MONTJEU AND SINNDAR IMPRESS IN FRANCE
9月10日(日曜日)にフランスのロンシャン競馬場でG1凱旋門賞に向けてのトライアルレースが行われました。
古馬の代表格であるモンジュー、4歳馬の代表格のシンダール・・・ともに素晴らしいステップとなりました。
気の早いブックメーカーはモンジューのオッズを4-6(1.7倍)、シンダールは4-1(5倍)と付けました。
モンジュー(牡・5歳)はフォア賞においてスピードを炸裂させ見事に勝利しました。
多くの専門家達はこのまま無事に3週間が経てばモンジューが凱旋門賞に勝つだろうと言っています。
しかし、シンダール(牡・4歳)の調教師であるジョン・オックス師は次のようにコメント・・・
『モンジューは非常に優れた馬で今年は休養もとっていない。なのに、凱旋門賞に出走してくる!
我々はシンダールをモンジューがいない年に出走させた方が良いかも知れない・・・が、望みをもってモンジューとレースができそうだ!』
シンダール・・・本年度英・愛ダービー馬・・・は今回のニエル賞が秋シーズン最初のレースであった。
ペースメーカーにはレイプールを仕立ててレースに臨んだが・・・結局、2着に8馬身差を付ける大勝であった。
因みに2着はクリムゾンクエスト。
『シンダールは走る度に私を驚かせてくれるよ!彼は一見格下の馬に見えやすい。家では怠け者だからね!(笑)
彼は愛ダービーを9馬身差で勝ったが、私には本当にカラー競馬場の芝が彼に合っているようには思えなかった。
ただ、カラーはホームグラウンドだし、よく知っていたからだと思う。』
と、オックス師は付け加えた。
また、本番の凱旋門賞においてもレイプールをペースメーカーに使うことも発表しています。
一方、モンジューであるが・・・
レース前に色々と言われていた悪い噂などを一掃する素晴らしいレース振りでした。
管理するジョン・ハモンド師はG1愛チャンピオンSに出るのをやめてG2であるフォア賞に出ることを決心したのだが・・・
『モンジューは少し足首のあたりに問題があったのだけど、もう大丈夫だ!
とても良く見えるし、動きも良い。凱旋門賞に出走できそうなので嬉しいよ!』
と、師は言う。
この度のG2レースではモンジューは2着のクリロン(Crillon)に1馬身半の差を付けました。
『モンジューとのレースはいつもアドベンチャーなんだ!素晴らしい脚の回転を持っているし、本当に凱旋門賞が楽しみです!』
鞍上のキネーン騎手はいつもの通り興奮気味であった。