G1愛チャンピオンS
●3yo馬か古馬か!?
ハイチャパラル+ホークウィング対グランデラ+ベストオブザベスツ=A.オブライエン軍団対チーム・ゴドルフィン
の図式で始まった今年のG1愛チャンピオンSだが・・・
おきまりの馬場気にいらん症候群のためハイチャパラルが直前で回避したためどっちらけ状態。
G1には勝っているが所詮はメリハリの利かないホークウィングでは古馬には勝てない。
と思っていたが、意外に好勝負した。
まあ、優勝したグランデラ自体無茶苦茶強い馬ではないので、ということもあるだろう。
レースは大逃げを打ったショロコフを他の馬が見るという展開になった。
スタートでロケットスタートを決めたショロコフが往年のサイレンススズカを彷彿させるような逃げを打つ!
2番手のノーイクスキューズニーデッドに10馬身以上のさを付けて4角に入ったが・・・。
しかし、サイレンススズカになり得るはずもなく、ツインターボ級の後退を始めた。(笑)
直線中ほどで2番手に付けていたノーイクスキューズニーデッドに軽く抜かれてしまいました。
ここで満を持していたホークウィングが同馬との叩き合いに入る。
当然後から仕掛けたホークウィングの脚色の方が明らかに良かった。
軽く抜き去って1着でゴールすると思われたのだが、さすがウッドマン産駒というか10Fは限界というか、伸びない。
もたもたしている間に大外を強襲したグランデラにハナ差で優勝杯を持って行かれた。
内側から青・黒・青の勝負服で、オセロならひっくり返ってますな。(水爆)
レース映像を見た感じだと、全ての馬に関して10Fは限界の距離であると思われる。
逃げたショロコフは大逃げしていたが、決してハイペースではなかったので10Fを走れるスタミナがあれば楽勝していてもおかしくはなかった。
ホークウィングはアラアラ状態だったし、グランデラもやっとこさの勝利だった。
10月のG1凱旋門賞の前哨戦としてはいささか寂しいメンバーであったが、これがレースだ。
マンハッタンカフェにはこいつらを蹴散らしてもらって、亡き父の威光を存分に見せて欲しいものだ。
それにしても、これでグランデラはワールドシリーズ2勝目でダントツのトップに躍り出た。
参加レースもほぼ皆勤賞に近いので、まず今年のチャンピオンはこの馬になるであろう。
しかし、真のチャンピオンになるにはJCか香港で日本馬に勝たなくてはならない。
尚、グランデラの次走は12Fでは長すぎるという陣営の考えから、G1コックスプレートになるようです。
Ireland The Food Island Champion Stakes (Group 1) | ||||||||
2002/9/7 レパーズタウン競馬場 芝10F 3yo以上 馬場:良 7頭立て | ||||||||
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綺麗な栗毛のグランデラ!(こちら側)1番向こう側がノーイクスキューズニーデッド(みえね〜) | ||||||||
着順 | 着差 | 馬名 | 枠番 | 調教師 | 馬齢 | 斤量 | 騎手 | 人気 |
1 |
2分4秒70 |
Grandera |
(7) |
Saeed Bin Suroor |
4 |
9-4 |
L Dettori |
5/2 |
2 |
shd |
Hawk Wing (USA) |
(6) |
A P O´Brien |
3 |
8-11 |
M J Kinane |
8/11F |
3 |
nk |
Best Of The Bests |
(8) |
Saeed Bin Suroor |
5 |
9-4 |
J P Spencer |
12/1 |
4 |
6 |
Sholokhov |
(1) |
A P O´Brien |
3 |
8-11 |
P J Scallan |
8/1 |
5 |
4 1/2 |
No Excuse Needed (GB) |
(9) |
Sir Michael Stoute |
4 |
9-4 |
P J Smullen |
16/1 |
6 |
1 1/2 |
Margarula |
(5) |
J S Bolger |
3 |
8-8 |
K J Manning |
9/1 |
7 |
1 |
Common World (USA) |
(3) |
G A Butler |
3 |
8-11 |
J P Murtagh |
25/1 |
<グランデラ> 牡・4yo 1998年4月21日生まれ 栗毛 父:グランドロッジ 母:ボルディジーラ(アリシーバ) 通算成績:15戦5勝 主な勝ち鞍:G1愛チャンピオンS、G1プリンスオブウエールズS、G1シンガポール航空国際C オーナー:Godolphin 生産者: J Stan Cosgrove 調教師: Saeed Bin Suroor |
2002/9/11 UP