長い時がたち、地上には神に変わり人間が台頭していた。ゴールデンアックスもすでに神の手を離れ、人間によって治められていた。
悪しき巨人の生き残りの一人、デス=アダーは人間をだまし、これを奪った。その時、闇の力は解放され、再びこの世は地獄となった……。
ファイアーウッド王国が、デス=アダーに滅ぼされてから6年の月日がたった。待ちには戦いの傷跡が生々しく残り、どの店も寂れていた。
うらぶれた、とある酒場のカウンターに三人の男女が座っていた。一人は筋肉質で屈強そうな男、一人は白い髭を生やしたドワーフ、もう一人は淡い栗色の髪をした美しい女性であった。一同はしばらく黙っていたが、屈強な男が他の二人に向かって口を開いた。
「ここから先はデス=アダーの支配地だ。生きて帰れる保証は何もない。やめたいなら止めはしない」
「覚悟はしてるさ!」白い髭の男が笑いながら言った。
「一人でも行くつもりよ!」美しい女性も同意した。
三人は、誰とはなく席を立った。いま、三人の戦いが始まったのだ――。