Darley July Cup
BRAVE NEW WORLD
Agnes World(牡・6歳)は日本馬として最初の英国における勝利を手にしました。
短頭差の劇的な勝利!賞金は16万5000ポンド。日出ずる国からの多くの観客達は喜びを爆発させました。
7月13日木曜日、英国ニューマーケット競馬場で行われたG1ジュライCにおいて堂々たる勝利を飾った模様です。
『切望し夢見ていたことが叶った!! 日本に帰ったら樽酒と寿司で祝うところだろうけど、こっちにいるわけだから
英国茶で祝うよ!(笑)』
と、調教助手の松田助手もご機嫌である。
アグネスワールドは雨が降った後の重馬場では持ち前のスピードが殺されるために人気にはならないだろうと思われた。
しかし、単勝5倍の1番人気になり、卓越した走りをすることができた。鞍上の武豊騎手はラスト100ヤードに掛かる手前でジワジワと勝負に出た。
レースの決勝写真を見ると、アグネスワールドは短頭差(short-head)でリンカーンダンサー(Lincoln Dancer)を押さえており、
3着のパイパロング(Pipalong)はそのまた短頭差であることがわかる。
アグネスワールドはアメリカ産のサラブレッドではあるけれど・・・グローバルな競馬における地位の向上を模索している
日本の馬産界に貴重なモノをもたらすであろう。
関係者達はロイヤルアスコット開催でキングズスタンドSを2着で終わっても、調子の上向きに対して自信に満ちあふれていました。
共同馬主の1人である吉田照哉氏は
『吉田氏はゴール裏をずっと見ているのだが、この勝利はこの国にとって大きな出来事になるでしょう!たとえ、勝利を期待されていなかったとしてもね。
アグネスワールドは所々でもがいていたようだが、武騎手は良い仕事をしてくれました。』
と余裕のコメントだ〜〜〜〜〜!
武騎手・・・英語は少々・・・のコメント
『多分、アグネスワールドは優勝できるくらい状態は良くなっているだろうと思っていました。
そんなに苦労は無かったし、非常に嬉しいです。』さ〜て、今やこの陣営の目先はG1キングジョージSに向かっています。
彼らはホープであるエアシャカールを今月末のアスコット競馬場に向かわせるのである。
アグネスワールドは暫くはヨーロッパに滞在します。オプションとしてG1モーリスドギースSに挑戦の予定もあります。
来年も現役を続け、キングズスタンドSとジュライC連覇に帰ってくるかもしれません。
リンカーンダンサーを管理するマイケル・ジャーヴィス師のコメント
『リンカーンダンサーはリステッドレース上がりの伏兵であったが、今やG1でも十分渡り合える馬になったようだ!
彼の爪は非常に弱いため普通のやり方では蹄鉄が打てないんだ!差込式の蹄鉄でレースに臨んだが問題は重馬場の
方であったようだ。
濡れたコースだと接着剤が緩んでしまうので、彼が走るときにはいつも祈っているよ。』
リンカーンダンサーの次走は馬場状態次第である。・・・・良・柔でなければいけない。
3着のパイパロングはヨーク競馬場で行われるナンソープSに向かうかもしれない、が、彼女のメインターゲットは
G1アベイユドロンシャン賞である。