猛然と追い込むメディチアン(右側)

MEDICEAN TAKES ECLIPSE

Coral Eurobet Eclipse Stakes (Group 1) (3yo以上) サンダウン競馬場 芝:1m2f7yrd 馬場:良固 8頭当て
着順 着差 馬名 枠番 調教師 馬齢 斤量 騎手 オッズ

1

2分4秒65

Medicean

(7)

Sir Michael Stoute

4

 9-7

K Fallon

7/2

2

1/2

Grandera (IRE)

(1)

J R Fanshawe

3

 8-10

M Hills

8/1

3

クビ

Bach (IRE)

(2)

A P O´Brien

4

 9-7

J Reid

20/1

4

Tobougg (IRE)

(5)

Saeed Bin Suroor

3

 8-10

L Dettori

9/4F

5

Black Minnaloushe (USA)

(6)

A P O´Brien

3

 8-10

M J Kinane

5/2

6

15

Broche (USA)

(9)

Saeed Bin Suroor

4

 9-7

D O´Donohoe

50/1

7

3

Darwin (IRE)

(4)

A P O´Brien

3

 8-10

P J Scallan

150/1

8

5

Endless Hall

(8)

L M Cumani

5

 9-7

J P Spencer

8/1

 
レース1時間前に降った大雨も、良馬場巧者のメディチアンを止める事はできなかった。
K.ファロン騎手鞍上の同馬はサンダウン競馬場で7月7日に行われたG1エクリプスSに優勝しました。

約1年前、同馬は10FのジョンスミスCに挑戦し惨めに負けてしまった。その時以来、管理するサー・マイケル・スタウト師はリベンジの機会を狙っていたのだ!

レースを引っぱったのはブローシュとバッハ。しかし、ブローシュの方は途中で役目を終わったかの様に後方へ。
有力馬のブラックミナルーシュ、メディチアン、トゥブーグらに10〜15馬身の差を付けていました。
M.ヒルズ鞍上のグランデラが上手く先頭に立って、J.リード鞍上のバッハと優勝争いをするかと思われた時、メディチアンが猛然と追い込んできたのです。
結局、半馬身差でメディチアンが優勝したが、2〜4着馬の差は1馬身もない激戦になりました。

勝ち馬メディチアンはG1ロッキンジS、G2クイーンアンSに続いて3連勝達成。

鞍上のK.ファロン騎手も喜びをあらわにする。

『メディチアンは良い馬だし、特に気性が良い。唯一心配だったのは馬場でした。
彼は固い馬場が好きなんだけど、雨が降ってきたからね。でも、降るのが遅すぎたみたいですね。
もっと降っていたらどうなったか分からないけれど・・・。
ロッキンジSの時は多少のめり込む馬場だったんだけど、今日の方が馬場は良かったよ。』

この勝利は4年前のボスラシャムとのコンビで出走した悪夢を葬り去った様だ。

一方、ブラックミナルーシュ陣営の言い分・・・
10FのエクリプスSで約1馬身差で4着に敗れてしまった彼だが、鞍上のM.キネーン騎手によるとどうやらスタミナが足りなかった様である。
愛2000ギニーを快勝し、G1セントジェームズパレスSにも優勝。
前走が6月19日なのでまだ20日くらいしか経っていない。(勝ち馬メディチアンも同日にレースに出ている)
私に言わせれば、スタミナ不足と言うよりは、大レースによる消耗の蓄積が敗因だと思う。
我が日本においても、3yo馬の春シーズンは厳しい!
NHKマイルCの勝者が安田記念に勝てると思っている人は皆無だし、挑戦する馬も少ないのだ。
やはり、歴戦の古馬陣は2枚うわて。・・・能力だけでは勝てないと言う事ですな・・・。<-ヘ->
昨年度は同じ3yo馬のジャイアンツコーズウェイが制したとはいえ、彼は別格だったし、相手が楽だった事もある。
今回、優勝したメディチアンは優秀なマイラーであり、管理するサー・マイケル・スタウト師は10Fのレースに出走させる事に執念を燃やしていたし、馬が本格派していた。
昨年のカラニシを思い起こさせる物がある。

おめでとう、スタウト師!
A.オブライエン師&マイケル・キネーン騎手のゴールデンコンビによる欧州全G1レース制覇の野望は消えた!(笑)
ざま〜みろ!・・・と思った私でした。^^;
 
1着馬:
オーナー: Cheveley Park Stud
生産者: Cheveley Park Stud Ltd
調教師: Sir Michael Stoute
2着馬: オーナー: Lael Stable & Mrs V Shelton
3着馬: オーナー: Satish K Sanan & Mrs John Magnier