachir 鹿毛 愛産 通算成績 7戦4勝
オーナー:ゴドルフィン 調教師:サイード・ビン・スルール 生産者:K.カレン夫妻(愛)
騎手:L.デットーリ
父:デザートスタイル(父グリーンデザート) 母モーニングウエルカム(父ビーマイゲスト)
父デザートスタイルは全欧チャンピオンスプリンター。愛とオーストラリアで活躍するシャトルサイヤー。
●Poule d'Essai des Pouliches (French 1000Guineas)
2000ギニーと同日に行われた仏1000ギニーは伏兵ブルーマンバが好位から直線早めに抜け出し、後続馬を抑えて優勝しました。
2着には4戦全勝のピオニが入り、3着は英国馬アルシャカー。
アガ・カーン殿下が送り込んだ素質馬ザルキーヤは直線で前が塞がり、外を回して追い込んだが4着まででした。
人気だったレディオブチャドは陣営が用意したペースメーカーの2着を進んだが、後半ばてて8着に沈みました。
ブルーマンバは英2000ギニーを制したキングズベストと同じキングマンボ産駒。
98年のドリームウェルなど3頭の仏ダービー馬をおくりだしたP.バリー師にとっては初めての1000ギニー制覇でした。
鞍上のS.ギヨ騎手とっても初めてのクラシック勝利となりました。
尚、ブルーマンバの次走は仏オークス(ディアーヌ賞)[6月10日]の予定だが、間に挟まる愛1000ギニー(5月28日)に
出走するプランもあるらしい。
仏1000ギニー(G1) 5月14日 仏ロンシャン競馬場 芝:1600m
1着賞金:100万フラン 馬場状態:重(souple)1 Bluemamba 1:40.2 2 Peony クビ 3 Alshakr 頭 4 Zarkiya 頭 5 Iftiraas 6 Zeiting 7 Castiya 8 Lady of Chad 9 Blue Moon 10 Xua 11 Saone et Loire
ブルーマンバ・Blue Mamba 鹿毛 ケンタッキー産 通算成績 4戦2勝
オーナー:スカイマークファーム厩舎 調教師:P.バリー 生産者:スカイマークファーム厩舎
騎手:S.ギヨ
父:キングマンボ 母ブラックペニー(父プライベートアカウント)