1999年度 インターナショナルクラシフィケーション!


1999年度インターナショナルクラシフィケーション(International Classification)が1月19日発表されました。
今年度最高の評価を得た競走馬は・・・ダイラミとモンジューの2頭・・・135ポイントという高評価でした。
欧州圏以外ではエルコンドルパサーが134ポイントという非常に高い評価をされました。
これは1996年度のシガー以来のこととなります。
アメリカの競走馬の評価は全体的に低く、年度代表馬のカリズマティックで125ポイントの評価に止まりました。
昨年度はエルコンドルパサーのフランス遠征などがあり、欧州の競走馬にたいしては親近感がわきましたが、アメリカの競走馬との関わりはなく
少し寂しい印象は拭えません。
2000年は更なる交流を通してインターナショナルな名馬が誕生することを祈っています。
● 1999年 Internationa Classifications 4歳馬部門 主な競走馬 ●
レート 馬名 主な成績
135 Montjue G1凱旋門賞、G1仏ダービー、G1愛ダービー
127 Dubai Millennium G1クイーンエリザベス2世S、G1ジャックルマロア賞
Sendawar G1仏2000ギニー、G1セントジェームスパレスS、
G1ムーランドロンシャ賞
Stravinsky G1ジュライC,G1ナンソープS
125 Chrismatic ケンタッキーD、プリークネスS、ベルモントS3着、その後骨折が判明し、引退。
123 Mutafaweq G1英セントレジャーS、G2キングエドワード7世S
Oath 英ダービー、その後日本に輸出。
119 Daliapour 愛ダービー2着
Ramruma 英オークス、愛オークス
テイエムオペラオー 皐月賞、有馬記念3着
116 Wince 英1000ギニー
Island Sands 英2000ギニー
115 アドマイヤベガ 日本ダービー
114 シンボリインディー NHKマイルC
ナリタトップロード 菊花賞
テイエムオペラオーが119ポイントを獲得したのには少し驚きました。クラシック1冠とその他のレースでの好走が評価されたようです。
ここ最近の日本馬の欧州における好走が光っているだけに日本の委員の主張が通ったみたいです。(^^ゞ
今年の活躍が望まれるところです。
モンジューの135ポイントは文句のないところでしょう。この評価はダンシングブレーヴの141ポイント(1986年)は別格だとしても、
ジェネラス(1991年)、パントンセレーブル(1997年)の137ポイントに次ぐ高評価でした。
愛ダービーにおける素晴らしいレース、凱旋門賞でのエルコンドルパサーとの激走。日本のファンに1番愛された凱旋門賞馬ではないでしょうか。
今年も現役続行ですのでまだまだ彼の素晴らしいレースを見ることができます。
少し、差が付きましたがマイル路線、またはスプリント路線で活躍した3頭が127ポイントを与えられました。
この3頭の怖ろしいところは欧州における古馬混合のレースにおいて殆ど勝っているところです。
斤量の差があるとしても、これは凄いことです。
日本に置き換えれば、NHKマイルCを勝った馬が安田記念を勝ち、4歳にして高松宮記念を勝ち、冬にはスプリンターズSを勝つようなものでしょうか!?
中でもセンダワールは春夏秋と全てのシーズンでG1を勝っていて、私が1番好きな馬です。
ドゥバイミレニアムは英ダービーで1番人気になって(シーキングザゴールドの仔をダービーで人気にするというのはあまりにも・・・の気がするが)
敗れた以外は全てのレースに勝っています。
名前の通りチームゴドルフィンにとっての希望の星であり、今年のドゥバイWCにも挑戦させるそうです。
そういえば、ケンタッキーDに出したワールドリーマナーってどこに行ったのでしょうか?(笑)
● 1999年 Internationa Classifications 古馬部門 主な競走馬 ●
レート 馬名 主な成績
135 Daylami G1キングジョージS、愛チャンピオンS、BCターフなどを勝ちワールドシリーズ初代王者に!
134 エルコンドルパサー G1サンクルー大賞典、凱旋門賞2着
132 Royal Anthem G1英インターナショナルS、G1BCターフ2着
130 Artax G1BCスペリント、ドクターフェイガーのレコードを破るなど超一流のスピード馬。
126 Croco Rouge G1イスパーン賞
124 Tiger Hill G1バーデン大賞、G1バイエルン牧畜大賞
Fruits OF Love G2ハードウィックS、G1カナディアン国際2着
123 グラスワンダー 宝塚記念、有馬記念、毎日王冠賞
スペシャルウィーク G1ジャパンC、天皇賞・春秋、有馬記念2着
Gold Away よくわかりません。
Jim And Tonic G1香港国際C。香港のレースを勝った馬では最高の評価。
122 Kayf Tara G1愛セントレジャー、G2グッドウッドC
120 Diktat G1スプリントC、G1モーリスドギース賞
119 エアジハード 安田記念、マイルCS。香港国際Cの回避が悔やまれます。今年から種牡馬。
Indigenous G1ジャパンC2着。陣営はこの評価に大喜びだとか・・・。(^^ゞ
117 ブラックホーク スプリンターズS。
アグネスワールド G1アベイユドロンシャン賞。
Dazzling Park よくわかりません。
初代ワールドシリーズチャンピオンのダイラミが135ポイントで堂々のトップ。
しかし、2番目評価のエルコンドルとの対戦(凱旋門賞)はどうなったのでしょうか?度外視されてるんだろうなぁ〜〜〜・・。(笑)
ま、遠征を含めたG13勝は立派の一言です。素直に誉めてあげましょう。また、この馬は毎年G1を勝っていて息の長い活躍をしました。
元々G1仏2000ギニーの勝ち馬なんだよね〜〜!この馬って・・・。
エルコンドルは英愛で走ってないこと。しかしながら凱旋門賞ではモンジューの半馬身差に好走していること。これらのことから非常に頭をなやまさせたと思います。
直に見ていない馬を評価はしないですからね!特に英国人は・・・。
123ポイントで並んだグラスとスペシャルは妥当な評価だと思います。甲乙はつけがたいですから・・・。
これを見るにつけ昨年の5歳世代は本当に強かったんだなぁ〜〜〜。って気になります。
グラスは今年も現役なのでまだまだ評価は上がる可能性があります。頑張ってください。
ブラックホークとアグネスも同評価で決着!
それにしても、130ポイントのアータックスって馬、見たかったですねぇ〜〜。スプリンターズSに登録してたんだけど生産者からの希望で回避になったとか・・・。(^^ゞ
遠征で怪我でもされちゃかなわん!ってところでしょうか!? ドクターフェイガーの記録を破ったその走りを是非とも見てみたかったです。