●レーシングポスト紙によると、本年度英・愛ダービー、キングジョージSを制して欧州3yoチャンピオンの座を獲得している天才ガリレオ・・・今週末にG1愛チャンピオンSに出走予定・・・が来年も現役を続けるら可能性がある事が解った。
共同オーナーの1人であるM.テーバー氏はG1キングジョージSの折、4yo時も走ると思うよなどとほのめかしてはいたらしい。しかも、ロバート・サングスター氏もこれを認めているらしいです。
これは、非常に珍しい事である。
ロバート・サングスター氏と言えば、欧州・アメリカで高馬を買いまくり、3yoクラシックレースに全力投球させ、戦績に傷が付かない様にさっさと3yoで引退させていたのが当たり前だった。
ガリレオの父サドラーズウェルズも氏の持ち馬で、他にはカーリアン、ザミンストレル、ゴールデンフリースなどもそんな1頭です。
サングスター氏が語る来年の可能性だが、来年もガリレオが走る事は非常に素晴らしい事だ。
できれば、7yoまで走らせたい!(これはジョークだと思うが)と言う事であり、信憑性はある。
また、M.テーバー氏は本年度のBCクラシックを回避する可能性もあることも認めている。
おそらく、現役最後のレースになるはずだったこのレースの回避が何を意味するのか?
私の個人的な見解では、『レースに勝つ意味がない!』ということになる。
欧州を制圧し、北米に上陸し、北米ナンバーワンのポイントギヴンを倒す、そして高く売る。
これこそがBCに参戦する大きな理由であり、ポイントギヴンの引退が決まった今では意味がないと言うわけだ。
種牡馬シンジケートの話が上手く進んでいないのではないか?という疑念もある。
繋養先の1つはクールモアーで決定している様なものだが、フサイチペガサス並の条件を獲得したいと言うのが本音であろう。
誰もが1番強いと思っていたポイントギヴンを倒す!これこそが1番のアピールポイントであった。
来年も現役を続けて、無敗を維持できるという保証は全然無い。
万が一、来年度のG1ドゥバイWC、G1キングジョージS、G1凱旋門賞、G1BC、G1ジャパンCのどれかを勝つ事ができれば、莫大な金を生み出す種牡馬になるだろう。
しかし、当初の予定通りBCに出走し優勝した場合は、ガリレオは引退するだろう。とテーバー氏は付け加えている。
あくまでも、BCに勝つという条件があっての発言だと思うが、負けた場合はどうなるのであろうか!?
さて、今週末9月8日にアイルランドで行われるG1愛チャンピオンSはガリレオが単勝1.4倍、ファンタスティックライトが3.0倍で推移している。
12Fから10Fに距離が短縮されて前走よりは期待されるファンタスティックライトだが・・・。
馬場はおそらく良馬場になるであろうと言う事だ。