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2001/5/13 ロンシャン競馬場 芝:1600m 3yo牡
●フランス2000ギニーはチーム・ゴドルフィンが送り出したノヴェールが好位追走から内ラチ沿いを抜け出して快勝しました。
勝ちタイムは1分35秒4。これは史上2番目に速いタイム。(98年のヴィクトリーノートの1分34秒5がレコード)
2着には地元のヴァオリミックスがアタマ差で入り、3着にはクリアリングが入った。
昨年度仏2yoチャンピオンのオカヴァンゴは末が伸びず5着に惨敗。
1番人気に押されたケルトスは6着だった。レースは12頭立てでした。

勝ち馬ノヴェールは91年度の全欧・全米2yoチャンピオンに選ばれたアラジの半弟。
父はラーイで、アラジと殆ど同じ血統構成となる。
通算成績は9戦5勝。次走はロイヤルアスコット開催のG1セントジェームズパレスSの予定。
なお、チーム・ゴドルフィンは昨年のバチールに続きこのレースを連覇。
※フランス・ギャロは優勝馬ノヴェールから違反薬物が検出された事により、同馬を失格処分にしました。
このため、繰り上がりでヴァオリミクスが優勝馬となりました。
2001/5/13 ロンシャン競馬場 芝:1600m 3yo牝
●2000ギニーと同日開催の1000ギニーは、日本の武騎手も参加。
レースは後方待機から直線で強襲した伏兵ローズジプシーが快勝。
2着には大外から鋭く伸びたO.ペリエ騎乗のバンクスヒルがアタマ差で入着した。
ブービー人気のリーサルズレディーがよく頑張って3着。
チーム・ゴドルフィンから出走したテンプティングフェイトはハナを切って果敢に逃げたが、残り100mで脚が鈍り4着にやっとこさ残った。
昨年度仏2yo女王のアモニータは不利を受けて5着。
武騎手のクオーターノートは直線で伸びることができず9着に終わった。

勝ち馬を管理するA.オブライエン師は仏クラシック初勝利。
勝ち馬ローズジプシーの父はグリーンデザート。
同馬の次走はロイヤルアスコット開催のG1コロネーションSの予定。
馬主はモンジューとジャイアンツコーズウェイでお馴染みのS.マグナイア夫人&M.テーバー氏。
この二人と調教師のA.オブライエン師は愛クラシックでも大活躍することになる。