The 52nd Running King George VI And Queen Elizabeth Diamond Stakes
●7月27日に行われる第52回キングジョージS一応の出走馬が分かりました。
どうやら、1番人気はグランデラの模様。単勝オッズは2.5倍程度になりそうです。
今年の同レースは3yoのチャンピオンが不在で、少々盛り上がりに欠けると言われている。
英・愛ダービーの馬のハイチャパラルやマイル王のロックオブジブラルタル。
そして遅れてきたホークウィングなどのA.オブライエン厩舎の有力馬がこぞって休養入りするからです。
でも、あまりにも斤量的に有利な3yo馬が出てくるよりも同斤量で競われる古馬レースの方が見ていて面白くないかい!
ついでに距離も12F==>10F位に短縮すればマイル王達も参加してとても盛り上がると思うがどうだろうか?
とも思いたくなる。(笑)
まあ、頑固者の英国人だから100年くらい経てば考えてくれるかもしれん。が、私は既に死んでるぞ〜〜〜!^^;
今年は古馬のG1馬が5頭出てくる。・・・サキー、グランデラ、ボレアル、アクアレリスト、ネイエフ。
同じ国際G1レースの宝塚記念と比べると雲泥の差がある。><
しかしだ!名前だけのG1馬ではまずいぞん!
大体、欧米のレーティングで中距離王がグランデラになっているのはおかしい。
エイシンプレストンやアグネスデジタルを差し置いて、これは片腹いたいわ!
と言うことで予想されるメンバー・・・・
サキー(牡・5yo)・・・昨年のG1凱旋門賞馬でG1BCクラシックでは2着。昨年の欧州チャンピオン。
しかし、今季緒戦のG1ドゥバイWCでストリートクライの大差の3着に敗れた。
元来、スピード馬では無いので、馬場が悪化すれば大チャンスだろう。
グランデラ(牡・4yo)・・・はサキーと同じサイード・ビン・スルール厩舎。
昨年度はG1レースで2着を繰り返していたが、G1クイーンエリザベス2世Cでエイシンプレストンの5着した後、目が覚めた(笑)!
G1シンガポール航空国際Cに優勝し、前走のG1プリンスオブウェールズSにも優勝した。
が、メンバーに恵まれていたことは否めない。固い馬場は得意なので今のままの天気なら勝機は大!
そのグランデラに地元のG3で勝ったことがあるのはナラティヴ(牡・4yo)・・・同馬もサイード・ビン・スルール厩舎所属だ。
前走はイタリアに遠征し、G1ミラノ大賞ではファルブラヴ(牡・4yo)の2着。
このファルブラヴは超快足馬で、この馬が出走してくれると面白いと思っていたが残念。
これらチーム・ゴドルフィンに対抗するA.オブライエン軍団は今回は非力だ(笑)。
まず、バッハ(牡・5yo)・・・だが昨年のG1愛チャンピオンSでファンタスティックライトの3着。
12月のG1香港Cではアグネスデジタルの14着に惨敗してしまった。
その後、休養明けの今季緒戦はリステッドに勝ち、G1タタサルスGCに臨んだがリベルライン(牝・4yo)の2着。
名誉挽回にと出走したG1プリンスオブウェールズSはグランデラの12着に大惨敗してしまった。
元々、古馬になって成長力のないカーリアン産駒だけに期待はできないところだ。
3yoで挑戦するのはデフランチェスカ(牡・3yo)・・・G1仏2000ギニー、ランドシールの12着。G1愛2000ギニー、ロックオブジブラルタルの3着。
止せばいのに出てしまったG1愛ダービーはハイチャパラルの6着。
アメリカならまだしも、ダンチヒの仔が8F以上のレースに勝てるわけがないぞ!
以上、A.オブライエン軍団でした。
嬉しいのは、ゴーラン(牡・4yo)・・・が復帰します。昨年のG1JC以来の登場。府中の2400mを2分23秒8で走破したのだから一発あってもおかしくない。
勝てばここ20年間で3頭目の英2000ギニー馬の優勝となる。
6月7日に行われたG1コロネーションCで27年ぶりのドイツ調教馬による英G1優勝を飾ったボレアル(牡・4yo)・・・は昨年のG1ドイツダービー馬。
G1バーデン大賞はモルシェディーの2着。G1ドゥバイシーマクラシックがネイエフの3着。と惜しいレースを続けていたがメンバーが落ちれば力が違う!
どんなレースでも実力を発揮できる名馬。ドイツ馬初の優勝を狙う!
トライアル戦のG2ハードヴィックSの優勝馬ジンダバド(牡・6yo)・・・は今季重賞を3勝していて、いちおう上がり馬(笑)。
そのハードヴィックSの2,3,4着馬のストーミングホーム(牡・4yo)、ミネラリー(牡・5yo)、ハイピッチド(牡・4yo)も揃って参戦してくる。
ストーミングホームは昨年の6月G2キングエドワード7世S以来勝ち星はない。
ミネラリーはステイヤーで2000年のG1英セントレジャーSの優勝馬。
昨年の同レースではガリレオの5着。G1愛セントレジャーで2着しているので、12Fは短すぎるのだろう。
もし優勝すれば1987年のレファランスポイント以来のセントレジャー馬の優勝となる。
フランスの天才少女アクアレリスト(牝・4yo)・・・が参戦してくるのは楽しみである。
昨年度5戦4勝。G1仏オークス、G1ヴェルメイユ賞に優勝しアレフランスの再来と言われた。
G1凱旋門賞はサキーの2着に善戦。今季緒戦のG1ガネー賞に楽勝しフランス国内には敵なしかと思われたが・・・。
G1サンクルー大賞で思わぬ敗北。アンジェガブリエルの3着となってしまった。
12Fは長すぎるのかもしれない。
そして、私が最も期待しているのがネイエフ(牡・4yo)・・・昨年のG1英チャンピオンSの勝ち馬で、今季緒戦のG1ドゥバイシーマクラシックを圧勝した同馬には明るい未来が待っているはずだった。^^;
しかし、G1タタサルスGC3着。G1プリンスオブウェールズSがグランデラの4着とイマイチ本調子ではない。
兄は英2冠馬のナシュワン。優勝すれば兄弟制覇となる。
・・・・と言った感じのメンバー構成です。
個々に見ていくとG1レースらしいメンバーが揃ったと言えますが、いつものメンバーと言った感じも否めません。
ここに日本馬が出ていればなぁ〜と思うのは私だけでしょうか〜〜〜^^;;
あ!このレースはワールドシリーズ第4戦として行われるのでいちおう順位なども気にして観戦しましょうね^^//
2002/7/24