油揚げ

油揚げに関しては、呼び名の確認から始めたいと思います。普通「油揚げ」と呼ばれているのは、
「薄揚げ」の事、「厚揚げ」は「生揚げ」(中が生だから)です。

油揚げ───┬薄揚げ(油揚げ・おあげ・あぶらげ)
      │
      └厚揚げ(生揚げ)

「揚げ豆腐」と言った時は、衣の付いた「豆腐のてんぷら」を指す様です。
一般には用いる前に、熱湯を振りかけ、油の臭みを取るように言われていますが、
鮮度が良ければ、そのままでも使えますね。特に網で焼くときは、あまり油を抜かない方が
良いように思います。煮て使う時は、やはり油抜きをしたほうが、良いでしょう。

【文治焼き】

  噺家の桂文治が好んで食したと言われている経済的な料理です。

1.焼き網に薄揚げを乗せ、こんがりと焼き目をつけるように焼きます。
2.適宜に切って、熱いうちに、大根おろしをたっぷりのせます。おろししょうがを付け合わせ、
  醤油をたらしていただきます。削り節をあしらえても結構です。

[応用]

  大根おろし以外に、葱入りのひきわり納豆を乗せても逸品です。箸で巻くようにしていただきます。

【きつねとじ】

1.薄揚げは油抜きして、短冊(三角でも)に切ります。
2.一人前の土鍋にだしをはり、醤油と味醂で味をつけ、斜め切りの葱と薄揚げを、味を含ませるように煮ます。
3.溶き卵を流し入れ、半熟になったら蓋をして火を止めます。三ッ葉をあしらえていただきます。
  入れる野菜は葱の他にきぬさや、キノコ、たけのこなど工夫できます。