シャイニング・フォース 〜神々の遺産〜 紹介

Story

ルーン大陸。古くから人々はそう呼んでいた…。
東大陸と西大陸に分かれるこの大陸に大小の多様な国家があり、民族、種族、言語を超えて人々は、平和に過ごしている。
しかし、人々は平和に馴れすぎた。かつて「黒き竜」によってルーン大陸が崩壊寸前に追いやられたことも、その邪悪な竜を命がけで封印した祖先たちのことも、1000年前のただの歴史として忘れ去ろうとしていた。永き平和は、苦労の時代を消し去ってしまったのだ。黒き竜−ダークドラゴンは< 神々の遺産 >と称する伝説にしかすぎなかった。
ガーディアナ王国は、西大陸のさいはてに位置する。この国は、神々の遺産の封印を守る正当な継承者として、代々王族を生み出した。そのため本来、国の雰囲気は武道や伝統や格式を重んじていた。しかし、永い平和は多くのガーディアナの人々の昔気質を、薄れさせるには充分な時間であった。今では武道にはげむ者は、騎士−ナイトを中心とした数少ないものしかいない。

運命の若者は、ガーディアナのそんな平和なある日に、海岸に打ち上げられていた。彼は傷つき重体であったが、修行僧侶のロウによって一命をとりとめた。若者はすべての記憶を失っていて、どこから来たのか聞いてもわからず、名前すら覚えていなかった。自らが何者かさえもわからないまま彼は、回復後教会に身を寄せた。実は、これが運命の始まりだった。

東大陸のさいはてには、ルーンファウストと名乗る闇の国の存在があった。そのルーンファウスト国では、秘かに軍師ダークソルの手により、着々とルーン大陸全土の武力制圧の陰謀が進行していたのだ。そしてダークソルは、おのが野望のため神々の遺産を利用すべく、その封印を解く秘密を求めてガーディアナに侵攻を決意、騎士隊長であるカインに命を下した。

一方、ガーディアナに落ち着いたあの若者は、並々ならない剣の才能を騎士隊長のバリオスに見いだされ、日夜剣術の鍛錬に汗を流した。ルーンファウスト軍侵攻の日も。「来るべき闇からの脅威」を、平和に溺れるガーディアナでは、まだ誰も知らない…。

Comment

SLGとRPGのおいしいところを見事なまでに融合した傑作。操作性が格段に良く、シナリオのできも良い。惜しむらくは、転職時の能力ダウンとレベルアップにともなう経験値の引き継ぎができないのがきついのが難点か。それでも、シナリオの良さで充分カバーしている。
ちなみに、ダークソルとの対決時に流れるBGMがシャイニング&ザ・ダクネスのラスボスのBGMのアレンジしたものを使っている点はなかなか芸が細かい。

Shining Force's Members(Race and Jobs)

Commit's Characters

ガーディアナ国王/騎士隊長バリオス/軍師ノーバ
冒険家ボーケン/発明家クロック/オトラント
コロン/シエル/カリン/クリン
プロンプト国王/賢者マハト

Runfaust's Chief Members

エリオット将軍/バルバザーク将軍
ミシャエラ/騎士隊長カイン/ケイオス
軍師ダークソル/皇帝アーク・レイ・ラムラドゥ6世

Magic List

(現在調整中)

関連書籍

シャイニング・フォース -神々の降臨- (徳間書店 少年キャプテンコミックス 全3巻)
シャイニング・フォース -神竜の血脈- (角川書店 スニーカー文庫)
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