●9月16日(日曜日)にロンシャン競馬場で凱旋門賞を占う上で非常に重要なレースが行われました。
※3yo馬によるトライアル戦・・・G2ニエル賞
Prix Niel Casino Barriere d'Enghien les Bains (Group 2) | ||||||||
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ロンシャン競馬場 芝2400m 3yo牡牝 馬場:良 7頭立て | ||||||||
着順 | 着差 |
馬名 |
枠番 | 調教師 | 馬齢 | 斤量 | 騎手 | 人気 |
1 |
2分27秒00 | Golan (IRE) |
(1) |
Sir Michael Stoute |
3 |
9-2 |
K Fallon |
13/10F |
2 |
3/4 |
Anabaa Blue (GB) |
(5) |
C Lerner |
3 |
9-2 |
C Soumillon |
52/10 |
3 |
2 |
Chichicastenango |
(6) |
P Demercastel |
3 |
9-2 |
A Junk |
44/10 |
4 |
1 |
Walking Around |
(2) |
A Fabre |
3 |
9-2 |
O Peslier |
87/10 |
5 |
nk |
Sangreal (NZ) |
(7) |
A Fabre |
3 |
8-11 |
T Gillet |
17/1 |
6 |
2 1/2 |
King Of Tara (IRE) |
(3) |
F Doumen |
3 |
9-2 |
T Thulliez |
13/1 |
7 |
nk |
Storming Home (GB) |
(4) |
B W Hills |
3 |
9-2 |
M Hills |
38/10 |
●3yo馬で競われたG2ニエル賞ですが、優勝したのはゴーラン! 天敵ガリレオの居ない所で負けるわけにも行かず・・・順調な仕上がり具合でした。 愛ダービー以来11週間振りに競馬場に登場したゴーランでありましたが、単勝2.3倍の人気に応えてくれました。 2着には仏ダービー馬アナバーブルー、3着にはチチカステナンゴが入りました。 人気通りの決着でした。 『少し早く前に出てしまったが、完璧な精神力で頑張ってくれました。まったくたいした馬ですよ。 必ずや凱旋門賞馬になってくれると思っていますよ!ロンシャン競馬場を楽しんでいたようだし、私はちょっと集中力が出るように手助けしただけだからね。』 とは、鞍上のK.ファロン騎手のコメント。 オーナーのウェインストック氏は凱旋門賞に対しては大きな自信を持ったようである。 ロンシャンの2400mの距離の競馬で力を出せた事は大きい要因でしょう。 尚、同馬の凱旋門賞後の予定は白紙。 共同オーナーのクールモアーグループ次第であるらしい。 同氏としては、来シーズンも現役を続けさせたい意向なのだが・・・どう出るか!?クールモアー。 惜しくも2着に敗れたアナバーブルー陣営はは凱旋門賞での再戦を誓いました。 |
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【ゴーラン】 1998年2月24日生まれ 牡・鹿毛 父:スペクトラム 母:ハイランドギフト(ジェネラス) 通算成績:5戦3勝 G1英2000ギニー、G1英ダービー2着、G2ニエル賞 オーナー:Lord Weinstock 生産者: Ballymacoll Stud Farm Ltd 調教師: Sir Michael Stoute |
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※欧州3yoナンバーワン牝馬決定戦・・・G1ヴェルメーユ賞
Prix Vermeille Hermitage Barriere (Group 1) | ||||||||
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ロンシャン競馬場 芝2400m 3yo牝 馬場:良 12頭立て | ||||||||
着順 | 着差 | 馬名 | 枠番 | 調教師 | 馬齢 | 斤量 | 騎手 | 人気 |
1 |
2分29秒40 | Aquarelliste |
(1) |
E Lellouche |
3 |
9-0 |
D Boeuf |
8/5F |
2 |
snk |
Diamilina |
(6) |
A Fabre |
3 |
9-0 |
O Peslier |
17/10 |
3 |
2 1/2 |
Mare Nostrum (GB) |
(4) |
P Bary |
3 |
9-0 |
T Jarnet |
131/10 |
4 |
2 |
Mot Juste (GB) |
(3) |
E A L Dunlop |
3 |
9-0 |
R Hughes |
143/10 |
5 |
shd |
Karsavina (IRE) |
(7) |
A P O´Brien |
3 |
9-0 |
J P Spencer |
233/10 |
6 |
3/4 |
Zanzibar (IRE) |
(12) |
M L W Bell |
3 |
9-0 |
K Fallon |
45/1 |
7 |
snk |
Nadia (GB) |
(5) |
C Laffon-Parias |
3 |
9-0 |
G Mosse |
68/10 |
8 |
2 |
Baldwina |
(8) |
F Rohaut |
3 |
9-0 |
Y Take |
44/1 |
9 |
3/4 |
