エレホーンのほぼ中央に平和で美しいゼピュロス王国があった。
古い歴史のある王国で、かつてこの世界を滅亡の危機に追いやった邪悪な力「ピグスター」を封じ込めた勇者が初代の王エル・ゼピュロスだと信じられている。
そしてそのピグスターを封じる時に使われた「封印の鍵」を代々守り続けているのが、ゼピュロス王国の隠された使命だと伝えられていた。
しかし世界を滅ぼすまでの巨大な力のピグスターを我が物にせんと企むものがねらっているため、常にゼピュロス王国は侵略の危機にさらされていた。
武者修行の旅を続けているロケットナイトのスパークスターは師匠の仇である黒騎士アクセルギアの噂を耳にしてゼピュロス王国にきていた。
そこへ突然、近隣の新興軍事国家デボチンドス帝国が侵略戦争を開始してきたのだ。
機械兵器による帝国の攻撃の前にゼピュロス騎士団は総崩れとなり、王国は崩壊寸前であった。
帝国の攻撃の影に宿敵アクセルギアの存在を直感したスパークスターは、火の手のあがったゼピュロス城に向かったのだった…。