
ロイヤルアスコット開催最終日(6月23日)・・・尾っぽを飾るにふさわしいレースが行われました。

CLASSY CRIMPLENE CORONATION QUEEN
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クリムプリン(Crimplene)はほんの2ヶ月あまりの間に3つ目のビッグレースのタイトルを獲りました。
ドイツ、アイルランドの両1000ギニーレースに続いてコロネーションSを制し、ヨーロッパマイル女王の座に君臨しました。
女王クリムプリンは昨冬のチーム・ゴドルフィンによるスカウトに無視され、彼らは僚馬のテジアーノを選びました。
管理するブリテン師は言う・・・・
『あの時はテジアーノがベストだと思っていたが、今はそんなことは言いきれないだろ!?クリムプリンははるかに凄い能力を
見せてくれたよ』
クリムプリンは早めに先頭に立つとそのまま直線を押し切って優勝。2着のプリンセスエレンに2馬身半差。
3着にはブルーマンバが入線しました。
『スタート後、数ストライド走ったら彼女は折り合いがついたので、楽に走ることができたよ。
直線で彼女に行くように指示をだしたら直ぐに反応して良い脚を使ってくれました。』
とは、勝利騎手のロビンソンのコメントである。
昨冬からの3ヶ月間のドゥバイにおける休養がこの牝馬にとって非常に良いものであったということをブリテン師は確信しているようだ。
『帰ってきたときの彼女は凄く良くなっているように見えたし、遙かにリラックスしていたよ!』
不運にも彼女はイタリア1000ギニーで負けました。ハンドラーからひどい扱いを受けたために入れ込んでしまったためである。
しかし、独・愛1000ギニーを制することで挽回できた。
ブリテン師はトップクラスの牝馬であるペブルスで有名であったが、デュッセルドルフでの勝利のあとはもう1頭の牝馬(クリムプリンのこと)でも知られることとなった。
『人々は独1000ギニーのことを良くは書かなかったが、彼らはちゃんと見ないでいたのだからね〜〜。
悪い枠を引いたあとでも彼女の状態が良いということは解っていたよ。』
さて、クリムプリンと英1000ギニー馬のラーハンとの対戦も非常に楽しみなことである。
『大事にして欲しいね〜〜!回復してることをのぞんでるよ!』
と、ブリテン師は付け加えた。
クリムプリンの今季の最後の予定は11月4日に行われるBCのディスタフである。
クリムプリンは15年前にアメリカで勝ちまくったペブルスのあとを追おうとしている。
プリンセスエレンは前走の5着から大いに価値をあげました。
状態は良くなってきており、次走はグッドウッドで行われるナッソーSの予定である。