SCULPTURE 1






【肖像】1985/大理石

1986年の個展に出品した作品。人物像を最小単位で表現する、
一連の 作品のひとつ。当時【愚僧】【海原】【参入】等の肖像作品がある。






【雨季にボサ石】1987/新小松石

表現に列を用いた、最初の作品。二十四体ある。曼陀羅や五百羅漢のように、
集合体で観せることにより、一点ものとは違う時間の流れをつくる。






【夜の備品】1988/紙

彫刻を自宅で制作する事に、挑戦した作品。頭部がうなだれているせいか、
神経的な匂いが強い。展示場ではものわぬものに四方から囲まれ、恐くもある。






【色物鑑】1990/紙

技法的には上記のものと同じで、表面に和紙を使い、筆文字を施してある。
作者の江戸趣味が伺える。多様な形と色が有り、個展では三十二点を発表。






【作品92年式】1992/紙

張り子の作品で立像を造る事に成功したもの。高さは大きい物で70cm位ある。
原型は粘土で造り、かき出してしまうので、「皮膜の作家」と呼ぶ人もあった。






【作品93年式】1993/紙塑

群像の大きさを小型化する事を狙った作品。小さいもので高さは5cm程度。
素材は日常的なものだが、形状は石彫時代と大きく変わらない。






【作品94年式】1994/人造石

自然石にも見えるが、セメントの直付けで造ったもの。直彫りより小さな物が
造れる利点がある。写真は旧細川邸での展示。