『韓国語をいかに学ぶか--日本語話者のために』
野間秀樹著.平凡社新書
ことばの学習法と教授法、学び方と教え方、勉強方法、学びの構え!
言語学習と言語教育を深いところから照らす




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『韓国語をいかに学ぶか--日本語話者のために』
野間秀樹著.平凡社新書.2014年6月13日刊行
新書判.384ページ.本体980円.ISBN 978-4582857375

「日本経済新聞」で、熱く、ご紹介くださいました!
「著者の筆はもっと奥深く,
人間にとって言語とは何かという
普遍的な問いにまで到達している」
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早稲田大学エクステンションセンター中野校
TEL:03-5942-7210 FAX:03-5942-7211 e-mail:ex-nakano@list.waseda.jp
講師=野間秀樹
〈感動の韓国語〉
初級(野間秀樹) 水曜日 13:10-14:40
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●『韓国語をいかに学ぶか』 (平凡社新書)
前書きはこちらの note で読めます
内容紹介
 
●本書は韓国語=朝鮮語に出会う,全ての人々に捧げられているだけでなく,およそ言語というものを学ぶ人々への応援歌でもあります.

●日本語の世界に生まれ育った人々にとって,韓国語は学びたくなる言語です.お隣の言語圏だというばかりでなく,実はさらに日本語の深いところに韓国語が息づいています.そして語順が似ていたり,「てにをは」にあたる助詞があったり,漢字を基礎に作られた漢語=漢字語がたくさん用いられていたりと,韓国語は世界の言語の中で日本語に最も近しい言語だと言えます.韓国語を見ると,日本語話者はきっと他人とは思えないでしょう.

●さらに韓国語は,日本に居ながらにして,実際に〈話す〉体験ができる言語です.「アンニョンアセヨ」(こんにちは)というと「アンニョンアセヨ」(こんにちは)と笑顔と共に返ってくる,そんな体験に満ち溢れている言語です.これは嬉しい.これは貴い.韓国語は,まさにことばを学ぶ原点を体験できるのです!


●これから入門しようとする方,ちょうど学び始めた方,既に達人の粋にある方,韓国語を教えている方,「外国語」を考える方,韓国語など学びたくないと思っている方にいたるまで,そして言語を学び,言語を問い,言語を考える誰もが楽しめる, 幸せな読後感!

〈教える〉という観点から〈学ぶ〉ことを考えてみる章も,本書の特徴です.言語教育に関心のある全ての方々へも.


 発音はどう学ぶべきか? 
 教科書を音読するだけでは、なぜいけないのか?
 文字の学びにどうして順序が大切なのか? 
 単語はどうやって、何から、覚えるのか? 
 文法はいったい役に立つのか? 
 さまざまな表現の数々、何に注目して、どう学ぶのか?
 だいたい、私たちは、なぜ会話ができないのか?
 そして学校や語学学校は? 留学は?
 学習書はどうやって選ぶのか?
 なぜ入門書を間違えると、貴い人生をすり減らすことになるのか?
 本当に「話せる」教材とは? 
 では,この言語を学んだ先には、どんな〈知〉が待っているのか?
 そもそも何のために私たちはことばを学ぶのか?


●単なるハウツーものをはるかに超えて,韓国語を〈学び=教える〉真髄から,言語(ことば)の深奥へと,ご一緒しましょう!


★amazon などでも早くも圧倒的な共感!2014年6月22日 19:52
 学習法1位『韓国語をいかに学ぶか』、2位『ハングルの誕生』!

●目次

はじめに

第1章 韓国語=朝鮮語は学びたくなる言語である
    1.1 韓国語を学ぶと、三つ嬉しい
    1.2 文法の相似形
    1.3 体験する言語

第2章 学び始めに--始め佳(よ)ければ日々(ひび)是好日(これこうじつ)
    2.1 始めは全ての半ばである
    2.2 〈話されたことば〉にとって発音は全てである

第3章 言語から学ぶ--楽しみの座標を知る

    3.1 文字と発音を学ぶ..文字の中に音があり、音の中に文字がある
    3.2 語彙を学ぶ--方法の快楽
    3.3 文法を学ぶ--その「文法」では話せない
    3.4 表現を学ぶ--日本語に照らす

第4章  〈教える〉ことから〈学ぶ〉--師よ、師たちよ!

    4.1 教えてみよう--ことばが要る
    4.2 先生は? 学校は? --こうなっている
    4.3 日本における教室で
    4.4 なぜ、何を、教師は学ばねばならないのか
    4.5 言語教育よ、ことばについて考える時間たれ

第5章 学習書に学ぶ

    5.1 優れた学習書とは? 優れた教科書とは?
    5.2 入門書を選ぶ--それが人生を決める
    5.3 中級への道、中級からの道
    5.4 上級の沃野(よくや)

第6章 他に照らし、自らを鍛え、共に在る
    6.1 対照言語学的視座..母語から出発せよ・他を照らし自らを知る
    6.2 共にある私たち 共にある言語

あとがき

日本語の五十音をハングルで書く
ハングル字母表 反切表
母音字母とその辞書順
終声と終声字母
参考文献
索引


●著者 野間 秀樹(のま・ひでき)

●言語学者.主に朝鮮言語学,日韓対照言語学,韓国語教育.

●著書に 『新版 ハングルの誕生』(平凡社ライブラリー,2010年度,毎日新聞社とアジア調査会より第22回アジア・太平洋賞大賞受賞),同書の韓国語訳(金珍娥・金奇延・朴守珍共訳,2011年,トルベゲ出版社)は,韓国の『朝鮮日報』,『東亜日報』,教保文庫それぞれの〈2011今年の本〉に選定,『日本語とハングル』(文春新書),『韓国語 語彙と文法の相関構造』(2002年,ソウル:太学社,韓国語版,2003年度大韓民国学術院優秀学術図書),『新・至福の朝鮮語』(朝日出版社),『絶妙のハングル』(日本放送出版協会),『言語存在論』(東京大学出版会),『言語 この希望に満ちたもの』(北海道大学出版会)など.編著書に『韓国語教育論講座 全4巻』(くろしお出版,第1,2,4巻が既刊),『韓国語学習講座 凜 RIN』(大修館書店,第1巻入門編が既刊),編書に『韓国・朝鮮の知を読む』(クオン),共編書に『コスモス朝和辞典』(白水社)など.

●2005年大韓民国文化褒章受章.
●2012年,韓国のハングル学会より周時経(チュ・シギョン)学術賞受賞.
●2014年,『韓国・朝鮮の知を読む』、関記念財団よりパピルス賞受賞

●東京外国語大学大学院教授,国際教養大学客員教授,明治学院大学客員教授などを歴任.1996-7年にはソウル大学校韓国文化研究所特別研究員.またそのかん,上智大学,東京大学文学部,明治学院大学,神田外語大学,拓殖大学,富山大学,九州大学,大阪外国語大学,東北大学,早稲田大学大学院でも講義.
●2005年度NHKテレビハングル講座監修,2004-2005年度NHKラジオ講座講師.
●リュブリアナ国際版画ビエンナーレ,ブラッドフォード国際版画ビエンナーレなど美術家としての活動も.第13回現代日本美術展佳作賞受賞.
●東京教育大学教育学部芸術学科構成専攻中退,東京外国語大学外国語学部朝鮮語学科卒,同大学院外国語学研究科アジア第一言語専攻修了.

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