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愛2000ギニー、1000ギニー (2001/5/26〜27) |
●本年度、愛2000ギニー、1000ギニーは5月26、27日にカラー競馬場で行われましたがさすがに地元勢が強く上位を独占致しました。
中でもA.オブライエン厩舎の勢いは凄まじく2000ギニーにおいては1-2-3フィニッシュを達成。
1000ギニーでも1-3-4フィニッシュの快挙。ギニーレースをダブルで制覇致しました。
先ずは2000ギニーから・・・
J.ムルタ騎手といえば昨年はシンダールの手綱をとって欧州のG1レースを席巻しましたが、未だ愛2000ギニーに出走さえもしていなかったというのは驚きです。
その彼は変な巡り合わせで勝ち馬ブラックミナルーシュの鞍上に決定しました。
当初、英2000ギニー2着のタンバーレインでの参戦が予定されていたらしいのだが、タンバーレインの鞍上はリチャード・ヒューズ騎手に決定。
その後、A.オブライエン師からの勧めでブラックミナルーシュに相棒が決まりました。
ブラックミナルーシュは単勝21倍の穴馬。
同厩舎からは1番人気の(3倍)ミナルディ【英2000ギニー4着】、モーツアルト(21倍)、フロイト(10倍)の全部で4頭が出走。
A.オブライエン師はムルタ騎手に一言だけアドバイスをした。
『先行しないで後仕掛けで乗る様に!』
そしてブラックミナルーシュは残り2Fからの差し脚で見事に勝利しました。
愛2000ギニー初騎乗で初優勝。2着には2馬身差でモーツアルト。ミナルディは肝心なところで伸びを欠き3着に敗れました。
ブラックミナルーシュの父はストームキャット。次走はロイヤルアスコット開催のG1セントジェームズパレスS。
ミナルディと共に欧州3yoマイル王を目指す予定です。
『本当に競馬って面白いよね!』とはJ.ムルタ騎手のコメントでした。
Entenmann's Irish 2,000 Guineas (Group 1) (3yo馬) カラー競馬場 芝1マイル 馬場:良 | |||||
着順 | 馬名 | 調教師 | 騎手 | オッズ |
PM |
1 |
Black Minnaloushe (USA) |
A P O´Brien |
J P Murtagh |
20/1 |
121 |
2 |
Mozart |
A P O´Brien |
J A Heffernan |
20/1 |
117 |
3 |
Minardi (USA) |
A P O´Brien |
M J Kinane |
2/1F |
115 |
4 |
Maumee |
D K Weld |
P J Smullen |
40/1 |
107 |
5 |
Tamburlaine |
R Hannon |
R Hughes |
9/4 |
104 |
6 |
Mugharreb (USA) |
B Hanbury |
R Hills |
9/2 |
96 |
7 |
Freud (USA) |
A P O´Brien |
J P Spencer |
9/1 |
- |
8 |
Dr Brendler (USA) |
J C Hayden |
F M Berry |
20/1 |
- |
9 |
Arch Stanton |
W P Mullins |
N G McCullagh |
200/1 |
- |
10 |
Amicable |
B W Hills |
M Hills |
16/1 |
- |
11 |
Cruiskeen Lawn |
C Collins |
P Shanahan |
100/1 |
- |
12 |
Cashel Bay (USA) |
Luke Comer |
W J Smith |
200/1 |
- |
勝ちタイム 1:41.40 | |||||
1st OWNER: Mrs John Magnier BRED: John R Gaines
Thoroughbreds & William Condren TRAINER:
A P O'Brien 2nd OWNER: Michael Tabor 3rd OWNER: Michael Tabor |
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1000ギニーを快勝したイマジン! |
続いて1000ギニー・・・
優勝したイマジン(単勝17倍)の強さは際立っていました。そのため、英オークスの1番人気に祭り上げられそうです。
優勝ジョッキーのフェファナンは『折り合いはつくし、長く良い脚を使える馬だ!』とべた褒め。
彼は5年前にインド2000ギニーに優勝しているという異色の経歴を持っている。
もちろん1000ギニーを勝つのは初めてだ。
前日の2000ギニーにはモーツアルトで2着。この日は優勝とダブルの喜びである。
これでA.オブライエン師は2000ギニーと合わせて2冠を独占。
このレース1番人気だったクリスタルミュージック(5.5倍)【英1000ギニー4着】は2馬身余り遅れて2着でした。
また、英1000ギニー3着からの巻き返しを狙ったトロカは力及ばずまたもや3着。
ギニーをダブルで制覇したのは師自身2度目で4年前にはデザートキングとクラシックパークでも達成しています。
尚、勝ち馬イマジンはジェネラスの近親で3/4同血らしいです。
イマジンはこの後、英オークスに進む予定ですが、1〜4着馬はロイヤルアスコット開催のG1コロネーションSで再びまみえる事になるでしょう。
『クリスタルミュージックはとても良い馬だよ。素晴らしいレースをしたけど勝った馬はもっと良かったからね!』
とはL.デットーリのコメントである。
2000ギニー、1000ギニーの勝ち馬のオーナーはMrs John Magnierであり、特に2000ギニーの2、3着馬のオーナーはM.テーバー氏。
この2人の組み合わせで想い出されるのは・・・モンジューとジャイアンツコーズウェイ。
金持ちには敵わんってことかな!?
Entenmann's Irish 1,000 Guineas (Group 1) (3yo馬) カラー競馬場 芝1マイル 馬場:良 | |||||
着順 |
馬名 |
調教師 | 騎手 | オッズ |
PM |
1 |
Imagine |
A P O´Brien |
J A Heffernan |
16/1 |
120 |
2 |
Crystal Music (USA) |
J H M Gosden |
L Dettori |
9/2F |
115 |
3 |
Toroca (USA) |
A P O´Brien |
M J Kinane |
11/2 |
111 |
4 |
Sequoyah |
A P O´Brien |
J P Spencer |
14/1 |
108 |
5 |
Rebelline |
Kevin Prendergast |
D P McDonogh |
8/1 |
107 |
6 |
Karasta |
Sir Michael Stoute |
K Fallon |
8/1 |
107 |
7 |
Softly Tread |
C Collins |
P Shanahan |
11/1 |
- |
8 |
Scarlet Velvet (USA) |
John M Oxx |
J P Murtagh |
10/1 |
- |
9 |
Cool Clarity |
D K Weld |
P J Smullen |
6/1 |
- |
10 |
Coney Kitty |
D Hanley |
Pat Eddery |
33/1 |
- |
11 |
Katherine Seymour (GB) |
M J Grassick |
E Ahern |
16/1 |
- |
12 |
Dance Till Dawn |
Mrs John Harrington |
F M Berry |
25/1 |
- |
13 |
Speirbhean |
J S Bolger |
K J Manning |
12/1 |
- |
14 |
Bonheur |
A P O´Brien |
C O´Donoghue |
100/1 |
- |
15 |
Mala Mala |
T Stack |
W M Lordan |
20/1 |
- |
16 |
Love Me True (USA) |
A P O´Brien |
P J Scallan |
100/1 |
- |
勝ちタイム:1:41.10 | |||||
1st OWNER: Mrs John Magnier BRED: Barronstown
Stud And Orpendale TRAINER: A P O'Brien 2nd OWNER: Lord Lloyd-Webber 3rd OWNER: Mrs E M Stockwell |