数年後…。
辺境の駐屯地に派遣されたばかりの若き兵士トーハム・ゼッドは、ある日、奇妙な緑色の玉がどこからとも現れて、スカルキープ城に向かって一直線に飛んで行くのを目撃した。トーハムは、ゾーリングの計画に参加していた叔父ミリウスから聞かされた、恐怖の"存在"のことを思い出した。
運命の導きなのか偶然か、月族の女族長の死に行き会った彼は、彼女から大変なことを教えられたのだった。それは、異世界にいるはずの、あの"存在"がボイドを通って、こちらの世界へ入り込もうとしていると言うのだ。その上、族長は次のようにも言った。
「あの悪魔の機械を直して、ボイドに入り、ヤツがこちらの世界に来る前に、向うの世界でヤツを倒すのです。ひとりでは無理よ。仲間を集めて…。」