Inchiri (GB) |
(9) |
G A Butler |
3 |
9-0 |
F Norton |
58/1 |
10 |
4 |
Nalani (IRE) |
(10) |
H-A Pantall |
3 |
9-0 |
T Thulliez |
256/10 |
11 |
Lime Gardens (GB) |
(11) |
M J Grassick |
3 |
9-0 |
E Ahern |
39/1 |
|
12 |
Reine Zao |
(2) |
J De Roualle |
3 |
9-0 |
C Soumillon |
21/1 |
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●無敗の仏オークス馬・・・アクアレリストが連勝記録4に伸ばした。 2着にはA.ファーブル師のディアミリナ、3着にはノストラムが入りました。 骨折癒えてG1に騎乗した武騎手はボールドウィナで8着に敗れている。 勝ち馬アクアレリストはBCクラシック優勝馬のアルカングの半妹である。 馬主のダニエル・ヴィルデンシュタイン氏は1974年の凱旋門賞にアレフランスで優勝しており、夢よ!もう一度の心境であろう。 同氏のご子息であるアレックはアクアレリストにアレフランスを見ているようである。 『彼女はとても特別な馬。彼女が加速すればレースが決着してしまう。時代が違う馬を比較する事は難しいけれど、アレフランスと同じモノを感じさせてくれるんだ。 私達はこれまで偉大な馬を所有してきたが、この馬はトップに位置する馬だと言えるでしょう。 今日の彼女は少し太っていたので、本番までに少しの運動が必要かもしれませんね。』 とコメントしました。 ラドブローク社のオッズでは3.5倍となっているが、果たしてどうであろうか!? フランス国内でしかレースをしていない内弁慶ではあるが、アレフランスがそうであったように、”鬼の様な”内弁慶なら凱旋門賞も勝つかもしれない。 走破タイムがニエル賞に比べて2秒近く遅いのが気になるといば気になる。 2着に来たディアミリナは予想通り、好走してくれた。勢いから言って勝つかと思ったが、アクアレリストが強すぎたようである。 愛オークス2,3着のモジェストとカルサヴナは実力を出せたようで仲良く4,5着。 3着のメアーノストラムは良く頑張った。 |
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【アクアレリスト】 1998年1月1日生まれ 牝・鹿毛 父:デインヒル 母:アガサ(マニラ) 通算成績:4戦4勝 G1ヴェルメーユ賞、G1仏オークス オーナー: D Wildenstein 生産者:アレフランスステーブル社 調教師: E Lellouche |
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※古馬によるトライアル戦・・・G3フォア賞
Prix Foy Gray d'Albion Barriere (Group 3) | ||||||||
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ロンシャン競馬場 芝2400m 4yo以上牡牝 馬場:良 6頭立て | ||||||||
着順 | 着差 | 馬名 | 枠順 | 調教師 | 馬齢 | 斤量 | 騎手 | 人気 |
1 |
Hightori |
(4) |
P Demercastel |
4 |
9-2 |
G Mosse |
1/2J |
|
2 |
1/2 |
Idaho Quest (GB) |
(5) |
H-A Pantall |
4 |
9-2 |
T Thulliez |
105/10 |
3 |
3/4 |
Slew The Red (USA) |
(1) |
A Fabre |
4 |
9-2 |
O Peslier |
2/1 |
4 |
1/2 |
Little Rock (GB) |
(2) |
Sir Michael Stoute |
5 |
9-2 |
K Fallon |
99/10 |
5 |
3 |
Golani (IRE) |
(3) |
P Demercastel |
4 |
9-2 |
A Junk |
1/2J |
6 |
2 1/2 |
Epitre |
(6) |
A Fabre |
4 |
9-2 |
T Gillet |
102/10 |
●何とまあレベルの低い一戦となりました今年のフォア賞。 最強古馬のファンタスティックライトがG1愛チャンピオンSの方に向かったため、空き巣狙い的なレースになってしまいました。(笑) 古馬で凱旋門賞を目指している馬が少ない事もあるが・・・こんなんでいいのかぁ〜〜〜?? 優勝したハイトーリのオーナーはゲーリー・タナカ氏。 彼のレーシングマネージャーであるアンディー・スミス氏のコメント。 『根性のある走りだったが、これで凱旋門賞を勝てるとは思っていないよ。』 だそうです。(笑) 『先行して、他の馬を待っていたが、どの馬も来なかった。』 とは、鞍上のG.モッセ騎手のコメント。 |
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【ハイトーリ】 1997年3月21日生まれ 牡・鹿毛 父:ヴェットーリ 母:ハイメシーン(ハイエストオナー) 通算成績: 13戦6勝 オーナー: Gary A Tanaka 生産者: Ecurie Bader 調教師: P Demercastel |
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