Prix de l'Arc de Triomphe-Lucien Barriere (Group 1)
2001年10月7日 仏ロンシャン競馬場 芝2400m 3yo以上牡牝 17頭立て 馬場:不良
チーム・ゴドルフィンの期待サキーが6馬身差で圧勝!
 
着順 着差 馬名 枠順 調教師 馬齢 斤量 騎手 人気

1

2分36秒1

Sakhee (USA)

(15)

Saeed Bin Suroor

4

 9-5

L Dettori

22/10F

2

6

Aquarelliste

(4)

E Lellouche

3

 8-8

D Boeuf

9/2

3

1

Sagacity

(11)

A Fabre

3

 8-11

Y Take

21/2

4

shd

Golan (IRE)

(6)

Sir Michael Stoute

3

 8-11

K Fallon

76/10

5

1

Milan (GB)

(1)

A P O´Brien

3

 8-11

M J Kinane

48/10

6

1 1/2

Little Rock (GB)

(16)

Sir Michael Stoute

5

 9-5

J P Spencer

105/1

7

1/2

Hightori

(9)

P Demercastel

4

 9-5

G Mosse

93/10

8

3

Egyptband (USA)

(10)

Mme C Head-Maarek

4

 9-2

O Doleuze

18/1

9

2 1/2

Anabaa Blue (GB)

(17)

C Lerner

3

 8-11

C Soumillon

112/10

10

4

Foreign Affairs (GB)

(13)

Sir Mark Prescott

3

 8-11

G Duffield

42/1

11

5

Diamilina

(3)

A Fabre

3

 8-8

O Peslier

21/2

12

1/2

Honorifique

(12)

Rod Collet

4

 9-2

T Gillet

94/1

13

1

Anzillero (GER)

(8)

D Richardson

4

 9-5

K Woodburn

101/1

14

5

Idaho Quest (GB)

(2)

H-A Pantall

4

 9-5

T Thulliez

88/1

15

nk

Holding Court (GB)

(7)

M A Jarvis

4

 9-5

P Robinson

23/1

16

20

Saddler´s Creek (USA)

(14)

A P O´Brien

3

 8-11

P J Scallan

48/10

17

dist

Chimes At Midnight (USA)

(5)

Luke Comer

4

 9-5

W J Smith

200/1

 
●なんともまあ、差がついたものです。(笑)
不良馬場で迎えた第80回凱旋門賞はサキー(牡・4yo)の圧勝でした。
馬場が悪かったら、回避させるとか言ってたのは何だったんだろう・・・。(--;)
勝利ジョッキーのL.デットーリ騎手はG1レース100勝目を飾りました。(凄すぎるぜ)
2着にはフランスの無敗牝馬アクアレリストが入りましたが、6馬身もの差がついていました。
3着には武騎手鞍上のサガシティー。ゴーランは何とか4着に踏ん張りました。

※ポンとスタートを切ったアナバーブルーが先頭。
サキーも行きかけるが、この後デットーリが抑えて好位に。左の写真はスタートして200m地点のもの。
   

※向こう正面でサドラーズクリークとアンジレロが前に出る。
アナバーブルーが怪しくなっている。
ゴーランが掛かり気味。
サキーは中程の絶好の位置。
サガシティー(武)はのんびりと後方から。
   

※直線残り300m。
既にサキーが先頭に出ている。
ゴーランは内で粘っているが馬場に苦しみ伸びない。
アクアレリストが内側、サガシティーが外から伸びてくる。
   

※残り200m地点。
既に勝敗は決していた。
大差を付けようとするサキー。
ゴーランが苦しむ。
3番手争いが熾烈!
   

※残り100m。
馬場が思いせいか、後ろの馬は伸びて来ない。
かといって、ボロボロにはバテない。
サキー陣営は馬場が不安と言う事だったが、これを見る限りは無類の重上手と言っても差し支えはないだろう。
差が広がっている。
まるでG1インターナショナルSの再現だった。全くの楽勝!

勝利ジョッキーL.デットーリ騎手のコメント・・・
『レースの序盤はずっとサキーを抑える事に集中していた。勝利に関しては全然疑もしなかったよ。自信を持ってここに臨めたし、彼は素晴らしい馬だよ。来シーズンも楽しみですね。本当にサキーは素晴らしい馬です。僕はただぶら下がって、ハンドルを切るだけでしたからね!』

チーム・ゴドルフィン、レーシング監督のサイモン・クリスフォード氏のコメント・・・
『彼は(サキー)昨年の英ダービーでシンダールの2着だった。敗れはしたが、ベストな馬だという事は判っていました。
そして、それが正しかった事を証明してくれたようです。
唯一の不安点は馬場状態でした。しかし、昨日の夜はフランキー(デットーリ騎手)が私に”もし負けるとしたら、僕が落馬した時だけだよ”と言ってくれました。
それ程までに我々は自信を持ってここにやって来ていたのです。
(その通りにやってのけた)フランキーは本当に素晴らしい!
我々は今までに77頭のG1馬に恵まれる事ができたが、これもフランキーのお陰です。これからも乗り続けて欲しいね。』


オーナーのモハメド殿下のコメント・・・
馬場に関しては何の心配もしてませんでした。本当に素晴らしい馬です。G1インターナショナルSの走りを見た時から自信はありました。
サキーはまだまだドゥバイミレニアムの域には達していませんが素晴らしい馬には違いありません。
凱旋門賞を勝った事で彼の将来は大きく開かれました。BCターフにでもG1チャンピオンSにでも出走はできますよ。』


勝利調教師のサイード・ビン・スルール師のコメント・・・
『BCターフ、チャンピオンSのどっちとも出走は可能ですが、おそらくニューマーケットの方に(チャンピオンS)出走させると思います。
私はまだサキーには10Fのレースが最適だと思っているのでね。』


さて、ゴーランを出走させたサー・マイケル・スタウト師は残念な結果に終わった。
『リトルロックは良く走っていたと思う。しかし、ゴーランは明らかに重い馬場に苦しんでいた。だから最後の400mで伸びなかったのだと思う。』

G1英セントレジャー優勝馬ミランは5着。サキーを脅かす走りはできなかった。
鞍上のM.キネーン騎手は『ミランは良く走ったが、馬場が重すぎたよ。』
とコメントしたらしいです。
 
サキー】 1997年2月14日生まれ 4yo 牡 鹿毛
父:バーリ
母:タワキブ(サドラーズウェルズ)
通算成績:10戦7勝(今季3戦3勝)
G1英ダービーはシンダールの2着。G1エクリプスSはジャイアンツコーズウェイの4着。
G1インターナショナルS1着。今季はL.デットーリ騎手が主戦。
オーナー: Godolphin
生産者: Shadwell Farm Inc
調教師: Saeed Bin Suroor