エミレーツ・ワールド・シリーズ第6戦・・・カナディアン国際

●カナダのウッドバイン競馬場で行われた第6戦・・・カナディアン国際は英国馬ムタマム(A.スチュワート厩舎)が優勝しました。
2着にはパオリーニが入線。
このレースは優勝馬を含めて審議の対象となりました。

3着で入線したジンダバッド(M.ジョンストン厩舎)が直線で進路妨害をしたとして6着に降着させられました。
ダリアプール(サー・マイケル・スタウト厩舎)は4着で入線したのだが、レースの序盤第1コーナーでストラトザステージの進路を妨害したとして7着に降着。
その結果、本当の4着は接戦となり、ファルコンフライトとストラトザステージが同着の4着となった。

優勝馬の鞍上はR.ヒルズ騎手・・・
『レースは巧く流れにのれた。馬にとっても良いペースだったよ。この競馬場は欧州馬に合ってるね。』
長い審議について聞かれると・・・
『僕は絶対に2着に来た馬(パオリーニ)には接触していないと思う。リプレイを見ても全然あたってなかった。
審議の結果は誠にプロらしかったと思いますよ。』
彼は1日前の土曜日に英アスコット競馬場でG1クイーンエリザベス2世Sを制しており二重の喜びとなった。
『ワールドシリーズという重要なレースを勝つ事ができて本当に嬉しいです。
それに、今週末の出来事は忘れられないものになりそうです。』

勝利調教師アレック・スチュワート師のコメント
『オーナーに感謝しています。この馬には本当に楽しませてもらってます。
次走についてはオーナーからの意向を受けてから検討したいと思っています。』

ダリアプール鞍上のJ.ムルタ騎手のコメント
『彼は良く走っている。勝ち馬の真後ろという最高のポジションに付けていたのだけど伸びきれなかった。』

さて、ムタマムはこのレースで12ポイントを稼ぎランキングは3位になった。
パオリーニは9ポイントとなって接近している。
パオリーニ、シルヴァノを管理するアンドレアス・フーラー師は25ポイントとなり、トップを走っている。
ムタマム】 1995年4月28日生まれ 6yo 鹿毛・牡
父:ダルシャーン
母:ペタルガール(カーリアン) <ムトトの半妹>
同馬はイヤリングセールで185,000ギニーという高額で競り落とされた。
通算成績:20戦11勝 今季:4戦3勝 G1レースは初優勝。

G1キングジョージはガリレオの9着。昨年のBCターフはカラニシの4着。英ダービーはハイライズの13着。
オーナー:Hamdan Al Maktoum
生産者:Biddestone Stud
調教師:A C Stewart