KING'S IS BEST IN GUINEAS

***全着順はこちら***


第192回2000ギニーSが終了しました。
キングズベストの爆発的な末脚が炸裂して2000ギニーを勝ったことで、調教師のサー・マイケルスタウト師とK.ファロン騎手には1000ギニーとの
ダブル優勝への可能性が膨らんでいた。
(K.ファロン騎手は昨年度、ダービーとオークスの2冠を制している)
このキングマンボの息子(キングズベスト)は素晴らしい結果を出してくれた。
日曜日の1000ギニーには同じコンビで11-8(2.4倍)の人気に押されているペトルーシュカで出走する・・・。
勝つチャンスは大きい。
2000ギニーの勝利の拍手喝采の後、スタウト師は次のようにコメントしました。
「昨年のデューハーストSでディスタントミュージックの5着に敗れた時から、2週間前のクレイバンSで2着に来たパフォーマンスを見るに彼は多くの思考材料を与えてくれた。」
「神経質な馬は沢山いるが、彼は特別神経質だ。そのため、デューハーストSでは大歓声で入れ込んでしまい良い結果にならなかった。」
「K.ファロン騎手は毎日のようにキングズベストに乗り、馬との信頼関係を築いてくれた。」
「今日はデューハーストSの時やクレイバンSの時に比べれば十分ハッピーだよ!(笑)馬も落ち着いていたし、チームワークの勝利だね!」
「神経質なエネルギーをどうやって良い方に導き出すかが問題だよ」
と。
一方、騎手のK.ファロンにとっても、昨年の2着に対する返上の機会を得たことになった。
(昨年はエンリケに乗り2着であった)
本当は去年勝っていなくちゃいけなかったんだが、勝てて良かったよ。」
「今までで最高の馬とは言えないかもしれないが、確かにベストな1頭には違いはない。彼の加速スピードは信じられない速さだよ!
こんな馬には乗ったことがない!」
「それにしても大変なレースだったよ。馬の入る余地がほとんどなかったからね〜〜〜〜。」
「そこで、1つの決断を迫られたんだ。馬を後ろから出す時に、馬込みの中を突き抜けるか、外をまわるか。しかし、彼は外を回ろうとはせず、
自分から馬込みの中に突っ込んでいったんだ。」
「不安はなかったよ。勝ってなきゃ、今頃は世話係の部屋にでも行ってるかもね!(^^ゞ」
ダービーが楽しみである。
「ダービーの距離をこの馬が保つかどうかは全然分からないが、エプソムのコースは彼にとっては合っていると思うよ。」
「今日のように落ち着いていることができるかどうかだと思う」
と騎手は付け加えた。
キングズベストの3連勝馬券のオッズは446倍であった。

マイケルスタウト師はダービー出走についてははっきりとコメントはしなかったが、
「今日のレースをビデオでみて、ファロン騎手と話し合ってからダービーの事は決めるよ!」
と発言した。

2着のジャイアンツコーズウェイ陣営はダービーには出走しないことを発表した。
全てはエイダン師に任せているが、私はダービー馬にはなれないと思っている。」
と、共同馬主のスー女史の旦那は宣った。(悲)

3着のバラシアゲスト陣営は馬場状態が固すぎたことを敗因にあげた。
先週の土曜日だったなら違った結果になったはず!多分うちの馬が勝っていたはずだ!」
と調教師は言い訳した。
英国人はあきらめも早いが、執念深いようである。