真ん中を突き抜けて勝利しようとするブラックミナルーシュ!

St James's Palace Stakes (Group 1) (3yo牡馬) 芝:1マイル 馬場:良 11頭立て
着順 着差

馬名

枠番 調教師

1

1分41秒37

Black Minnaloushe (USA)

(1)

A P O´Brien

J P Murtagh

8/1

2

nk

Noverre (USA)

(5)

Saeed Bin Suroor

L Dettori

9/2F

3

hd

Olden Times

(6)

J L Dunlop

G Mosse

16/1

4

1/2

Vahorimix (FR)

(3)

A Fabre

O Peslier

6/1

5

1 1/4

No Excuse Needed

(4)

Sir Michael Stoute

K Fallon

12/1

6

hd

Keltos (FR)

(8)

C Laffon-Parias

D Boeuf

33/1

7

1

Tamburlaine (IRE)

(9)

R Hannon

J Fortune

10/1

8

1 1/4

Minardi (USA)

(10)

A P O´Brien

M J Kinane

5/1

9

2

Malhub (USA)

(2)

J H M Gosden

R Hills

15/2

10

3

Dandoun

(7)

J L Dunlop

Pat Eddery

11/2

11

7

Darwin (IRE)

(11)

A P O´Brien

P J Scallan

150/1

 
A.オブライエン師の旋風は止まらず!
つい先日、オークス・ダービーの両レースを制覇したばかりの師は、3の矢であるブラックミナルーシュをG1セントジェームズパレスSに出走させ、見事勝利を飾りました。
昨年の”鉄の馬”ジャイアンツコーズウェイを想い出させるものでした。
鞍上はJ.ムルタ騎手。彼は愛2000ギニーの時もブラックミナルーシュの鞍上であった。
先行したのは単勝5.5倍で1番人気のL.デットーリ鞍上ノヴェール(仏2000ギニー馬)。
しかし、最後に抜け出して優勝したのはブラックミナルーシュであった。
最後の3頭の叩き合いを制しての優勝。
『追い出してからオールデンタイムスとノヴェールの間に割って入ったんだ。勝てると思っていたし、彼なら頑張ってくれると思ったからね。
これで彼はトップクラスの馬だと言う事が証明できたね。』
とは、優勝馬の鞍上J.ムルタ騎手のコメントである。
尚、今回の騎乗に関しては、M.キネーン騎手とA.オブライエン師の間で一悶着あったようで、ブラックミナルーシュの次走の鞍上はM.キネーン騎手になるそうである。
何でもかんでもM.キネーンじゃなくても良いと思うのだが・・・。(笑)
次走の予定はG1エクリプスSの模様。最終的にはBCクラシックを目標にするらしく、ダービー馬ガリレオとのダブルエントリーも考えているらしい。
ブラックミナルーシュの父はジャイアンツコーズウェイと同じストームキャット。
日本では全然走らない血統だが、欧州やアメリカ大陸では大レースに強い血統だ。
本年度の種付け料も30万ドル以上するらしい。
昨年のジャイアンツコーズウェイは非常に強い馬だと思ったが、ガリレオにしてもブラックミナルーシュにしても3yo馬のレースにしか出ていない今時点では評価でき辛い。
欧州のレースでは3yo馬は古馬に比べて斤量が非常に有利なので、成績だけでは馬の能力は測れない。
来年も走ってくれれば良いのだが、それは万に一つもないだろう。(笑)
種牡馬としてアメリカに売り込むには絶好の機会かもしれないが(BC)ファンとしては面白くない。
お願いですから日本で走らせてくれませんか〜〜〜〜!(笑)
<<追記>>
ブラックミナルーシュの母コーラルダンスはG1馬ナスルエルアラブやペニカンプを産んでいる名牝。
同馬の通算成績:7戦4勝。
 
1着馬:
オーナー: Mrs John Magnier & Mr M Tabor
生産者: John R Gaines Thoroughbreds & William Condren
調教師: A P O'Brien
2着馬: オーナー: Godolphin
3着馬: オーナー: Prince A A Faisal