●10月6日に仏ロンシャン競馬場で第81回凱旋門賞が行われました。
チーム・ゴドルフィンのマリエンバードが格の違いを見せて快勝したようです。
事前予想で『力不足だ』なんて言ってしまってすまん。m(。、)m
全く危なげないレースでした。馬群中段前方をキープし直線で抜け出すと2着のスラマニに陰さえ踏ませず快勝。
フランスギャロのHPからとってきた決勝写真(笑)
喩えるなら2000年の天皇賞・秋のTMオペラオーの様なレースでした。
鞍上のL.デットーリ騎手にとって3回目の同レース優勝。おめでとう!
チーム・ゴドルフィンのレーシング監督のS.クリスフォード氏がコメントしていたように
マリエンバードの昨年までの扱いはチームとして失敗だったようである。
3yoの暮れにチーム・ゴドルフィンに移籍して以来同馬は中距離専門に使われてきたが、この勝利でステイヤーとしての地位を築いたと言える。
まあ、綺羅星の如くスターホースが集まっているチームであるから、多少ないがしろにされたことも仕方ないだろう。
しかし、どう見てもゴドルフィンの2線級だと思っていたマリエンバードが凱旋門賞に優勝してしまった。
しかも、英・仏・愛ダービー馬を破っての優勝である。勝ちタイムも2分26秒台という素晴らしいものでした。
恐ろしいぜ、チーム・ゴドルフィン。
残念なのは日本から遠征したマンハッタンカフェの失速。
直線の入り口では4番目位に位置しており、マンハッタンカフェにとっては勝ちパターンに思われたのだが。
あまりにも伸びないのでおかしいなと思っていたら、やはり故障を発生していたらしい。
屈腱炎だということで引退するらしいです。
惜しくも3着に終わったハイチャパラル陣営は、3ヶ月ぶりのレースにしては良く走ってくれたと喜びながらも、鞍上のM.キネーン騎手はトライアルに使えなかったことを非常に悔しがっていました。
もし使えていたら結果は違っていただろうと彼はコメントしています。
次走はBCターフになる模様で、来年も現役を続行させるかもしれないなどともほのめかしています。(笑)
尚、勝ち馬マリエンバードの次走はJCかBCターフになる模様ですがまだ決定していません。
L.デットーリ騎手はこの愛馬マリエンバードの大きくてスタートはとろいが力強いところを象に喩えたと言うことです。
ワールドシリーズ2勝目をあげたマリエンバードはランキング2位に上がりました。
Prix de l'Arc de Triomphe - Lucien Barriere (Group 1) |
||||||||
2002/10/6 ロンシャン競馬場芝2400m 3yo以上牡牝 馬場:良 16頭立て | ||||||||
![]() |
||||||||
直線入り口で叩き合う勇者達。マリエンバードは青の勝負服 | ||||||||
着順 | 着差 | 馬名 | 枠番 | 調教師 | 馬齢 | 斤量 | 騎手 | 人気 |
1 |
2分26秒70 |
Marienbard (IRE) |
(3) |
Saeed Bin Suroor |
5 |
9-5 |
L Dettori |
158/10 |
2 |
3/4 |
Sulamani (IRE) |
(13) |
P Bary |
3 |
8-11 |
T Thulliez |
7/2 |
3 |
1/2 |
High Chaparral (IRE) |
(5) |
A P O´Brien |
3 |
8-11 |
M J Kinane |
22/10J |
4 |
1/2 |
Califet |
(1) |
G Cherel |
4 |
9-5 |
T Jarnet |
131/1 |
5 |
snk |
Islington (IRE) |
(9) |
Sir Michael Stoute |
3 |
8-8 |
K Fallon |
72/10 |
6 |
3/4 |
Aquarelliste |
(2) |
E Lellouche |
4 |
9-2 |
D Boeuf |
42/10 |
7 |
1 1/2 |
Anabaa Blue (GB) |
(8) |
C Lerner |
4 |
9-5 |
C Soumillon |
23/1 |
8 |
1 1/2 |
Fair Mix (IRE) |
(15) |
M Rolland |
4 |
9-5 |
S Pasquier |
77/1 |
9 |
shd |
Falbrav (IRE) |
(7) |
L D´Auria |
4 |
9-5 |
O Peslier |
15/1 |
10 |
1 1/2 |
Black Sam Bellamy (IRE) |
(11) |
A P O´Brien |
3 |
8-11 |
J P Murtagh |
22/10J |
11 |
1 1/2 |
Ana Marie |
(10) |
P Demercastel |
3 |
8-8 |
D Bonilla |
43/1 |
12 |
5 |
Foundation Spirit |
(14) |
F Doumen |
4 |
9-5 |
G Mosse |
93/1 |
13 |
5 |
Manhattan Cafe (JPN) |
(12) |
F Kojima |
4 |
9-5 |
M Ebina |
83/10 |
14 |
2 1/2 |
Asian Heights (GB) |
(16) |
G Wragg |
4 |
9-5 |
D Holland |
33/1 |
15 |
shd |
Boreal (GER) |
(4) |
P Schiergen |
4 |
9-5 |
A Suborics |
105/1 |
16 |
20 |
Sensible |
(6) |
P Bary |
4 |
9-5 |
C-P Lemaire |
7/2 |
<マリエンバード> 5yo 鹿毛・牡 1997年5月26日生まれ 父:カーリアン 母:マリエンバド(ダルシャーン) 通算成績:17戦8勝。今季6戦4勝。 主な勝ち鞍:G1凱旋門賞、G1バーデン大賞、G1ドイツ賞。 オーナー:Godolphin 生産者: Saif Ali 調教師: Saeed Bin Suroor |
||||||||
2002/10/7 UP