Breeders' Cup Classic - Powered by Dodge (Grade 1)
2003/10/25 サンタアニタ競馬場 ダート10F 3yo以上 斤量:3yo-121、4yo以上-126、牝馬--3
馬番(枠番) 戦績 馬名 調教師 馬齢 斤量 騎手

1(1)

451313

Evening Attire

P Kelly

5

9-0b

J R Velazquez

2(2)

41-341

Pleasantly Perfect

Richard E Mandella

5

9-0b

A Solis

3(3)

222234

Volponi

Philip Johnson

5

9-0b

J Santos

4(4)

221133

Funny Cide

B Tagg

3

8-9

Julie Krone

5(5)

3-0492

Hold That Tiger

A P O´Brien

3

8-9

E Prado

6(6)

114262

Dynever

Christophe Clement

3

8-9

C Nakatani

7(7)

411811

Perfect Drift

Murray W Johnson

4

9-0

G Stevens

8(8)

2-1112

Medaglia D´Oro

R J Frankel

4

9-0

J D Bailey

9(9)

121612

Congaree

B Baffert

5

9-0

P Valenzuela

10(10)

192211

Ten Most Wanted

W Dollase

3

8-9b

P Day

●何ともまあ、今年のBCクラシックは盛り上がりに欠けるメンバーになったものです。
今年の2冠馬ファニーサイドと昨年の覇者ヴォルポニが出てくるので一応の格好は付いた形だが・・・。
今季7戦2勝でその2勝が大レースであるG1ケンタッキーダービーとG1プリークネスSのファニーサイド。
この小さな町から出てきたシンデレラボーイの実力は大レースでしか発揮できないのか?
前哨戦のG1ハスケル招待Hではピースルールズの9馬身差の3着に敗れてしました。
そして、体調を崩しBCを回避すると見られていたのだが・・・・。
有力馬の相次ぐリタイアによって欲が出てきたらしい。馬の状態は大丈夫なのだろうか?
今年の大注目馬だったマインシャフト:出てくれば1番人気は確実だった。
が、G1ジョッキークラブGC優勝後に剥離骨折が判明して引退。来春から種牡馬入りするらしい。
この馬は元々英国のJ.ゴズデン厩舎からデビューしている。欧州時代は7戦して未勝利戦に勝っただけ。
主に8F-9Fのレースに出走したが良いところなしだった。
血統的に父A.P.インディー、母父ミスタープロスペクターなのでモロにアメリカン血統。欧州で走れないのもうなずける。
米国に転厩して、2月のG3ウィーラウェーH(9F)でバルトスターの2着に入り、ダート競馬への適正を示した。
その後本格派した同馬は、5月のG1ピムリコスペシャルでウエスタンプライドに3馬身3/4の差を付けて才能を開花。
G1ステッフェンフォスターHではパーフェクトドリフトにアタマ差敗れてしまうが、そこからが凄い。
G1サバーバンHで昨年のBCクラシック馬のヴォルポニを2着に沈め、続くG1ウッドワードSではホールザットタイガーに引導を渡し、G1ジョッキークラブGCではムーンバラッドに戦意を消失させて快勝した。
古馬の頂点に立った矢先のリタイアは悔やまれるところだ。
アメリカ移籍以来負け無しの6連勝でG1パシフィッククラシックを制したキャンディライドはBCの追加登録料を払うことをせずBCを回避。
G1ベルモントSに優勝したエンパイアメーカーは引退。
ドゥバイからの刺客になるはずだったムーンバラッドは尻すぼみで引退。
なんとも、一線級の相次ぐリタイアと不参加で結構白けたレースになりそうだ。
G1ベルモントSで2着ながらG1トラヴァーズSでピースルールズに4馬身半の差を付けて圧勝したテンモーストウォンテッドは期待できそうだ。
前走のG2スーパーダービーにも連勝し勢いに乗っている。
古馬の代表格では、G1パシフィッククラシックでキャンディライドの2着に敗れたメダグリアドーロ。
3馬身も離されているので、かなりの実力差があることは否めないのだが、G1ホイットニーHではヴォルポニに1馬身差で勝っているので評価できるだろう。
しかし、この馬は本番に弱いのが気がかり。
6月のG1ステッフェンフォスターHでマインシャフトに勝ったことがあり、G1アーリントンミリオンにも出走していたパーフェクトドリフトは面白い存在だ。
9月のG2ケンタッキーCHではコンガリーに1馬身差で勝ち、前走のG2ホーソンGCHにも連勝。
大物食いの上がり馬は要注意だ。
A.オブライエンが送り出す秘密兵器(笑)ホールザットタイガーはどうだろう?
この馬はG1仏グランクリテリウムに優勝し、昨年のBCジュヴェナイルに参戦したが、ヴィンディケーションに軽くあしらわれて3着に敗れた。
捲土重来を期して臨んだG1英2000ギニーはリフューズトゥーベンドの17着に惨敗。
G1セントジェームズパレスSではザフィーンの4着に完敗。
止せばいいのに出走したG1エクリプスSはファルブラヴに歯が立たず9着。
欧州芝路線に諦めを付けた同馬は再び北米に遠征する。しかし、そこで待っていたのは怪物マインシャフト。
G1ウッドワードSで対決し2着に入ったもののマインシャフトの敵ではなかった。
エディターズノートの半弟と言う良血馬なのだが、良血だけに期待も大きい。
無理なレースに出走させることでやる気を無くさなければいいのだが・・・。
昨年の覇者ヴォルポニは"米国のメイショウドトゥ"みたいな馬。
とにかく2着が多い。今季7戦0勝だが2着5回で3着が2回。グレードに関係なくイマイチぶりを発揮している。
ノーマークで一発かます事ができれば奇跡もあり得るな。
尚、ファニーサイドの鞍上は女性ジョッキーのJ.クローン。女性ジョッキーは未だBC未勝利である。
頑張って欲しい!悲しいがそんな話題しか今年のBCクラシックには無い。
【過去の勝ち馬】
2002 Volponi
2001 Tiznow
2000 Tiznow
1999 Cat Thief
1998 Awesome Again
1997 Skip Away
1996 Alphabet Soup
1995 Cigar
1994 Concern
1993 Arcangues
1992 A.P. Indy
1991 Black Tie Affair (Ire)
1990 Unbridled
1989 Sunday Silence
1988 Alysheba
1987 Ferdinand
1986 Skywalker
1985 Proud Truth
1984 Wild Again

2003/10/24 UP