ヴィルデンシュタイン氏とO.ペリエ騎手の契約問題
●仏の大馬主D.ヴィルデンシュタイン氏(83歳、画商)がこれまでパートナーを組んでいたA.ファーブル調教師との契約を解除した事によって新たな問題が発生しました。
同氏は1970年頃から本格的にサラブレッドの世界に進出し、アレフランス、オールアロング、サーガスで凱旋門賞を制覇。
ファーブル師とは1987年以降パートナーを組み、1993年にはアルカングでBCクラシックを制覇。
1997年には愛馬パントンセレーブルで凱旋門賞をレコード勝ちしました。(鞍上はO.ペリエ騎手)
同氏は今月初めに自分の所有する42頭の馬達をE.ルルーシュ厩舎に移動させています。
両氏のパートナーシップの解消によって、騎手のO.ペリエが宙に浮く形となりました。
O.ペリエ騎手はヴィルデンシュタイン氏とは専属契約関係にあり、A.ファーブル厩舎の主戦騎手なので去就が注目されていました。
ヴィルデンシュタイン氏の息子であるアレク氏に依れば、2人の関係が悪化した理由は2人の間の個人的なコミニケーションの問題であると言う事である。
結論は出ました。ヴィルデンシュタイン氏はO.ペリエ騎手の立場を尊重し、A.ファーブル厩舎の馬に乗る事を許したのです。
O.ペリエ騎手と言えば4度の仏チャンピオンジョッキーになっている超一流騎手である!
日本のように所属無しのフリー騎手が大活躍することが非常に難しい外国では優良な馬を提供してくれる大馬主との契約は必須。
これから以後、O.ペリエ騎手がどの馬主と契約を結ぶかが注目ではある。
日曜日のロンシャンでのO.ペリエ騎手のコメント・・・
『優先的にはA.ファーブル厩舎の馬に乗るが、請われればヴィルデンシュタイン氏の馬にも乗る予定です。また、ヴィルデンシュタイン氏は非常にスポーツマンであり、僕のキャリアの障害にならないようにと独占契約の解除をしてくれたのです!彼は競馬の事を第1に考えているのです。』
フランスのパトリック.バルブ師からの嬉しいニュースが届いています。
何と、日本の武豊騎手に英ダービーでの騎乗のチャンスを与えるというものです。
頑張ってもらいたいですね〜〜〜^^