凱旋門賞トライアルレース結果
●9月15日にロンシャン競馬場で行われた3つのレース。
G1ヴェルメイユ賞、G2ニエル賞、G2フォア賞・・・全て芝2400m。
10月6日に行われるG1凱旋門賞を占うレースとなったのでしょうか。
結果から言うと、全然トライアルになってませんでした。
中でも、有力馬が回避したった3頭のレースとなったG2ニエル賞は最低なレースになりました。
芝2400mのレースなのに、本気で走ったのは最後の数Fだけ。
優勝したスラマニを責める事はできないが、勝ちタイムが3分を越えるというのは異常だ。
どうせなら、全馬回避してレース不成立の方が良かった。
まあ、同馬としてもG1仏ダービー以来のレースであるから一叩きする事が目的だったのであろう。
兄に仏ダービー馬ドリームウェルを持つ良血であるが、重馬場には弱そうなので、凱旋門当日の馬場が非常に気になります。
尚、G2ニエル賞勝ち馬の凱旋門賞での成績は過去10年で5頭の勝ち馬を排出しています。
Prix Niel Casino Barriere-d'Enghien les Bains (Group 2) | ||||||||
2002/9/15 ロンシャン競馬場 芝2400m 3yo・牡牝 馬場:良固 3頭立て | ||||||||
着順 | 着差 | 馬名 | 枠番 | 調教師 | 馬齢 | 斤量 | 騎手 | 人気 |
1 |
3分12秒80 |
Sulamani (IRE) |
(3) |
P Bary |
3 |
9-2 |
T Thulliez |
30/100F |
2 |
2 |
Gulf News (USA) |
(1) |
A Fabre |
3 |
9-2 |
O Placais |
58/10 |
3 |
shd |
Morozov (USA) |
(2) |
A Fabre |
3 |
9-2 |
T Gillet |
26/10 |
欧州3yo牝馬チャンピオン決定戦のG1ヴェルメイユ賞は1番人気のパーリーシェルズ(F.ロー厩舎)が末脚を爆発させて快勝。
しかもレースレコードの2分26秒0という素晴らしいタイムでした。
今季デビューしたばかりの同馬はこれで5連勝(通算成績は6戦5勝)。
父はフォルリ系のエフィシオ(こんなのダビスタでしか見たこと無い)。
カーリングと言い、この馬と言いフランスにはマイナー血統から素晴らしい馬を見いだす土壌がある。
尚、パーリーシェルズは凱旋門賞に登録していないので、出走は回避する模様。
過去10年でのヴェルメイユ賞勝ち馬でG1凱旋門賞にチャレンジした馬は9頭いるが、優勝馬は出ていない。
しかし、ここ2年3着、2着と好走している。(2000年ヴァルボレッタ3着、2001年アクアレリスト2着)
Prix Vermeille Hermitage Barriere de la Baule (Group 1) | ||||||||
2002/9/15 ロンシャン競馬場 芝2400m 3yo牝馬 馬場:良固 11頭立て | ||||||||
着順 | 着差 | 馬名 | 枠番 | 調教師 | 馬齢 | 斤量 | 騎手 | 人気 |
1 |
2分26秒0 |
Pearly Shells (GB) |
(9) |
F Rohaut |
3 |
9-0 |
C Soumillon |
19/10F |
2 |
1 1/2 |
Ana Marie |
(5) |
P Demercastel |
3 |
9-0 |
D Bonilla |
136/10 |
3 |
2 |
Bright Sky (IRE) |
(8) |
E Lellouche |
3 |
9-0 |
D Boeuf |
2/1 |
4 |
1 1/2 |
Guadalupe (GER) |
(2) |
P Schiergen |
3 |
9-0 |
A Suborics |
11/1 |
5 |
shd |
Albanova (GB) |
(6) |
Sir Mark Prescott |
3 |
9-0 |
G Duffield |
19/1 |
6 |
1/2 |
Bernimixa |
(4) |
A Fabre |
3 |
9-0 |
Y Take |
64/10 |
7 |
1 1/2 |
Tigertail |
(1) |
Rod Collet |
3 |
9-0 |
T Gillet |
24/1 |
8 |
1 |
Dance Routine (GB) |
(7) |
A Fabre |
3 |
9-0 |
R Hughes |
73/10 |
9 |
6 |
Sulk (IRE) |
(10) |
J H M Gosden |
3 |
9-0 |
O Doleuze |
28/1 |
10 |
8 |
Tucana (GER) |
(11) |
P Schiergen |
3 |
9-0 |
A Schikora |
135/1 |
11 |
Blue Lightning |
(3) |
E Lellouche |
3 |
9-0 |
S Coffigny |
2/1 |
古馬のトライアル戦となったG2フォア賞であるが、昨年の仏オークス馬とダービー馬の1-2フィニッシュとなりました。
レースは先行したアクアレリストが直線で抜け出して快勝というもの。
2着のアナバーブルーとは1馬身の差がありました。
3着に入ったファルブラヴはイタリア最強古馬であり、G1共和国大統領賞では芝2000mを1分57秒8で優勝した快足馬。
しかし、ロンシャンの馬場には合わなかったのか、追い込んだが3着に止まった。
勝ち馬アクアレリストは今季緒戦のG1ガネー賞を快勝し、G1サンクルー大賞に臨んだが馬場に苦しんだか3着に敗れた。
その後遠征したG1キングジョージSでは古馬の牡馬陣営の壁厚く4着。
今回はホームグランドのロンシャンで復活を見せつけてくれた。
だが、ここに出るはずだった古馬の有力馬たちがこぞって回避したため、凱旋門賞を占うというレースにはならなかった。
まあ、ここで一叩きしたということは大きいであろう。
尚、武騎手鞍上のベルニミクサは末脚伸びず6着まで。
Prix Foy Gray d'Albion Barriere (Group 2) | ||||||||
2002/9/15 ロンシャン競馬場 芝2400m 3yo以上牡牝 馬場:良固 5頭立て | ||||||||
着順 | 着差 | 馬名 | 枠番 | 調教師 | 馬齢 | 斤量 | 騎手 | 人気 |
1 |
2分29秒0 |
Aquarelliste |
(2) |
E Lellouche |
4 |
8-13 |
D Boeuf |
9/10F |
2 |
1 |
Anabaa Blue (GB) |
(3) |
C Lerner |
4 |
9-2 |
C Soumillon |
59/10 |
3 |
shd |
Falbrav (IRE) |
(4) |
L D´Auria |
4 |
9-2 |
D Vargiu |
23/10 |
4 |
3/4 |
Polish Summer (GB) |
(6) |
A Fabre |
5 |
9-2 |
R Hughes |
36/10 |
5 |
5 |
Sangreal (NZ) |
(1) |
A Fabre |
4 |
9-1 |
T Gillet |
265/10 |